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ANAからキャセイ乗継。スルーチェックインって出来るの?

今回、中国の海南島に行く用事があり航空券を手配していますが、意外と香港空港経由でのANAからキャセイパシフィック航空乗り換えについての情報が載っていない。
備忘録のためにも記録を残したいと思います。


海南島ってどこ?

海南島は中国最南端の南シナ海に浮かぶ島。『海南島』という名前は知らなくても『海南チキンライス』は知っている人も多いのでは?中国のハワイと言われています。中国を代表するビーチリゾートで1年中ゴルフを楽しめるというゴルフリゾートとしても知られています。
香港から飛行機で1時間半ほど。日本からの直行便はありませんが、上海や広州など中国国内の色々な空港から便が出ています。

香港経由で行くメリット

私はスターアライアンスマイラーなので、飛行機は基本的にはANA一択。ただ、今回は事情があり香港経由での予約を検討しています。

羽田から海南島海口空港まで

ANAで予約しようと思うと、基本は中国での乗り換え便しか出てきません。また、トランジット時間が4時間50分と中途半端…。先日、上海経由でヨーロッパから帰国した際は想像以上に大変だったので個人的には中国経由での乗り換えは避けたいです。朝10時に出発、19:45に到着と丸々一日移動に費やすことになるのも少し頂けないところ。

帰国便

帰国便も上海経由。今回は乗り換え3時間ですが、日本到着が早朝5:30とこれまた微妙な時間。
ANAのコールセンターにも問い合わせてみましたが、基本的にはANA経由で取れるのは中国経由のものしか無いとのこと。
また、価格も往復196,090円と目的地が近い割には可愛くない価格です。

そこで香港経由。

羽田から香港
香港から海口。1HKD=19円くらいなので35300円くらい。

朝はちょっと早くて8:55のフライトだけど、海南島には15:30に到着。ちょっとは観光も出来るかな。価格も約138,000円と6万円弱も安いです。
ということで香港経由でのフライトが大本命です。

一つ心配なこと。トランジットの時間が1時間半しかない!

そうなんです。12:30に香港到着。キャセイ便が14:05出発。ということで、約1時間半しかトランジットの時間がありません。トランジット1時間半だと、スルーチェックイン、スルーバゲッジでないとかなり心配な時間です。
香港は一時期頻繁に来訪していたこともありe道が使えるので通常よりは早く入国出来るかと思いますが、それでも心配です。

ANAのスルーチェックイン規定

スルー・チェックインとは、経由地を含む旅程において、出発空港で最終目的地までの複数区間の搭乗手続き・手荷物のお預かりを一括して行うことです。スルーチェックインは、原則4つの条件を満たしている場合にのみ承ります。

・乗り継ぎ時間を満たしていること。
・乗り継ぎ便の予約が確保されていること。
・乗り継ぎ便の運航会社がスルーチェックイン提携航空会社であること。
・単一航空券上にあるご旅程であること。
提携パートナー会社のシステムや乗り継ぎ空港の制約により、乗り継ぎ便の搭乗券が発行できない場合があります。また一部、スルーチェックインが実施できない空港もあります。
※単一航空券でないご旅程においても、以下全ての条件を満たしている場合にはスルーチェックインを実施いたします。
・無料手荷物許容量の記載がある航空券等をご提示いただくこと。
・乗り継ぎ旅程において、お預かりする手荷物の重さ・サイズ・個数が無料手荷物許容量に収まること。
ただし、乗継先航空会社がスルーチェックイン不可としている場合は、スルーチェックインを承ることができません。
なお他航空会社からのご出発においては、スルーチェックインが行われない可能性がございます。

ANA

https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/checkin/international/notice/

