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私と、他の言語

私と、英語

英語は、全く話せません。
大学受験でたくさん勉強しましたが、実際は中学英語レベルです。
何より、ポルトガル語が私の第二言語になっていますので、
ポルトガル語で考えてから、英語に翻訳して話します。
英語がペラペラなある友人は「すごいね」と感心してくれましたが、
私からすると、英語で外国人と談笑している方が神技に見えます。

外国人には慣れているので、
道を訊かれた時などは私が対応しますが、
めちゃくちゃ簡単な単語もポルトガル語しか出てこなくて、ど忘れして、
対応を私に任せた英語が喋れない友人に英単語を聞く、ということをしたことがあります。笑
「あいちゃん、外国人とは恐れも知らずに喋れるのに、中学レベルの英単語は出てこないの?笑」
と笑われました。

私と、スペイン語

12、13年くらい前
趣味でスペイン語の勉強をしていました。
スペイン語技能検定というものを受けて
6級に合格しました。
英検でいうと3級くらいという話を当時は聞いていましたので、
中学英語レベルのスペイン語を習得した証明になります。
だけど、分からないところはポルトガル語で書いたので、笑
おそらくそこまで実力はないと思います。笑
ただ、南米のスペイン語圏の方とは
ポルトガル語とスペイン語で会話した経験は何度もあります。
簡単な会話であれば、私レベルでも意思疎通は可能です。
ただ、スペインのスペイン語は聞き取れないんですよね…
何が違うのか具体的に調べたことはありませんが、
やはり発音や訛りが違うのだろうなと思っています。

5級も受けてみようか迷いましたが、
過去形も勉強しないといけないということで諦め続けています。笑
また、DELEというスペインが実施している語学検定試験もあるのですが
(合格すれば、世界で使える語学力の証明になる資格)
過去形も知らない私が合格できるわけないと思って
見送り続けています。笑

私と、ポルトガル語検定

ちなみに、ポルトガルのポルトガル語検定(CEFR)は、A2級を持っています。
下から2番目のレベルです。
不思議なのですが、同じポルトガル語なのに、
ポルトガルの文章は、ブラジルの文章とオーラが違うのです。
ちょっと文法の使い方が違うということを理解していても、
そのオーラに充てられて、なんだか難しく感じたのを覚えています。
オーラもありますが、今思えば、
文章のリズムもあったかもしれません。
文字で書かれているのですが、なんだかリズムを崩されたところがあるなぁと思いました。
「なんで再帰代名詞が動詞の後なんだよ」
そういうものだと頭では分かりきってることなのに、リズムを崩されます。
「ここってこの前置詞だっけ?」
aかemかparaかなど、前置詞ひとつで意味も変わりますし、ブラジルとの用法も異なる場合があるので、変に考え込んでしまいました。

日本で唯一受けられる機関は私の母校になるのですが、
在学中に受けたきり、受験していません。

ブラジルのポルトガル語資格試験 Celpe-Bras も、留学から帰国した年に受けました。
試験官の先生方は全員、私を最高の生徒だと思ってくださっていたので笑、
会話の試験の採点も甘くしてくれた(というか半分は世間話してた)はずなのですが笑、
不合格でした。
Celpe-Bras は、ネイティブでも難しいという噂を聞いたことがあります。
雑誌の記事やラジオを聞いて、
感想や、質問に対する意見の文章を書いたりしないといけません。
しかもボールペンで。笑
辞書の持ち込みは可でしたが、辞書を持っていったところで、
そもそもの文章力や語彙力がなければ作文は書けません。
留学から帰ってきたばかりで、
人生で最もポルトガル語力が高かった私が不合格だったので、
そちらもその後、受けていません。
毎年、夏頃に募集が始まるのですが、
いつも「今年も無理かな…」と思いながら過ごしています。

私と、イタリア語

さて、今日の本題です。(やっと)
スペイン語の後、イタリア語にも手を出してみました。

ご存知の通り、海や温泉や川など
水辺が好きなので
ヴェネツィアにすごく興味があります。
そうでなくてもなんだかイタリアにずっと惹かれているので、
過去生のいずれかにイタリアに関係する人生があったのかなぁと
勝手に考えています。
そんなわけで、イタリア語を勉強しようと思って、
いくつか教科書を買ったものです。
これも10年くらい前のことです。

