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私はどう生きていきたいの?

私の欠点


私は、幼い頃から何かにハマったことが一度もない。
母にいくら聞いても「Ayaはこれまで何かを欲しがったことも、何かに執着しているところも見たことない。友達にも、恋人にも、モノにも。何もかも。」と、そう言われてきた。
確かに、私が小学生の頃、「ニコイチ」「サンコイチ」という言葉が流行っていたが、私からその言葉を発したことは一度もなかった。
その時々で仲の良いお友達はいたが、ずっと飽きずに誰かと一緒にいることはなかった。今日は誰々ちゃんと遊んでくる、明日には違う子と、とコロコロ変わっていたのだ。

彼氏ができても、その彼氏のことが好きで好きでたまらなくていつでも会いたくてその人の一言一句で落ち込んだり喜んだりなど感情が揺さぶられる、なんてことはほとんどなかったし、その時々で追いかけているアーティストやアイドルはいたけど、熱愛が出て担降りするとか地方までライブを観に行くとかグッズを揃えるとかもない。

そこまでの情熱を何かに注いだことがなかったからこそ、就活の時の自己分析は本当に悩んだ。
好きな事を仕事にしたいと思っていたのに今まで何にも執着したことがなかったせいか、本当に何も思い浮かばなかった。

そんな何もない自分に当時は少しだけ落ち込んだ。


だからこそ、自分自身で勝負をしなければならない無形商材を扱う業界でスキルを磨いておこうという考えに至り、人材業界を志望した。

執着しないことは果たしていいことなのか、はたまた悪いことなのか、私にはわからなかった。
ただ幸いに、一人っ子で小さい頃から両親の愛情をたくさん受けて育ったからか、自己肯定感だけは低すぎず、高すぎないちょうどいいバランスで今まで生きることができた。


小田切ヒロさんとその師匠


そんな中今の自分に刺さる、一つの動画に出逢った。
それは、小田切ヒロさんがYouTubeで登録者数が50万人突破の祝いに、ヒロさんの師匠である藤原美智子さんをお呼びし、対談された動画だ。



そもそも小田切ヒロさんは、これまで毒親に育てられたり、信頼していた方からの裏切りなど壮絶な人生を歩んでこられた方だ。
自分が痛みを知っているからこそ、人に対して愛情を持っていてかつ、力強いけど一方的ではない言葉にハッとさせられるし、とても説得力のある人格者だと感じている。

そんな小田切ヒロさんの師匠ってどんな方なんだろう、と思い見た動画。
藤原さんは60代くらいの本当に内面から発光しているような品格のある、美しい女性だった。
話すととっても柔らかで、こんなに自分の芯や軸を持っているのに、強すぎる印象は全くなかった。むしろチャーミングな方だと感じた。
師匠だからって驕らず、自分の実績を語るわけでもなく、自分が大切にしてきたことや経験、考えを愛ある指導で弟子に伝えてきた方なのだと。

そんな藤原さんのことを小田切ヒロさんは、執着がなく潔い方だと仰っていた。
メイクだけでなくライフスタイルや考え方、内面まで「美」を軸にしてそこに向かって極めてきた方。
そして、その時々で今の自分に必要なものと不要なものを定期的に整理して、今の自分に必要では無いものを潔く手放すことをされてきた。
だからこそ、無駄のない美しさを藤原さんから感じたのだと思う。


潔さと執着と品格


今の私は、正直執着心がないだけの人間だと思う。
だけど、その上で自分の「好き」や「軸」を確立していき、シンプルにそれを極めていくことが必要なのかもしれない。


「自分の好きを知るには、ファイルを作ること」と藤原さんは仰っていた。
私も、自分の「好き」や「心が動いたこと」にちゃんとアンテナを張って、可視化できるように記録していきたい。


それはきっと後で大きな財産になる。


そこに気づいて継続できることが「品格」に繋がるのではないか。
執着しないことも、強みとなり一つの個性となり、それが魅力になる。


そして、そんな自分自身にずっとワクワクして生きていくことが、
人生の醍醐味なのかもしれない。

自分のなりたい人物像や、生き方が少し見えた瞬間だった。


執着がない性格を愛するということ

この対談動画は、人生観だけでなく、仕事に対する姿勢などこれから社会人になる方にも、今の環境を変えたいけど変化を恐れてしまっている方、もっと良い仕事がしたいと思っている方、本当に様々な人に刺さる、とっても良い動画だったのでぜひお時間ある時に見ていただきたい動画だった。

「やりたいことがないから」「今の会社は安定しているからこのまま行けば安泰な暮らしができると思うから」「ここまで来たら今の会社で育産休を取ってしまった方が得だから」そう考えてしまって一歩踏み出す勇気が出ない女性は多いと思う。実際に沢山見聞きした。
ただ、そのまま歳を取った自分に果たしてワクワクするのか、何を持って暮らしは安泰とするのか、本当に考えるべきタイミングはいつでも遅いということはないと、二人の対談を見て思わされた。

私も、「キャリア」という点から、もっと人生にワクワクしていて内面から美しくなる女性を増やしたい。
そのために、私自身が素敵な女性になる必要があるから、とことん何でも挑戦していきたい。

自分の執着心がないこの性格を愛して、日々進化させて、人に還元できるようなそんな愛ある人間になることが今の目標となった。

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