色々、規定がありますが原則は上記の対応。ただ、確実にというのは当日に空港でしか分からないようです。

今回の場合、
・乗り継ぎ時間を満たしていること。⇒〇 キャセイの規定では乗継時間1時間が規定時間。
・乗り継ぎ便の予約が確保されていること。⇒〇
・乗り継ぎ便の運航会社がスルーチェックイン提携航空会社であること。⇒〇 キャセイはアライアンスは別ですがスルーチェックイン提携航空会社です。フルサービルキャリアは提携であることが多いみたいですね。
・単一航空券上にあるご旅程であること。
⇒× 確認しましたがANA発券でキャセイの便まで購入することはできませんでした。

ただし、このような規定もあり別切りの航空券でもスルーチェックイン出来る可能性はあります。
※単一航空券でないご旅程においても、以下全ての条件を満たしている場合にはスルーチェックインを実施いたします。
・無料手荷物許容量の記載がある航空券等をご提示いただくこと。
・乗り継ぎ旅程において、お預かりする手荷物の重さ・サイズ・個数が無料手荷物許容量に収まること。
ただし、乗継先航空会社がスルーチェックイン不可としている場合は、スルーチェックインを承ることができません。

この最後の記載がやっかいですね。コールセンターの方曰く、「基本的には条件を満たしていればスルーチェックイン可だが、当日のチェックインカウンターでの判断となり絶対大丈夫とは言えない」とのことでした。

うーん。悩みます。「大丈夫だった!」という声があれば安心できるのですが、ネット上にも実体験があまりない。スタアラ⇒ワンワールドで乗継の人って少ないのでしょうか。出来れば同じアライアンスで乗り継ぎたいとは思いますけどね。

結果は…

私はどうしたかというと、やはり時間がもったいない。中国経由の乗り継ぎは避けたい。ということで香港経由、ANA⇒キャセイの便で行くことにしました。
どちらかがLCCだったら決断していないと思います。どちらもフルサービスキャリア。スルーチェックインはしてくれると信じました。ANAはあさイチの便なので定時運行をしてくれると信じて。

さて、実際はどうだったのかというと…
スルーチェックイン、スルーバゲッジの対応をしてくれました!

当日の朝、最近では機械を使ったチェックイン、荷物の預け入れが主流ですが対応可能か心配だったため有人カウンターへ。そこで、香港から海南島までスルー出来るか確認、手続きをして頂きました。

ANAが発券してくれたキャセイのチケット

チェックイン時に羽田⇒香港のチケットと併せて、香港⇒海南島 (海口美蘭国際空港)までのチケットをANAの窓口で発券。荷物も海南島までスルーで。

90分しかない香港での乗り継ぎはどうだった?

心配していた乗継ですが、まったく問題なく90分でむしろ余裕すらありました!
まず、香港着が15分ほど早まり少し時間に余裕が。また、香港で飛行機を降りたところで、『HAIKOU行にお乗り換えの〇〇様』という紙を持った係の方が立って待っていてくれ、乗継方法を詳しく教えて頂き安心して乗り換えできました。
①「Transfer 轉機」の表示に従って進む
②保安検査を受ける
③搭乗口に行く
これだけ!
保安検査も殆ど人がいなく、待たされることもなくスムーズに進んで20分くらいで搭乗口のある第1ターミナルへ。
ちゃんと、「保安検査を受けたら1階上がってね。そうしたら搭乗口があります。」と細かく教えてくれてとっても親切。
香港空港は広いですが、すごく使いやすい分かりやすい。

香港の海老ワンタン麺

ランチに大好きな海老ワンタン麺を食べる余裕すらあるっ。
結果として大成功でした。

結論

提携のあるキャリア同士ならアライアンスの枠を超えてスルーチェックイン、スルーバゲッジも対応してくれる。
香港空港での乗り継ぎは、実際に記載のある60分でも十分。
香港空港は乗継など分りやすい。
香港空港の人優しい。

でした。
ただし、今回は上手く行きましたがキャリアや便が違うと上手く乗継出来ない場合もあるかと思いますので、下調べはしっかりされることをおすすめします。
その上で、この情報がどなかたの役に立てば嬉しいです。

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