スペイン語は、ポルトガル語の力があったので
すぐに検定試験を受験することができましたが、
イタリア語はまた少し違っているので、
「試験を受けてみる」などの具体的な目標もなく
すぐにやめてしまいました。

今日、久々に基本を調べてみました。
冠詞、いくつあんの…
で、諦めそうになりました。笑
ドイツ語よりマシだと思いますが、
ポルトガル語の8個に比べたら
20種類(個数は15個かな?)は多すぎるる印象です。

複数形も、ポルトガル語は大体sをつければ事足りますが、
イタリア語は語末が変化します。

ポルトガル語がいかにシンプルか思い知らされました。
ポルトガル語が難しいのは、発音だけなんだなぁと思いました。

あと「ッ」「ー」が正式にあるのでしょうか。
あとé, óが閉口音っぽい?
è, òが開口音?
閉口音の表記はポルトガル語と逆ですね。

ポルトガル語とイタリア語

今、東京の家にいないので
近所の図書館に行って
色々な教科書を読み比べていました。

私が持ってる本があったので、久しぶりに開いてみたのですが…
開口音と閉口音の違いが書いていませんでした。
「母音は5つ」とありました。
「そうなのか?」と思って別の教科書を見ると、
eとoは、閉口音と開口音の違いがあるということで、
ポルトガル語と同じで7つありました。
発音の先生をする前に買った本だから気付かなかったのかもしれませんが、
ショックでした…
こんな大事なことを書いてない教科書があるということも、
その本を買ってしまっている自分にもショックでした。

その他、ポルトガル語とは大きな違いもたくさんありました。
冠詞など、母音が連続して並ぶ場合は、‘ をつけて1語のようにして繋げるそうです。
ドイツ語も、形容詞と名詞など、2語を繋げて1語にすることってあったと思います。

また、好調音字というのでしょうか。
母音で始まる単語の前の単語が、
接続詞eやo、前置詞aなどだったら、
発音の滑らかさなどを出すために意味のないdを置く、
というものもあるそうです。

Tu ed io. 「あなたと私」

tu あなた
e 〜と
io 私
この時、接続詞eとio「私」が母音続きになるので、eにdを入れてedとして、
母音の区別を明瞭にするそうです。

なんだかオシャレですね。
あと、ちょっとフランス語っぽいです。

※ご覧のページは、ポルトガル語の先生のページです。笑
イタリア語の解説をしててなんだか滑稽ですね。

gliは「リィ」 [ʎi] と読むそうです。
[ʎ] はポルトガル語の二重音字 lh と同じ発音記号です。
なので、発音的には、私たちポルトガル語学習者からするとそれほど難しいものではありませんが、
「gがあるのに読まない」ということが、なんだか不思議です。
だけど、ポルトガル語を初めて習う人からすると
「lhでなんでリャ行なんだよ」というようになるのでしょう。

ポルトガル語学習者からすると、やはりスペイン語を学習する時と意気込み方が違うし、
「gがあるのに読まない」という感じは、
なんだかフランス語っぽい要素も入ってきてるなぁと感じています。
(フランス語は全く勉強したことがないので、勝手なイメージで話しています。)

とはいえ、[ʎ] もそうですが、
発音記号的にはポルトガル語と似ていそうなので、
発音の面では問題なさそうです。
先日、フランス語の鼻母音を調べましたが、
ポルトガル語にはない発音記号を使っていました。
それに比べたら、練習しがいがありそうです。

東京の家には、ブラジルで買ったスペイン語とイタリア語の教科書もたくさんあります。笑
めちゃくちゃいいものを買ったので、帰ったら少し漁ってみようと思います。
楽しみだなぁ。
写真が撮れたら投稿します。(自慢したいだけ)

今後の先生活動に活かす

さて、自分の趣味のためにイタリア語の学習を細々と再開してみようかと思っているのですが、
この学習意欲が、今後の自分の活動にも活かせそうだと思っているところもあります。
例えば今日、私は、
イタリア語の教科書を前にして「何を知りたいのか」という自分の欲求に注目しました。

