自分スペースを持つということ
新居に引っ越してから、自分の部屋や机を持たない私はずっとマイデスクやママスペースに憧れていました。
新居に自分の部屋はいらないと思っていたけれど、やっぱり自分だけの空間が欲しくなるものです。
私の本や雑貨などで溢れていくリビングを見兼ねて、「自分専用の本棚を買ったら」と提案してくれたのは私より整理整頓好きな夫です(笑)
マイデスクは場所を取るけれど、本棚だったら廊下脇にちょうど置けるスペースがある!!と夫の提案を快く受け入れ、いざ家具屋さんへ。
しばらく探していると、少し傷ついてしまっているけれど、定価の半値になっている本棚に目が止まりました。
隠し扉付きの棚が3ヶ所、扉無しの棚が3ヶ所、深い引き出しが4つで収納力抜群!!そして落ち着いたダークブラウンに銀色の取っ手とシンプルなデザインで家の家具にも合います。
数カ所傷があり、ダークブラウンの表層部分が少し剥げてしまっているのは、組み立てる時や運搬する時に、ちょっと乱暴に扱われてしまったのかな〜。でもそこまで気にならない程度の傷だったので、そのまま購入することにしました。
今までは家具は買うなら新品、傷ついたものは買えないと思っていたのに、今は傷がある物も味があってむしろ良いかもと思えるようになりました。しかも元の半値で自分のお気に入りスペースを作れるので、値段以上の価値と愛着を感じました。
帰宅後、購入した棚に約150冊のお気に入りの本や絵本をざっと並べ、引き出しには好きな香りのアロマオイルや美容グッズ、ついつい集めてしまった綺麗な石達、可愛いマスキングテープや便箋などを入れてみました。
自分の好きな物達でどんどん埋まっていく棚はあっという間に自分だけの特別な場所となりました。
楽しくてワクワク作業をしていたら、幼かった少女時代を思い出しました。初めて買ってもらった机の引き出しにキラキラしたビーズやガラス玉、可愛い髪飾りやお気に入りの消しゴム、友達からの手紙や便箋シールなど、大切な物を仕舞う時みたいな感覚です。
自分の好きな物だけで埋め尽くされる棚は、こんなにも素敵な場所になるんだなぁと、忘れていた感覚が取り戻せた気がして、棚を眺める度に幸せな気持ちになります。
家の家具は「新品でなければ」という価値観がちょっと緩んだお陰で、素敵な自分スペースをお得に作ることができました。
部屋に色々と散らばっていた私物が1箇所にまとまり、頭の中も整理整頓されスッキリしました。
自分スペース、良いものです。
「棚さん、うちに来てくれてありがとう。」
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