バンクーバーでの犬生活編~犬にとって何が幸せ？

犬連れでカナダに越して来る際に飛行機のことや住環境の変化に関して色々心配しましたが、とりあえず大きく困ったこともなく楽しく毎日を過ごしています。バンクーバーで気づいたことを記録しておきたいと思います。

カナダでもこのパンデミック以来ペットを飼うことを望んでいる家族が増えているらしく、新しく子犬を迎えたい人はブリーダーに連絡し、何ヶ月も待っていて（カナダにペットショップはない）、レスキュー犬なども早々に譲り先が決まっているらしいです。それと同時にニュースで子犬売買詐欺が問題になっていましたが、ペットの盗難もあるようです。ブリーダーのところに見学に行き、後日盗難された犬もあるとか。また、繋いでおいたら連れ去りというのもコロナ前からあるらしく、気をつけてねと言われました。怖い！

バンクーバーでは犬を飼っている人が多く、ドッグフレンドリーというイメージそのものです。大型犬が多いのかな？と思っていましたが、そうとも限らず本当に色々な犬を見かけます。サイズもまちまちです。思った以上に小型犬も多く、日本でよく見かけるトイプードルやチワワ、ビションフリーゼなどもポピュラーです。大型犬もたくさんいますが最近はドゥードル系（プードルとのミックス犬）が人気らしく、ゴールデンドゥードル、ラブラドゥードル、バーナドゥードルなどもよく見かけます。日本では見たことないような超大型犬もいるのでドッグランでは犬の観察するのも楽しいです。

トレイルの入り口には地図とエリアの説明が。この標識はリンバレーにあるLower Seymour Conservation Sererveというエリア。たくさんのトレイルがあるので分かれ道にはトレイルの名前と矢印付き。

それぞれの地域にドッグランや、リード無しで散歩のできるエリアも設けられていて、犬が思う存分走り回って遊べるところがたくさんあります。自然が多く、住宅街をちょっと入るとトレイル（自然の中の散歩道）があり、リード着用必須のエリアか、無しでもいいのか標識があります。一番感心したのはそれぞれのエリアに犬の糞処理用の袋とゴミ箱が用意されている事。持ってくるの忘れた、などと言い訳できません。糞は必ず拾って専用のゴミ箱に入れてね、とのことです。

この写真の標識には標識の説明付き。

フン専用のゴミ箱。でも最近、この処理をする仕事の人はバッグからいちいち中身を出して処理をしているとの記事を見つけ複雑な気持ちです。Biodegradableのプラスチック袋（生分解性プラスチック）も土のなかに埋めると生分解しないらしいです。BCリサイクル会社の社長さんに聞く機会があったのですが、それはキッチンの生ゴミを入れるプラスチックの袋も同じらしいです。家で出した分はトイレで流せるので多分それが一番いいでしょうとのこと。日本では犬にトイレは散歩の前に済ませましょう、なんていう常識になってきていますが（都会だけ？）理にかなっているということです。

レストランやカフェでは大抵テラスでは犬連れでもオッケーのようです。ある時洋服屋に入ったら普通に犬連れのお客さんがいて驚いたことがあります。リードをつけたままで、散歩中に間違って入ってきた？と思ったくらいです。その店だけかと思いきや、それ以降も色々な店の中で犬連れを見かけます。酒屋さん（行くと犬におやつをくれたことも）、スポーツ品店、雑貨店、など。流石にスーパーでは一度も見ません。

大抵の犬は躾けられていますが、たまにやんちゃな犬がいて興奮して（喜びのあまり）飛びかかることもあるので、特に大型犬は力も強いので要注意です。小さい子や小柄な大人は突き飛ばされるかもしれません。

我が家の犬は日本にいるときには月一くらいでトリミング、長めのフサフサ毛でした。こちらで暮らすようになりトレイルや砂浜、雨の中の散歩ですぐに汚れてしまうため特に足まわりは短めにカットしてもらうようになりました。短くするとトリミングのサイクルも6~8週間間隔になりお得感。こちらのトリミングサロン（ここではグルーミングという）も、獣医さん（とにかくたくさんみかける）も、子犬が増えているため大繁盛しているようで（もしくは人手不足）予約は大抵１ヶ月先という感じです。新患（新ペット？）を受付中止しているの獣医さんもいるとか。

今はコロナ規制で犬と過ごす時間が増えたという家庭も多いと思います。ホームオフィスになった人、学校がオンライン授業の家庭、散歩時間が長くとれるようななった人。今私は新天地でコロナ規制中新しい知り合いを作る機会もなく、犬がいるので毎日外に出たり、少しだけ距離を置いたまま立ち話したりということが気分転換になっています。去年の春東京での自粛生活をしていた際もそれは癒しの存在でした。喋ってはくれないので幸せか聞けませんが、我がペットも一緒にいることで安心して楽しい生活をしていることと願う日々です〜🐶