ソフトクリーム

　今日は【ソフトクリーム】の日らしい。まあ、あらそうなの。功を奏したとばかりに、あたしはたちまち大好物のソフトクリームを食べたくなってまずお昼にミニストップに行ってカップのバニラを買い、夕方、おじさんと行った喫茶店にて珈琲ゼリーのソフトクリームを食べた。
　幸いにもお腹が屈強ではない。ので、案の定おじさんと行った喫茶店でお腹をやばーいくらい下した。おじさんとやっと和解をする。
「付き合っている人がいるんです」
　おとなしめな口調で多少口ごもりつつけれどきちんと言葉にした。おじさんは、あ、そうなんだ。と、いう拍子抜けな顔をし、てゆうか、間違いが多いからさ、気をつけて。逆に叱咤された。
　確かに最近仕事でのミスが多かったしやる気もなく心ここにあらずで暑いし眠いしで『あ〜！もういやだ！』と、心の中にて怒鳴っていた。
　おじさんはそれでも優しく声をかけてくれがんばってと背中を押してくれる。プライベートなおじさんは嫌いだけれど仕事でのおじさんは好き。なのでそうゆうことになった。
　けれど、ソフトクリームが大好きでおじさんの前でも美味しかった。誰の前で食べても誰と食べても一人で食べても松坂桃李（妄想）と食べても美味しいものは美味しいのだ。
　ミニストップが無難に手に入り普通に美味しいけれど、不二家のはあっさりして美味しいし、寿がきやのはわりと濃厚でこってり。すぐに溶けないとことがいい。まるで今流行りのやけに濃厚のギリシャヨーグルトをほうふつさせる。ソフトクリームマイスターになれそうな勢いだけれど、目下、体重がやばいけれど、痩せる気配は一向にない。
　甘いものは糖分なのでそりゃ〜さ、肥えるよね。うん。
　わかってはいるけれど、食べている最中はそんなことまるで考えない。必死になってその濃厚さを口の中で魅惑的に味わい、思う存分堪能する。
　でなきゃ、食べる意味がないから。
　我慢するのはいや。けれど、デブいのもいや。人間はまったく利己的に出来ている。