DMBAプログラム紹介
*別アカウントで運営していた過去の留学記を移行したものです(留学期間:2016-2018)
2016年夏より、California College of the Arts (CCA)のMBA in Design Strategy (通称DMBA)に留学しています。
DMBA: DMBAは今年で10年の歴史があり、米国のデザインスクールの先駆けです。今ではMITやスタンフォードをはじめとするトップMBAでもデザイン教育が広がっていますが、DMBAが始まった頃はIDEOの知名度がようやく上がりだしたような時期です。MBAの学位でデザイン教育を軸とするプログラムを特徴としています。
なんでこのプログラムを選んだのか?私にとっては、MBAの学位なのでビジネスもしっかり学ぶところ&立地が学校選択の決め手でした。デザイン思考の考え方はなんとなく理解していたけれど、実際のビジネスに落とすところまで興味があったので、MBAが良いなぁと。立地に関しては、大学院留学前に6年ほどロサンゼルスに住んでいたので、ロサンゼルスでの人脈が生きる所として東海岸は選択肢から外しました。となると、かなり選択肢が限られてきて。私が迷ったのはDMBAとUSCの新しいデザインプログラムでした。(Master of Science in Integrated Design, Business and Technology)
学校はサンフランシスコ市内のPotrero Hillsというエリアにあります。DMBAの特徴として、レジデンシー制を取っているという事。授業は月に1度、木曜から日曜の4日間に集中して行われます。スケジュールだけ見ると、エグゼクティブMBAのような感じです。私たちのクラスは40人と少しですが、15人くらいはサンフランシスコ外から通っていて、東海岸から通っている強者も何人か。あと多いのはカナダのバンクーバー、LA、シアトルです。私も南カリフォルニアに住んでいるので、毎月サンフランシスコまで飛んでいます。サンフランシスコやベイエリアに住んでいる人の半分くらいは、仕事を持ちながら通っているので、サンフランシスコ在住のフルタイムの学生は就労ができない留学生と数名です。
クラスが無い3週間は暇なのかというと、そんな事はありません。特にプロジェクトベースの課題が多いので、授業の合間にユーザーインタビューをしたりモックアップを作ったりしています。平日の夜はほぼ毎日チームMTGで潰れ、週末も課題やMTGに費やす事が多いです。ただ、やりくりをすれば仕事やフリーランスの仕事とも両立できるので、キャリアを止めずに修士を取る事ができますし、授業ではクラスメイトの体験からケーススタディが生まれたり。習った事をすぐに試してみられるのが良いですね。
今年からカリキュラムが改変され、1年目にMBA関係2年目にデザイン関係のスタジオが集中して組まれるようになったそうです。私たちのカリキュラムでは、毎学期ビジネス系とデザイン系がバランスよく入ってくる感じでした。DMBAの場合には、ビジネス系の科目でもビデオを作ったりクラスフォシリテーションをしたりと。一般的なMBAの授業に比べると、クリエイティブな面が重視されていると思います。
写真は、Class of 2018 (私たちの学年です)
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