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秋ピリカに挑戦して分かったこと

秋ピリカとは

訳も分からず、応募したこちら↓

正直、
賞がどうとかなんてコレっぽっちも
考えていなくて

参加することに意味がある!的な……

言ってみれば、
たまたま通りすがりに
「素敵だな」と思った店にふらりと
立ち寄ってみたような感覚でした。

偶然というか……気まぐれというか……
そうとかしか言いようがない。

丹精込めて作品を作る応募者さん
その作品に向き合っているピリカの関係者さんから
不埒な人間だと批判されても仕方ない。

そんないい加減な応募者の私だからこそ
今回初めて応募してみてどうだったか
振り返ってみました。

そして、気がついたことが大きく3つあります。

1つ目、

扱う題材と字数が決まっていたので、
とても書きやすかったなということです。
合わせて、2~3時間くらいで書き上げました。
(見直しも含めて)

2つ目ですが、

表現する楽しさと学びがありました。
読んでもらうのが大前提なので
読んでくださるの方の目線を意識して書くという
意識付けが出来ました。
コレって当たり前なの話なのですが……
私としては、いつも難しいなと感じてるのです。

そして、3つ目は

なんと言っても、
書いたものについて「お手紙」という形で
作品の感想、総評をいただけた嬉しさ。
「なるほど、そう読み込んでくれたのか!」
「そんな風にう読み取ってくれるなんて!」

嬉しさと気恥ずかしさとが入り混じってはいますが
嬉しさの方が断然上回っています。

このお手紙は、
私に喜びとともに新しい一歩を踏み出す勇気を
与えてくれました。

その新しい1歩とは、
少ない言葉で伝えるということ。

手始めに、私が切り取った日常を
言葉にしてみました。

「雪国に住む人々」


雪国に住む人は知っている
冬の朝、妙に外が静かだと
それは雪が降り積もった合図だと

雪の降らない地域に住む人は
おそらく知らないだろう
全ての音を雪かすっかり飲み込んでしまうことを

雪が敷き詰められて、
白以外の色が見当たらない世界では
あまりの白さが眩しすぎて
目を開けていられないことを知っているだろうか

美しさとともに自然の厳しさがそこにあることを
経験したことがあるだろうか

外に出て雪道を歩いてみるとき
つい誰も踏んでいないところを
探しては歩き、探しては歩きしてしまう楽しさを
味わったことはあるだろうか

そうして、冷え込む夜に
私のあの足跡は明日も残っているだろうか……
それとも、狐や鹿の足跡に
消されてしまっているだろうか……
そんなことを想像してみたことはあるだろか

倉本 あや子

お手紙をくださっためろさんへ感謝をこめて

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倉本あや子
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