市長選ゲームの発端と参加を重ねて今思うこと。札幌でのリアル、オンライン開催の感想も R5.10.22記
感謝してます!ネタバレを避けるため、どこまで市長選ゲームに関することを書けばよいか、といつも考えます。最近は、各地減税会でも実施されるようになり、先日はオンライン開催も実現しました。私もプレイヤー参加5回(みどり子3回、いなほ1回、圧力団体1回)、オーディエンス参加は4回くらいだったと思います。少しずつネタバレさせていると思います笑 まぁでも、これはやはり実際プレイヤーになってみて、初めて色々感じるところが醍醐味だと思います。
市長選ゲームが始まったきっかけから、全国へ広がっていった経緯
まだ参政党に所属していた令和3年4月頃?、”ディプロマシー”というボードゲームが埼玉減税会主催で行われました。ディプロマシーとは、ヨーロッパ各国にチームが割り振られ、海軍と陸軍の駒を、第一次世界大戦当時の春と秋、という2回のターンで領土に攻め込むというゲームです。特別ゲストに裕哉様と中川コージ先生をお招きし、お二人の音声をピンマイクで録音してゲーム攻略のコツを学ぼう!という企画でした。
ペア決めで、なんと裕哉様担当オーストリアチームの籤を引き、そして優勝!笑 その時の動画はこちらです笑
その後、日本維新の会、浅川義治さんが10月に衆議候補として演説会を開催。裕哉様が弁士として呼ばれました(実は私も演台でお話しました)。
なんとその日は、台風直撃と、裕哉様に爆破予告が届くというアクシデントが重なり、減税仲間は数名のリアル参加でした。演説会のあと裕哉様と一緒に食事をしたとき、ディプロマシーまたやりたいね、と話していると、裕哉様が、昔作った「市長選ゲーム」というのがあるんですよ、と仰います。自分が市会議員になる政治ゲーム、というのです!ディプロマシーよりもっと身近な話題で楽しめそう!是非やりたい、と盛り上がり、11月にさいたま減税会主催で初めて体験しました。
その後、一国民の会「ややリバ」でこれを一国民の会として全国に広げていきたい、と仰るのでびっくりしました笑 どうするのかな?と思って一国民の会事務局に問い合わせしたところ、「あやさん、お願いします笑」とご本人から返事がきて、えッ?笑っとなりました。
そこで減税イベントチームを立ち上げていたBettyさんにご協力いただき、湯河原で市長選ゲームを企画しました。これが、最初で最後の一国民の会協賛の、市長選ゲームとなりました。
https://youtu.be/k7XHsUO3MHs
その後は、減税イベントチームさんが呼びかけされたこともあり、各地で市長選ゲームが開催されるようになり、行けるところへはどこへでも行きました。私のYouTubeチャンネル「減税あやさん」のライブラリ「楽しい時間」「活動報告」などでもVlogや、マガジン「日本の減税草の根運動史(ただし減税あやさん目線笑)」をご参照ください。
札幌減税会の市長選ゲーム!
直近でのリアル参加は、令和5年10月1日の札幌減税会主催イベント。オーディエンスとして参加しました。
裕哉様にいつも会うたびに「ゲームマスターできるでしょ?笑」と言われてしまいます。これだけ経験してたら、そりゃそうならないとダメなのかもしれませんけど……(;^_^A
今回は女性参加が多く、女性が男性役を演じる、というパターンを初めてみました。令嬢子さん登場も初めてだったと思います。パカさんの奥様が反骨精三役でした。ご本人と役柄が正反対で、若くて可愛くて全く政治には詳しくない、と仰る奥様でしたが、見事に演じ切り、最後は市長選にも立候補していました!政治的能力が開花したのでは?!
中道ぶれぞう役はKitanoさんで、これもまた見事にブレまくっていて笑、大変ゲームが盛り上がりました。このゲームは設定された役を的確に演じると盛り上がります。最初はどうしても、素の自分から抜け切れず「行税改革と減税、小さな行政」のことを言いたくなってしまいます。しかし、設定として減税議員は存在しないのです。なぜ存在しないのか、は、そういう設定だからです笑 そして、なぜそういう設定になってしまうのか。。。。
今回みていて、長いものに巻かれるのは本当に楽ちんだなぁと、改めて実感しました。GMから刺されないし笑 議員や圧力団体との関係もスムーズ。増税、バラマキを言うこと、与党や市長などの権力内にいることは楽です。んーでもそれで自分はワクワクするかなぁ。。。?
権力とは結局、徴税権をもち、分配する範囲を広げることなので、分配ではなく減税を求める、ということはすなわち、権力に抗うことになりますよね。権力を求めないタイプであれば、抗う道を選ぶことになります。
内山会長はじめ、今、自由主義陣営の旗手として私たち減税草の根アクティビストを牽引してくださっている方々は、この困難な抵抗をずっと続けてきてくださっていたのだなぁと、市長選ゲームをみてまた腑に落とし、感じることができました。
市長選ゲーム普及実行委員会主催オンライン市長選ゲーム!
