【Art】ダンス、ダンス、ダンス!踊るテヌグイ展
先日、「ダンス、ダンス、ダンス!踊るテヌグイ展@細辻伊兵衛美術館」に行ってきた。
細辻伊兵衛美術館は、手ぬぐいや風呂敷で有名な永楽屋さんの美術館で、これまでの商品をテーマに沿って展示されている。
永楽屋さんは京都駅など観光スポットにはお土産屋さんのように店舗があり、古典的なものからポップなものまで様々な手ぬぐいが売られていて有名ですよね。
美術館へ行くのは初めてでしたが、地下鉄烏丸御池駅から駅近で迷うことなく到着。外観がおしゃれながらインパクトがあるので見つけやすいですが、入り口は少し入りづらい印象。
でも入ると、受付の方など親切なスタッフさんばかりで、質問もしやすく安心!
しかも、館内写真撮影もSNS掲載もOK、音声ガイドも無料でとてもありがたい。
そして何よりチケットの仕様がすごく面白い。是非、体験してもらいたい。
メイン展示
さて会場内は、1階がメインの会場となっており、展示風景はこんな感じ。
今回の展示は、昭和初期に作成された作品で人間だけでなくガイコツやダルマなどの色々なダンスが見れる!
全体を通した印象として、布製品というより絵画を見ている感じ。蒔絵風の動きが見れるものもあった。
そこに布特有のようなシミや、販売時の値札シールなどが貼られていて生活を感じられるところがとても面白かった。
あと手ぬぐいの性質からでしょうか全体的に透け感があって少しその時代の儚ささえ感じる気がする。
特にお気に入りは「月精」という満月にカエルが飛び跳ねた作品。
カエルの愛らしさと布地の透け感かシミから立体感が出ている感じが好きだった。
サブ展示
2階に行くと、永楽屋の歴史とともに歌舞伎の手ぬぐいが展示されていた。
平成26年作成の景清の市川海老蔵さん。歌舞伎の世界は知らない私でも見た事あるお顔。
昭和初期に作成された「大星由良之助」など作品を見ても大胆に表現されていて、当時から歌舞伎の華やかさなどが受け継がれているような気がする。
大胆さは同じでも注目するところが違っていて、歌舞伎も手ぬぐいの世界も、今もなお進化しているような感じさえしてくる。
最後にショップを通ると、展示品の復刻版手ぬぐいなどが販売されていてその場で購入することも出来た。
ショップのみの利用も可能とのこと。
最後に
これまで見てきた布地の美術品と少し違って柄の細かさや表現方法を楽しむだけでなく、絵画のように描写された場面を想像したり物語を感じたりできるところがとても楽しかった。
規模は決して大きくはないですが、無料の音声ガイドがあったり充実した時間が過ごせた。
色々と面白いテーマで展示会をやっているみたいなので、また気になるものがあればまた訪れてみたいと思える場所でした。
2025年2月12日まで開催しているので、気になった方は是非一度行ってみてください!