見出し画像

めんどくさいが面白い。子どもとの暮らしから教えてもらう日々

幼稚園教諭、プレイワーカー、森のようちえん保育士など、子どもの育ちの傍らにて14年目、まだまだ学びの日々。
現在は「こどもの遊びと育ち探検家」として、4歳と1歳の我が子と、暮らしの中での未知との遭遇を楽しみながら、世界中の子どもたちの幸せな暮らしと育ちについて、ぐるぐると思考し試行する日々。


なにつくろ〜
台所で思考停止状態でぼーっとまな板を見つめていたら、4歳長男がいそいそとやってきた。

「ぼくもやるけー」
「何か切りたいなー」

冷ごはんが溜まってきたし、野菜の切れ端も溜まってきたし、卵が3個残っているし、今日はオムライスでも作りますかね、と提案すると、

いいねぇ、と言ったそばから
「僕は何入れよっかなー」っと野菜室を開けて物色。
「これとーこれとー」

え!
小松菜にシソ!
そして蒸し大豆!笑
オムライスにそれは斬新すぎる。
いや、でも意外と美味しそうかも〜

小松菜を手で千切る。
手際よい。
「けーけー用に潰しとくねぇ」
1歳の弟のために、大豆を手で潰してくれてる〜笑
豆はのどに引っかかったらたいへんだもんねぇ。
そして母が納豆とかよくやってるもんね(笑)手抜き離乳食すぎるのがバレバレ笑

「もうちょっと何か入れたいんだよねぇ」と再び冷蔵庫をガサゴソ、
「ニラもいれよー」

わお!香味野菜多め(笑)

冷凍庫からお肉取ってくれる〜?
「はーい。」

なんだか、かなり謎の料理にはなりましたがなんとかかんとか食卓に並べる。

「大盛り食べるけー」
「みんなの分もよそうけねー」と皿に持ってくれ、
机まで運ぶと、さっさと椅子に座り
「いっただっきまーす。」

最近「自分でたべれーん。食べさせて〜」が続いていた夕飯時、
驚くようなスピードで平らげておりました。

おもろいなぁ
暮らしの力。

疲れたしー暑いー
外に食べいくー?
ポロリと出かけたけれど、

家で作る、わざわざの醍醐味はこういう瞬間。

時々はお金で楽を買うけれど。
喜びを買うこともできるけど。

でも、突拍子もないけれど、その日その時の、気分やお互いのコンディションやいろんな要因によって起こる化学変化的な一期一会の出来事、
この面白さを味わっちゃったら、いろんなことをあえて、わざわざとやることに価値があると思えちゃう。

面倒くさいがおもろい。
楽は楽だけど、面白さは浅いんだ。

面倒くさいはどこまでも面白さが広がる。

何かきっとおもろいことが起こっちゃう。
そう信じ切れるから、やれちゃう。

いいなと思ったら応援しよう!