英語学習と費用のこと


オンライン英語講師の仁科綾子です。

今日は、英語を学校以外のところで学ぶ際に必要となる費用について、考えてみたいと思います。

大手英語教室集団授業の2倍が同レベルの生徒さん向け個人レッスン価格…
大手学習塾英語授業よりも、英語専門塾の方が講師のクオリティは高い…
知名度が低いながらもしっかりとした指導をしてくれるので、たとえ授業料が2倍であってもそれだけの価値はある…
ネイティブによるオンライン英会話は一見すると低価格にみえるが、1レッスンの時間が短いので効果が感じられるまでは、ある程度の受講回数が必要…費用も…
…という感じです。

ただし、どの方法にも言えることですが…

「英語学習を教室任せにすると、結局課金しただけで力はつかない」
とは思います。

もちろん小さいお子さんの能動的学習は無理かもしれません。
そこで…保護者様の「大人の智慧」を授けてあげて欲しいのです。

英語教室に通わせる…良い選択だと思います
だけど…そこで「丸投げ」しないで!!
それだと、とてももったいないことになります!

…保護者の皆さま…お教室選びも大変だったかと思いますが、そこがゴールではありません…是非是非、お子様と一緒に受講している気持ちで伴走してあげてください…


ここでは学習者やその保護者様、講師側の視点からお伝えできればと思います。

そして…私の英語授業では…
「ワーキングママにとって現実的な料金設定」
を目指しています。

今回の記事を参考に、今後の学習方法についてご検討いただければと思います。

(余談ですが…2024年10月から社会保険料にまつわるルール変更がある他、毎年恒例の「○○○円の壁」問題など、女性を取り巻くお金の問題は次々に…講師として常々想うのは「同じ金額でお納め頂いている授業料を、みなさんこの荒波に抗いながら捻出してくださっているのだ」ということです。本当にありがたいことです。それだけに講師側としても有意義なレッスンを…とおもいます。)

余談なのに、なぜか太字…気持ちの強さの現れです


<この記事を書いた人の英語学習への課金歴>

中学1年から高校3年まで、英語塾に在籍。高校3年間は休みがち。
(音大受験にあたりピアノ実技の習得が優先事項だったため)

大卒後、合唱団専属ピアニストとして毎年「第9」のリハーサルピアニストを務める過程で、外国人指揮者とのやりとりが必要になったため、近くにあるワンコイン英会話教室に半年通う。

以後、英語学習は独習。英検準一級、TOEIC810、英単語検定一級、すべて独習で取得。コーチング、学習カウンセリングなしで自己管理の下学習。教材はすべて「嗅覚」を頼りにX(旧Twitter)やYouTubeから、都度自身に最適のものを選定。

教材は中古も大いに活用。CD欠品のものも、書籍本体に魅力があればこだわりなく購入。KindleUnlimited最大限活用。CNN  English Express バックナンバー不定期購読。

以前は図書館も利用。最近はネット情報優先。今後多読関連書籍を閲覧したい時には図書館利用再開かも。「The Economist 」のバックナンバーを時折借りて、自身の成長(語彙力、読解力)を確認するのに使っている。

100%独習するスタイル

本当はこれが1番でしょう。
しかし「もしこのやり方が間違っていたら?」「遠回りなんじゃないかな?」など、不安がよぎった時に、人は何かに縋りたくなるもの…おかねを払ってでも…

…成果を求めるにあたり、期日期限を設けない。一生やり抜く…

そう決めておられる方がありましたら、この方法一択かと思います。
英語学習には、質とともに量も必要です。だからこのマインドは必須です。

実は私はこのスタイルです♪

将来、格上の諸先輩にご教示頂くことが出てきたとしたら…
それは、それまでの自分の研究結果を「投げに行く」と言いますか…「壁打ち」しに行く…大御所の胸を借りて…そんな場面になるかと思います。