以前からオンラインでできるよ!と裕哉様が仰っていました。この度、それがとうとう実現しました。プレイヤーに九州在住の方もいたので、当たり前ですが、あ、本当に全国から参加できるんだな、と思いました。
主催者は、市長選ゲーム普及実行委員会で、中の人はにいがた減税会さんです。
リアル開催と違うところは、食事も各自で取れますし、オーディエンスはとにかくメリットが大きいです。寝てても大丈夫ですし笑、プレイヤーの表情もよく分かります。物理的な面でとても楽ですね。
今回は元気なプレイヤーが多く、立候補者が市長のほかに3人も出て盛り上がりました!緑まもる子評論家としては笑 今回は大変衝撃的な事実が明らかになりました笑 大仏党を取り込もうとしたのか?最後まで態度を明らかにしない態度!笑 いままでのまもる子に無い振舞い方でしたね笑
改革一番さんも重要プレイヤーです。様々な立場になれる可能性を秘めているポジションなんですね。私の地元にもリアル改革一番さんがいます笑 めちゃめちゃ政党に気を使ってるんですよね。今回のプレイでも誰か政党から電話がかかってきてたな。。。
今回、中道ぶれぞうさんが、全然ブレないでずっとプレイしていました笑 しかし、最後には離党して新しい会派を作り立候補する、という、これもちょっと今までにない流れ。GMいわく、オレ、なんでこの党にいるの?っていう議員みたいな感じとのこと。立憲民主党の良識派、と呼ばれるO議員のことを思い出しました。。。O議員は、神の差配に従ったんです笑 と仰っていました。議員でなくとも、人の運命は自分で選んでいるようでいて、実は神の差配、なのかもしれません。
神の差配、といえば、今回は”あの重鎮”がGMにより、大事な局面でお倒れになるという運命が!地元のドンが倒れると一気に様々な事情が変化し、不利だった形勢を逆転できそう?になったり、当てが外れてガクっとなったり。。。でもリアルでこういうことはあります。GMは、実際にあった政治的な出来事を肌で感じ、経験してきたからこそこのような運命を土壇場でゲーム上に投げることができるのかなぁとも思いました。
また、オーディエンスはコメント可でした(頻度や限度の様子を見ながら)。リアル観覧ではコソコソ話ですが、コメントですとプレイヤーにダイレクトに伝わる点が大きく違います。プレイヤーに対してネタバレや、アドバイスになってしまうようなコメントは控え、リアルオーディエンスのように、笑ったり、驚いたりする歓声をコメントで再現し、場が盛り上がるようなコメントを心がけました。たまにプレイヤーやGMから返信やお返事をいただきました。リアルではなかなかないことなので、嬉しかったデス!
また次回もあるそうですので、お楽しみに。
プレイヤー4回、オーディエンス4回を経験した私が今思うこと
GMも経験だと思います。最初からはこんな風にはできません。そして、役者の相関関係の知識以上に、GMになりきり、ゲームと割り切って、プレイヤーがアワアワと汗水垂らしていても、非情な一言をニコニコと平気で伝えられる胆力が必要なのかな、と思いました。ニコニコ、はポイントです。威張った感じや、ポーカーフェイスでやられちゃったらちょっとマジで雰囲気悪くなるんじゃないかな、と笑
先にご紹介したディプロマシーは、恋人同士はやってはいけない、と言われています。なぜなら、ゲーム上で恋人が裏切ったりするので、それが尾を引いて別れてしまうんだそうです。市長選ゲームでも、GMがどんなに非情なことをやっても、ゲーム後は許される人柄であることもポイントなのかなぁと思います笑
リアル開催ですと、地元の方の参加率が高くなり、市長選ゲームを通して地元の社会的および政治的状況に引き寄せてGM(渡瀬裕哉氏であることが主)がお話してくださる、というのも醍醐味です。また、昼食のお弁当は、主催者が地元ならではの凝ったお弁当を用意してくださったり、湯河原減税会(仮)主催のときは、豚汁をつくってくださって感激しました。裕哉様的には凝ったものよりも、単純な ”〇〇弁当”的なほうが有難いそうです笑(手の込んだ料理は苦手、という超偏食さんなので笑)
立候補演説は、支援者と一緒にマニフェストを相談したり、みんなの前でリアルに演説した思い出はなかなか得難い経験になりました。
緑まもる子として立候補したのですが、緑守る子は当選1回で環境団体に押されて当選した設定です。環境左派勢力よろしく、経済効果や地域の発展など無視して「環境破壊反対」だけを言い続けていればよい、ということがどんなに楽かわかりました。最初にプレイしていた頃は、他のことまで考えて自滅していました笑 環境や福祉は一見”善”なので、その中身はともかく言い易いのです。そして、ワンイシューというのもとても楽です。そのことがわかるまでに3回のプレイを要しました笑 他にももし、六本木進次郎を3回プレイしたら、進次郎のエキスパートになれるんじゃないかと思います笑 そんなエキスパートだけでゲームをやってみたらどうなるかなぁ笑
裕哉様は、さすが目の付け所が違い、各地のプレイヤーの雰囲気の違いまで感じるそうです。地元の空気感も作用しているかもしれませんね。このゲームの舞台である静岡県で開催されたことも感慨深げでいらっしゃいました。
この市長選ゲームは、減税団体も存在していない、日本の昭和55年体制で築き上げられた今の政治状況が明確に設定されています。このゲームを最初にやったとき、議員より圧力団体のほうが面白い!と思いました。そしてそれから2年経ち、今まさに各地に減税圧力団体がうまれ、地元の議員にアプローチしています。2年前には想像もしていなかった状況です。千葉減税会で福嶋いなほ、だったとき減税団体が挨拶に来たのを追い返したことがあります。役とはいえ辛かったです( ;∀;) これからこのゲームの設定も書き換えなくてはならなくなる日がきっとくるでしょう。
政治は数であるという現実、そして、政治家は義理と人情、貸し借りと裏切り、隠せない世界を嫌というほど味わうゲーム。そして「演じる」戸惑いと楽しさ笑 市長選ゲーム。まさに、生きた教材ですね!笑
減税あやさん