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関東のお伊勢参り「東国三社巡り」で運気アップの日帰り旅♪

伊勢神宮(三重県)に参拝することや参拝するための旅・お伊勢参り。実は、関東地方にも伊勢神宮に一度参拝するのと同じ後利益をいただけるという神社があります。それが、東京都から日帰りで行くことができる、鹿島神宮・息栖神社・香取神宮の「東国三社巡り」。
関東のお伊勢参りとも呼ばれています。週末の日帰り旅で、運気アップをしてみませんか?

東国三社とは?


東国三社(とうごくさんしゃ)とは、茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮、茨城県神栖市(かみすし)にある息栖(いきす)神社、そして千葉県香取市にある香取神宮の三社のことをいいます。

それぞれのパワースポットを線で結ぶと直角二等辺三角形ができ、その中で不思議なことが起こるというなんとも不思議な噂も。

江戸時代、関東以北の人が伊勢神宮の参拝を終えた後、帰る途中で東国三社を参拝するという風習があったそう。現在は、関東のお伊勢参りと呼ばれ、関東随一のパワースポットとして人気を博しています。

そもそも3つの神社が「東国三社」と呼ばれるようになったのは、それぞれの神社に祀られている、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)・経津主大神(ふつぬしのかみ)・天鳥船神(あめのとりふねのかみ)の3つの神様が天照大御神に天界から派遣されて、地上を譲るように迫った「国譲り」神話に由来しています。

”すべての始まりの地”といわれる「鹿島神宮」


日本建国・武道の神様である武甕槌大神を御祭神とする鹿島神宮は、神武天皇元年創建の由緒ある神社です。
その長い歴史により、藤原摂関家や徳川将軍家を始めとする武家の信仰が厚く、奉納された宝物類を多く所蔵しています。

寛永11(1634)年、徳川頼房が奉納したこの門は、日本三大楼門の一つ。「鹿島神宮」の扁額(へんがく)は、昭和初期に活躍した海軍軍人・東郷平八郎の直筆によるもの

東京ドーム15個分にも及ぶ境内には、透き通る湧き水で禊(みそぎ)も行われる御手洗池(みたらしいけ)や流鏑馬神事が執り行われる奥参道などがあります。

1日40万リットル以上以上の湧き水あり。池の水はとても澄んでいて、水底が見渡せるほど。
奥宮に向かって、300メートルほど伸びる奥参道。荘厳な雰囲気を醸し出す。

鹿島神宮のご利益はさまざまな言われがありますが、特に人生のターニングポイント新しいことに挑戦する際に参拝すると、エネルギーがもたらされるのだとか。

「鹿島神宮」について
所在地:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
電話番号:0299-82-1209
交通アクセス:
  【高速バス】
東京駅八重洲南口発「かしま号」で2時間
  【電車】鹿島神宮駅から徒歩10分
HP:https://kashimajingu.jp/

※2023年5月現在の情報です。
最新情報やお問い合わせについては公式HPをご確認ください。

新たな年のご縁を願う「息栖神社」


応神天皇の御代で、創建1200年を超える歴史ある息栖神社。鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神と香取神宮の御祭神である経津主神を先導したされる久那斗神(くなどのかみ)が主祭神として祀られています。

水郷情緒あふれる、古く静かな森の中にある「息栖神社」

久那斗神は、厄除招福・交通守護の神、そして井戸の神でもあります。利根川沿いに建てられた一の鳥居の両側には、忍潮井(おしおい)と呼ばれる2つの四角い井戸があります。白御影石で銚子の形をしているものが男瓶(おがめ)、やや小ぶりで土器の形をしているものが女瓶(めがめ)です。

常陸利根川沿いにある一の鳥居

194年に造られた忍潮井は、1000年以上もの間、清水を湧き出し続けてきたとされ、住民の生活水として使われていました。
また、女瓶の水を男性が、男瓶の水を女性が飲むと2人は結ばれるという言い伝えがあり、縁結びのご利益もあるのだとか。

忍潮井の様子

現在、忍潮井の水は直接飲めませんが、境内の手水舎の奥にある湧き水は、忍潮井と同じ清水で、お水取りをすることができます。

天気が良いとキラキラと輝く水面

「息栖神社」について
所在地:茨城県神栖市息栖2882
電話番号:0299-92-2300(息栖神社社務所)
交通アクセス:
  【高速バス】
「かしま号(鹿島神宮駅行き)」で1時間30分、「鹿島セントラルホテル」停留所下車、タクシーで5分、または徒歩30分
  【電車】  小見川駅からタクシーで10分、鹿島神宮駅または潮来駅からタクシーで20分
HP:https://ikisujinja.com/

※2023年5月現在の情報です。
最新情報やお問い合わせについては公式HPをご確認ください。

”意を決す場所”として知られる「香取神宮」


神武天皇の御代18年に創建されたと伝えられる香取神宮は、日本全国に約400社ある香取神社の総本社です。日本書紀にのみ登場する武の神・経津主大神が主祭神として祀られています。
また、海軍大将の東郷平八郎も祀られており、勝利の神様としても知られています。

千葉県のパワースポットで勝利の神様も祀られる「香取神宮」

1700年に造営された本殿は1977年に、香取神宮のシンボル的建物である楼門は1983年に、それぞれ国の重要文化財に指定されました。
楼門の正面向かって右側の像は武内宿禰(たけのうちのすくね)、左側の像は藤原鎌足(ふじわらのかまたり)と伝えられています。

また、源頼義(みなもとのよりよし)の祈願により三又に分かれたと伝えられる、拝殿左手にある三本杉も、強力なパワーがあるとして多くのメディアに取り上げられる人気スポットです。

緑豊かな参道を歩く

「香取神宮」について
所在地:千葉県香取市香取1697-1
電話番号:0478-57-3211
交通アクセス:
  【高速バス】
東京駅から関鉄グリーンバス・鉾田駅行きで香取神宮前下車、徒歩5分
  【電車】佐原駅からタクシーで10分または徒歩30分
HP:https://katori-jingu.or.jp/

※2023年5月現在の情報です。
最新情報やお問い合わせについては公式HPをご確認ください。

三社をめぐって手に入れる!
東国三社守


鹿島神宮、息栖神社、香取神宮でそれぞれお守りが購入できますが、三社をめぐることで完成する、東国三社守もあります。

三社をめぐって、シールを貼ると完成する木製のお守り「東国三社守」

このお守りは三角形の形をしており、三社の位置を表しているのだとか。最初に訪れた神社で本体を購入し、順番に回り、各神社の紋が入ったシールを頂いてお守りを完成となります。三社を訪れた記念にもなるので、手に入れてみてはいかがでしょうか。

東国三社巡りの参拝順は決まっておらず、お好みや移動重視で巡っても問題ありません。一日で三社巡るには、バスツアーの利用や車がおすすめです!

ぜひ運気アップの旅を楽しんでください♪

◎参考
鹿島神宮⇔息栖神社 車で約20分
息栖神社⇔香取神宮 車で約25分
香取神宮⇔鹿島神宮 車で約25分


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谷部 文香(Ayaka Yabe)
日々、取材とライティングに向き合っています。よろしければサポートお願いします!活動費に使わせていただければと思います😊

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