資格試験合格を目指して…というのであれば、情報は既に手元にありますので。



週1グループレッスン

小学生や幼児対象英語教室や学習塾の英語の授業などがこれにあたります。
ここで「丸投げ」が起きやすいです。注意です!
「行かせてるから安心」と…学童保育の延長に英語教室を使っていると、子どもの安全は確保されますが、英語の能力は伸びません。
ワイワイガヤガヤの中で週60分…これで英語習得は無理です♪

ではどうすれば?…

小さいお子さんは特にマンツーマンのレッスンがおすすめです♪



週1個人指導

集団よりはずっと効果が高いでしょう。なぜなら「しゃべれているかしゃべれていないか、ごまかしがきかない」というところが1番大きいです。

子どもが集団英語授業を受けていると「全然理解してないけど、お友達が言っていることをただひたすら横で真似する」というケースがしばしば見られます。講師が授業中にひとりひとり当てていけば良いのですが…インプットをたくさんさせなければ…という授業スタイルにおいて、この「ひとりずつ当てて答えさせる」時間はほんの少ししか取れません。

だから「1:1で向き合って、本当にわかっているか確認しながら授業を進める」ことのできる授業の方が断然良いです♪

4技能網羅した授業

うちはコレです♪しかもマンツーマン♪

…というと、宣伝になってしまいますが…
ただし、英語を「4つ」の項目に細分化すべきではないというのが私見です。

リーディング素材は音読する
文構造が複雑な素材は、筆写して心に染み込ませる
(もちろん辞書も引く)
(苦手な文法項目はすぐに調べて復習する)
リーディング素材だって「音声再生ソフト」を使えば、簡易なお手本は手に入る
読んだことのあるフレーズを使って日記を書く
日記で書いた事のあるような事を喋る

…もしも学習者が、授業を受けながらこのように考えて、出された課題以上のことを続けていけば、爆伸びします♪

これを軸として、半年単位で「ライティング強化期間」「スピーキング強化期間」を設けていけば、「4技能を」「網羅〜〜〜!!!」とかいう余分な力は抜くことができると思います。



ネイティブによるオンライン英会話

ネイティブと話していて、どんどんネイティブの発音や表現が吸収できる人なら、ここに課金するのは良いことだと思います。

ただし、ネイティブ講師のオンライン英会話だと、講師側の指導者としてのマインドセットがどうなのか…実際にいろんな先生に当たってみるまでわからない。よくある「自分が話しやすい状況を作ってくれる、いい先生」というのも、実は指導者としての姿勢というよりかは「話しやすい空気を作ってくれる人」というケースがほとんどです。

そして、会話の根底にある英文法は自学自習の必要があります。つまり「会話に特化した学習に、いくらまでなら課金できるか?」という点を考慮されるのが良いかと思います。

(私は、前述した「ワンコイン英会話」は、ただただ「慣れ」のために行きました。切迫した事情があって慣れ&緊張回避の場面ではオススメです)


まとめ


  • 「4技能」を分割して考えるより、その根底にある基礎を学ぶ

  • 「どこに通うか」ではなく「『受講者自身が』何を獲得するか」

  • 教材は、買った以上は使い倒す(できれば教材費は少なく…

  • 「毎回の課題をこなす」という単なる受け身以上の積極性を持つ

…という姿勢があれば…費用対効果は上がると思います♪


※ここには挙げませんでしたが、「課題に取り組んでいるか、進捗状況は如何に?」という点を管理してくれる「1:1コーチング・スタイル」のサービスもあります。こちらはかなりお値段も張るようですから…自己管理ができれば、必ずしもこのスタイルでなくてもいいはずなのですが…資金が潤沢に用意できる方、かつ海外駐在予定があるビジネスマンの方で「ここはハズせない!」という切迫感をお持ちの方なら、活用されるのかもしれません。


今日はここまで…
長文にお付き合いくださり、ありがとうございます♪


ではまた♪
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