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ポルトガル語学習時は、是非カタカナを使ってください②
続きです。
カタカナを使って説明する際のメリットの例を
もう一つ紹介させてください。
私の中の「カタカナ表記じゃないと説明しにくいもの」の代表例です。
passa
passar 【動】「通る」
「パーッサ」と発音しますが、
・パサ
・パーサ
・パッサ
と発音する方が続出しています。
(いないと思いますが、どうそ「パザ」「パーザ」とは読まないでください。)
・パサ
アクセントなしの発音になってしまっています。
アクセントを表現するには、まず長音符「ー」を付けることを意識しましょう。
・パーサ
アクセント用の「ー」はありますが、無声子音(この場合はs)の前のアクセントのある母音は、促音「ッ」を入れてアクセントを表現します。
「ッ」がない分、音が少し足りません。
・パッサ
解説が2項目あります。
①上記のアクセント用の促音「ッ」を入れた結果です。
しかしながら、日本語の「ッ」はとても切れ味が良いので、「ッ」を入れて読むだけだと鋭い音になてしまいます。
そして切ってしまった結果、「パ」の長さが短すぎてしまいます。
それを防ぐためには「ー」も併用するといいでしょう。
②おそらく、ローマ字表記の日本語の影響で、
sが2つ並んでいるから無意識に「パッサ」と読んでしまうのだと思います。
しかしこれは
「[s]ではなく[z]の音で読むs」
という意味の連続するs(二重音字)なので
まずそちらの解釈から変えましょう。
𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
カタカナで説明すると、
これだけの種類の間違いを発見することができ、
そして説明することもできます。
❋注意点があります。
アクセントを表現する際の「ー」や「ッ」についてです。
ブラジル人のネイティブは、強弱アクセントを付けて喋っているだけであって、
「ー」を付けているわけではありませんし、
「ッ」を言っているわけでもありません。
強弱アクセントの耳を持ってない私たちが勝手に
「ー」や「ッ」の音を聞き取って、そう聞こえているだけにすぎません。
なので最終的には、強弱アクセントをきちんと身につけて、
「パサ」と言いながら「パーッサ」と聞こえるような発音を目指しましょう。
次回に続きます。
✼••┈ A sua professora ┈••✼
꧁愛マリアンジェラ꧂
著書
『日常ポルトガル語会話ネイティブ表現』(出版: 語研)
※共著
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