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総合病院へ
紹介状をもらい、予約してやっと総合病院を受診できました。
徒歩で20分くらい、涼しい夏の日でした。
今までしたことのない色々な検査をして
心臓の弁に雑音がすると言われていたので
呼吸器系の先生に最初に呼ばれたけど異常なし。
血液結果が気になるからと血液内科に回されました。
そして採血結果を見せられ、
ヘモグロビンの値が5.8で異常に少ない数値であると伝えられました。
後から知った話だと白血病発覚時の多い例は白血球が異常に少なかったり、多かったりすることが多いようで私はヘモグロビン以外は正常値でした。
ヘモグロビンは9くらいでも貧血症状を感じるくらいなのに、私は5.8で異常に少なかったのです。
先生に今まで普通に過ごしていたのが奇跡だと言われました。立っていられないくらいの数値だと。
きっと気合いで踏ん張ってただけなんだと思います。あと徐々にヘモグロビンが減って行って体が慣らしていたのかななんて思いました。
血液の数値が異常だから急遽骨髄検査をすることになりました。
骨髄検査=腰のあたりから麻酔をして針で骨髄の中の骨髄液を採取する検査
採血ではわからない骨髄の異常がわかる検査です。
訳もわからず腰を針で刺されて味わったことのない痛みに耐えました。
その後安静にしている間に先生がきて
骨髄検査の結果はすぐには出ないけど
ヘモグロビンは低すぎるから輸血しましょう
と言われました。
人生で一度も輸血したことがなかった私は
急な出来事でパニックに、、
母に連絡したら母もパニックに、、
人の血を入れるということにかなりの抵抗感がありました。
先生と母との一悶着があり、とりあえず点滴だけして帰ることにしました。
帰り際に輸血を拒否し、自らの意思で帰って何があっても病院を訴えないと誓約書にサインして帰りました。
今思えば白血病は輸血がなければ生きていくことができない命綱です。
献血してくださる方々のおかげで生きられてると感謝してもしきれないです。
この日はまさか白血病なんて思わず
極度の貧血かなーなんて安易なことを考えていました。