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年賀状じまいと終活と
父親からの年賀状作成依頼で実家に帰省していたんだけど、結局来年も数人には出したいとのことで、来年も年賀状作成依頼は来るらしい。私としたら5枚でも50枚でも一緒なんやけどね。
最近父から、言うところの終活のような確認事項のLINEが来たりする。父は現役時代に小さな会社をやっていたので、引退した今もそういった段取りはとてもしっかりしていて、ありがたいことに私に迷惑をかけることがないようにと考えてくれている。
実家のここの引き出しにこういうものがあって……とか、3年前くらいに言い出したときに、
「まだそういう話は聞きたくない。聞いた途端、倒れるようなことになりそうで嫌だ。」
そう言ってはねのけた。
それから3年ほど経ち、ありがたいことに両親共に薬はいろいろ飲んでいるけど、元気にしてくれている。
だけど、親と同世代の芸能人が亡くなったり、友人との会話の中で両親の体調の話が出たり、目を背けるのも限界が来たような気がして。
年賀状じまいやら、急に死んだらこの人に連絡を取れだの贈与税だの家の権利だの、父が全て管理していたものを私に移すためのアレコレを、専門家に依頼してやっているそうなのですよ。もう、聞きたくないで逃げられない年齢にもなってきたから、言われたことに関してはしっかり聞いといた。
父にとって私は年賀状依頼はするものの、いくつになっても少し頼りない娘で、父として娘に心配をかけたくないと思ってくれている優しさが嬉しいんだけど、ふとした時に涙が出てくる。いずれ私が実家に住めるようにと、お風呂やトイレのリフォームも最新のものにしてくれたり、面と向かって感謝の言葉は言えないけど、とてもとても優しいのです。
そんな父の送り迎えでの帰省で、またお正月には帰るんだけど、当たり前に、またお正月!っていつまでも会えたらいいんですけどね。年齢関係なく、いつ誰が倒れるか分からないし、先のことを必要以上に恐れなくてもいいとは思っているけど、いろいろ考えさせられる週末となりました!はい!