・アルファベット
・発音記号
・特別な読み方をする子音
・冠詞
・主格人称代名詞

おおよそ、これらのことに注目していました。
ということはもしかしたら、ポルトガル語初学者の方も、
こういった情報を知りたいのかもしれない、というアイデアに結びつきます。

どうしても、子供の頃からポルトガル語に触れていますし、
大学からきちんと習い始めたと言っても既に20年ほど経っています。
慣れてしまっているため、初学者の気持ちになって考える視点というのが薄れています。
また、他の言語を習ってきた方もいらっしゃいます。
私のはどちらかというとそちらの方々の視点と同じですので、
「まず、何を知りたいのか」
という欲求を、自分自身で体験することができます。

もちろん個人差はあります。
私は、会話メインの教科書というか、
会話を例にして文法解説をしている教科書が苦手なので、
(一気に文法解説して、別途で会話例を出してほしい)
「会話ありがたいわ〜」と思っていらっしゃる方に向けた教科書を作ることは難しいと思います。
そういう意味で「私好みの教科書作り、教え方」になってしまうので、個人差が生まれてしまうと思います。

また、発音の先生なので、
発音記号をできるだけ載せたいと考えています。

ああ…そういえば、
イタリア語の教科書を読んでいて、途中から単語のカタカナの読み仮名がなくなりました。
当然ですし、序盤で読み方を説明してくれているので、
自力で読むことは可能ですが、
とても不安になりました。笑
「カタカナがないと、こんなに不安なんだ…」と思いました。
私は、自分のレッスンで使っている自作テキストは、
なるべくカタカナや発音記号を書いて、
読み方のガイドはいつでもできるようにしてある…はずです。笑
そういうことも、自分が改めて「イタリア語を勉強してみよう」と思ったことで
得ることができた情報です。

そして、普通の方はカタカナ表記で十分だと思いますが、
発音の先生からすると、発音記号がないことがこれほど不親切なことなのかと感じてしまいました。
これは私個人の特殊な感想だと自覚していますが、アルファベットのところだけでも、きちんとした発音記号を書いてくださっている教科書には「大変ありがたい」という感謝の気持ちを抱きました。

ポルトガル語の本の出版について

簡単な会話本を作ろうと思っています。
既に動画は撮ってあります。
そして、初級向けの文法書も作ろうと思っています。
名詞、動詞…の説明から始めるものです。笑
本物の文法書は、出版社から出す予定です。
原稿は提出してあって、今、出版社さんに原稿を組んでいただいているところです。
先方との予定がなかなか合わず、年単位で時間がかかっているのですが…
多分、そのうち出ると思います。笑
その前に、自分が書きたかったことだけをひたすらに書く文法書というものも
作ってみたいと思っています。

『イパネマの娘』でかなり時間がかかり、
次の原稿に手をつけるのが怖くなっています。笑
非公開ですが趣味で小説も書いていて、僅かながら大切な収入源なのでたくさん書きたいのですが、
「もうすぐ日が暮れるな」と思って次に窓の外を見たら朝日が昇り始めているくらい集中して書いていた経験があります。笑
「原稿を書く」ことが好きなのですが、時間を忘れてしまうのが怖いです。
(多分、長く書くからいけない。文章の断捨離が必要だと常々思っています。)
だけど、ポルトガル語の文法書も出したい!
今月中に、また何か動きを見せられるように動いていきます。

♡ ••┈いつもご覧くださりありがとうございます┈•• ♡
私のレッスンでは、
・発音矯正
・音声学に基づいた「日本語のクセ」と「ポル語の特徴」の解説
・「ポル語グルーヴ」のブラジル音楽への落とし込み方
などを教えています。
YouTubeでミニ講座を投稿している他、オンライン無料レッスンも行っています。
ご興味がある方は是非YouTubeチャンネルHPをご覧ください.*˚✩
♡ ••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈•• ♡

✼••┈ A sua professora ┈••✼
꧁愛マリアンジェラ꧂

著書
『日常ポルトガル語会話ネイティブ表現』(出版: 語研)
※共著

電子書籍 (すべてKindle Unlimited対応)
『ブラジルとブラジル音楽とポルトガル語の話』
『ブラジルとブラジル音楽とポルトガル語の話2』
『「イパネマの娘」発音・文法・歌い方解説』

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