【日記】2024/08/04 年の離れた親友の誕生日
今日で御歳63になった友達。
私の数少ない友達の中で一番年の離れた友達。
知り合ったのは私が20代の頃。
彼は元上司で、派遣で入った私に仕事を依頼していた人。
なぜそんな人が親友になったのか。
理由は単純で、とても笑いのツボが合ったから。
私が他人に心を開くポイントのひとつとして、笑いのツボは結構大事。
そればかりを意識しているわけじゃないけど、知り合ったばかりの緊張状態がふわっと緩むキッカケは、笑い合えるときだったりする。
Nさんと入社したばかりの私が一緒に歩いていたら、後輩がすぐ寄ってくる。
結構天然なNさんは後輩からも結構いじられていた。
後輩「Nさん、なにしてるんですかー?あれ?今日は女の子が隣にいますやん。」
N「おぉ、お疲れー!せやねん、今週から入ってきたさかささんやでー。」
後輩「そうなんやー。まるで親子やなー!笑
さかささん、Nさんがちゃんと仕事してるか見張っててなー笑」
私「え?(笑)あ、はい!見張っておきます!笑」
N「ちょっとーー酷いなーー!笑」
こんな調子で、Nさんの周りにはいつも人が寄ってくる。
Nさんと一緒に仕事することが多かった私は、よくNさんと歩いていたので、自然とNさんの周りにいる社員さんと仲良くなった。
最初はちょっとおもしろい上司、Nさんからしたらちょっとおもしろい派遣社員、そんな仕事仲間だった。
Nさんは、苦手な人はいるものの露骨に悪口をいったりすることはない。
上手に自然と距離を取る。
とにかくトラブルが嫌いで、繊細で、気遣いの人。
気を遣いすぎて、言ったほうがいいクレームも言わないし、よほどなことがない限りNOとは言わない。
主張しないタイプ。
笑いのツボが劇的に合い、くだらない事で腹を抱えて笑い合う私たちはどんどん仲良くなっていき、私は自分と同じような価値観の友達をNさんに紹介して、かれこれもう10年以上3人で仲良くしている。
季節のイベント、誕生日、ちょっとマクド行こーとか、気軽に誘い合える仲になった。
そんなNさん、定年を迎えてほとんど自宅で過ごすようになり、出歩くことを面倒くさがることが増えた。
出歩くことが面倒くさくなる気持ちは私もよくわかる。
物事への関心が薄らいでいってることが、会話からわかることも増えた。
グループLINEの返信もかなり減ったし誤字も目立つ。
年老いていくNさんをみていて、もう1人の友人と勝手に要らぬ心配をしている。
「健康管理で痩せた」とNさんが言っても、食が細くなってきたことと重ねて心配したり。
そんなNさんの誕生日をいつもの3人でお祝いしてきた。
Nさん、いつまでも元気で!
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