コミュニティは砂のお城
夏ももう終わり。
宿題に追われてる学生は多いと思う
僕も罪悪感に駆られながら、答えを必死に写している途中だ
夏の初めに原神をはじめた。
16レベになってマルチをするためにやってた
最初の頃はクソゲーやった
キャラデザもああいうのは好かんかったし、ブレワイのパクリじゃねーか
とか思いながらやってると、楽しくなった!
初めてのガチャでベネットっていう最強クラスをゲットして
そっからどんどん原神に詳しくなって熱中していった。
せっかくなのでディスコで鯖を作ってそこに原神仲間を呼んだ。
仲間の仲間も来たりしてどんどん楽しくなっていって、毎晩のように通話した。
僕が管理者だったから鯖をよくしようと色々考えてやった。
でも1週間前くらいからどんどんアクティブな人が減っていった。
こういうコミュニティは咲いては散ってを繰り返す桜のようなものと言われたりするけど、このコミュニティは違うかった。
一度散ったらそのまま枯れる。
多分ビックモーターの前に植えたのが悪かったのかも。
再起不能 おしまいだ
慣れたことだ。今までも何回もあった。
二年前、自分の小遣いはたいてpcを買った。
その頃マイクラで2b2tというアナーキーサーバーが流行っててそれに参加したかった
だから買った。
そのサーバーにはいろんなクランみたいなものがあって、僕も最初は日本の強いクラン(日本軍)に入ってたけど、独立したくなって、自分でクランを作った。
最初はワクワクしてルールを考えたり鯖のロゴを考えたりして楽しかった。
でも
全然人が増えなかった!
日本軍で問題を起こしたクソガキ引き抜いて入れたりしてたけど、クソガキばっかり増えてクランはめちゃくちゃになった。しかもそのクソガキたちは誰一人2b2tができなかった。pc持ってなかったからね。
右腕みたいなやつがいてそいつだけは唯一まともだったけど、まともが故に鯖のクソな雰囲気に耐えきれず辞めてった。
まあ耐えれてた自分もまた、クソガキということや。
そんなこんなで頑張ったけど、そのクランは左腕みたいな唯一2b2tができたまともではないやつに裏切られて荒らされて終わった。
クソガキたちもこの大きな波に攫われて漂流してしまった。
その年の冬に中学校がクロームブックを導入して生徒一人につき一台支給された。
僕含め僕の周りは誰もスマホを持っていなかったので、今まではオンライン上で会話する手段はなかった。強いて言うならNintendo Switchのユザネにメッセージを書き込んで、ちまちまやり取りするくらいしかなかった。
そんな僕らには、まさに革命だった。
Googleの緑アイコンのメッセージアプリでグループを作ってやりとりした。
最初は放課後に「うんこ💩」って言ったりYouTubeの動画を張り合ってワイワイしていた程度だったが、徐々にエスカレートしていって授業中にYouTubeを見てるやつや、
ウェブ上にあるゲームをやったりするやつが出てきた。
元々ちょっと不良じみたやつが多い学校だったからか、瞬く間にみんなやり出した。
流石に規制された。URLを開くと「規制されてます」とでた。
でも何故か規制を突破するやつが出てきた。
タスクマネージャーを駆使するといけるらしい。
そう言った情報共有などはGoogleのメッセージアプリでやられていた。
でもちょっと使いづらいと思ったので、僕は仲間内にディスコードを勧めた。
そこで〇〇連合という痛い名前の鯖を作ってやっていた。
そして毎日通話しまくった。
内気な自分はどちらかと言うと黙ってラジオを聞いてる気分になっていた。
めちゃくちゃ楽しかった。
学校の先生をコラったmemeみたいなのが流行ったり、
新技術を開発したり楽しかった。
楽しいのでもっと鯖をよくしようと色々変更したりした。
崩壊した。
まただ!やらかした!と思って急いで2個目の鯖を作って誘導した。
何とかなった。でも2週間で崩壊した!
なんかロシアのハッカー集団にやられた。
怖がった鯖の人たちは、崩壊の少し前に作られたカモミール鯖という小さい鯖に避難しだした。そして定住してしまった。
多分そこの鯖主のカモミールがロシアハッカーを呼んでわざと破壊したんだと思う。
それでうまく引き抜かれた。
自分の作るコミュニティは砂のお城みたいなもんで浜辺に作るから結局最後は波に流されてすぐに壊れてしまう。お城の住人はみんな波に攫われた。
カモミール鯖はどんどん繁栄していった。学校の生徒に留まらずにいろんな人が参加して、カップル成立したり、誕生日イベント開いたりして、僕は素直にそこでワイワイすれば良いのに
少し遠くで悔しがるだけ。
一応その繁栄していく過程にも色々あった。
ネット上の仲間を集めてカモミール鯖をなん度もいろんな角度から潰そうとした。
今思うと酷いやつだ僕は。
つまり、僕は過去の反省を活かさずにまたもやこの夏、砂のお城を作ってしまった。
それだけのために長々書いた。
別に書きたいことがあったわけじゃないが、書くという行為をしたくてたまらなくなったので、数学の課題を中断してやってしまいました。
おしり