関東のお伊勢参り「東国三社巡り」で運気アップの日帰り旅♪
伊勢神宮(三重県)に参拝することや参拝するための旅・お伊勢参り。実は、関東地方にも伊勢神宮に一度参拝するのと同じ後利益をいただけるという神社があります。それが、東京都から日帰りで行くことができる、鹿島神宮・息栖神社・香取神宮の「東国三社巡り」。
関東のお伊勢参りとも呼ばれています。週末の日帰り旅で、運気アップをしてみませんか?
東国三社とは?
東国三社(とうごくさんしゃ)とは、茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮、茨城県神栖市(かみすし)にある息栖(いきす)神社、そして千葉県香取市にある香取神宮の三社のことをいいます。
それぞれのパワースポットを線で結ぶと直角二等辺三角形ができ、その中で不思議なことが起こるというなんとも不思議な噂も。
江戸時代、関東以北の人が伊勢神宮の参拝を終えた後、帰る途中で東国三社を参拝するという風習があったそう。現在は、関東のお伊勢参りと呼ばれ、関東随一のパワースポットとして人気を博しています。
そもそも3つの神社が「東国三社」と呼ばれるようになったのは、それぞれの神社に祀られている、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)・経津主大神(ふつぬしのかみ)・天鳥船神(あめのとりふねのかみ)の3つの神様が天照大御神に天界から派遣されて、地上を譲るように迫った「国譲り」神話に由来しています。
”すべての始まりの地”といわれる「鹿島神宮」
日本建国・武道の神様である武甕槌大神を御祭神とする鹿島神宮は、神武天皇元年創建の由緒ある神社です。
その長い歴史により、藤原摂関家や徳川将軍家を始めとする武家の信仰が厚く、奉納された宝物類を多く所蔵しています。
東京ドーム15個分にも及ぶ境内には、透き通る湧き水で禊(みそぎ)も行われる御手洗池(みたらしいけ)や流鏑馬神事が執り行われる奥参道などがあります。
鹿島神宮のご利益はさまざまな言われがありますが、特に人生のターニングポイントや新しいことに挑戦する際に参拝すると、エネルギーがもたらされるのだとか。
新たな年のご縁を願う「息栖神社」
応神天皇の御代で、創建1200年を超える歴史ある息栖神社。鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神と香取神宮の御祭神である経津主神を先導したされる久那斗神(くなどのかみ)が主祭神として祀られています。
久那斗神は、厄除招福・交通守護の神、そして井戸の神でもあります。利根川沿いに建てられた一の鳥居の両側には、忍潮井(おしおい)と呼ばれる2つの四角い井戸があります。白御影石で銚子の形をしているものが男瓶(おがめ)、やや小ぶりで土器の形をしているものが女瓶(めがめ)です。
194年に造られた忍潮井は、1000年以上もの間、清水を湧き出し続けてきたとされ、住民の生活水として使われていました。
また、女瓶の水を男性が、男瓶の水を女性が飲むと2人は結ばれるという言い伝えがあり、縁結びのご利益もあるのだとか。
現在、忍潮井の水は直接飲めませんが、境内の手水舎の奥にある湧き水は、忍潮井と同じ清水で、お水取りをすることができます。
”意を決す場所”として知られる「香取神宮」
神武天皇の御代18年に創建されたと伝えられる香取神宮は、日本全国に約400社ある香取神社の総本社です。日本書紀にのみ登場する武の神・経津主大神が主祭神として祀られています。
また、海軍大将の東郷平八郎も祀られており、勝利の神様としても知られています。
1700年に造営された本殿は1977年に、香取神宮のシンボル的建物である楼門は1983年に、それぞれ国の重要文化財に指定されました。
楼門の正面向かって右側の像は武内宿禰(たけのうちのすくね)、左側の像は藤原鎌足(ふじわらのかまたり)と伝えられています。
また、源頼義(みなもとのよりよし)の祈願により三又に分かれたと伝えられる、拝殿左手にある三本杉も、強力なパワーがあるとして多くのメディアに取り上げられる人気スポットです。
三社をめぐって手に入れる!
東国三社守
鹿島神宮、息栖神社、香取神宮でそれぞれお守りが購入できますが、三社をめぐることで完成する、東国三社守もあります。
このお守りは三角形の形をしており、三社の位置を表しているのだとか。最初に訪れた神社で本体を購入し、順番に回り、各神社の紋が入ったシールを頂いてお守りを完成となります。三社を訪れた記念にもなるので、手に入れてみてはいかがでしょうか。
東国三社巡りの参拝順は決まっておらず、お好みや移動重視で巡っても問題ありません。一日で三社巡るには、バスツアーの利用や車がおすすめです!
ぜひ運気アップの旅を楽しんでください♪