【学習塾経営】大学受験予備校の価格の決め方。費用は私立大学の費用を想定して作る
こんにちは!
アクシビジョンの朝倉です。
みなさまの塾って高いと言われますか?アクシブアカデミーは高いと言われることの方が多いです。安いですねー!とは言われたことはないですね・・・。
学習塾・予備校の費用は文部科学省の子供の学習費調査によると、高校3年生だと平均64万円程度となっているようです。アクシブアカデミーは高校3年生の4月から入学いただくと80万円以上いただくので、平均よりは高い金額となっていますね。
色々な予備校があり、年間30万程度の安いところから医学部予備校などは年間数百万というところもあるので千差万別です。
相場は高校受験のマーケットよりは高いものの、今後下がるかもしれないとも感じています。ただし、私は金額を下げては絶対にいけないと考えています。その理由を記事にしていければと思います。
ということで、「大学受験予備校の価格の決め方」というテーマで記事を書いていければと思います。
この話を聞くとあなたも「高校部を立ち上げる時の金額イメージがわかる」「安売りからの脱却できる」となると思います。それでは、進めていきましょう。
結論は私立大学の費用を想定して考えることです。
大学受験予備校にはなんのために通うのでしょうか?
それは、大学に合格するためですよね。それも、できる限り志望度の高い難関大学に合格するためだと思います。
ということは、1年間で大学の費用ぐらいはある程度払うという覚悟を持った方々が予備校に通おうと考えています。
ですので、予備校の1年間の学費を私立大学の金額と合わせても支払ってもらえるという可能性があると考えるのが自然です。
私立大学はどれぐらいの金額なのか?
関西の難関私大の関関同立・産近甲龍の初年度学費をまとめてみました。
関関同立・産近甲龍の初年度学費比較
全ての大学にあった法学部を比較してみますと、文系は105万〜136万となっています。
第1位 1,362,300円(250,000円) 近畿大学
第2位 1,272,500円(300,000円) 甲南大学
第3位 1,227,000円(200,000円) 同志社大学
第4位 1,217,000円(260,000円) 関西大学
第5位 1,204,600円(200,000円) 立命館大学
第6位 1,137,900円(200,000円) 関西学院大学
第7位 1,092,500円(200,000円) 京都産業大学
第8位 1,055,000円(260,000円) 龍谷大学
()内は入学金です。
理系は152万〜179万となっています。
第1位 1,793,800円(200,000円) 立命館大学 理工学部
第2位 1,780,000円(260,000円) 関西大学 システム理工学部
第3位 1,736,000円(200,000円) 同志社大学 理工学部
第4位 1,718,500円(250,000円) 近畿大学 理工学部
第5位 1,706,900円(200,000円) 関西学院大学 工学部
第6位 1,616,500円(300,000円) 甲南大学 理工学部
第7位 1,595,600円(260,000円) 龍谷大学 先端理工学部
第8位 1,523,500円(200,000円) 京都産業大学 情報理工学部
()内は入学金です。
私立大学に通うと考えている方はこのぐらいの年間学費がかかることはある程度把握されていますので、年間100万円以上は教育費にかかると考えています。
ということは、大学受験時に費用をかけるということも可能である場合が多いと考えられます。一人暮らしをさせて、地方の国公立にいくとなってもこれと同等以上に費用がかかるので、大学を目指している家庭はそれぐらい考えているとわかります。
もちろん、家から通える国公立しか行かせられないと考えている家庭もあるので、全てではないですが大学進学を考えている場合はある程度費用を支払うことが可能というように考えてもらった方がいいかと思います。
私立大学の金額が下がらない限り、予備校の相場も下げてはいけないと考えています。
大学受験部・高校部はここ5年ぐらいで非常に増えてきたのではと感じています。アクシビジョンでも受験コンパスという大学受験の年間計画表作成システムを全国の学習塾に提供していますし、さまざまなFCも増えて大学受験部・高校部が増えています。
そうなった場合はどんどん安くしたらいいと考える塾予備校も出てくるかもしれません。
これは、私はやめてほしいなと考えています。
もちろん、サービスが少ないのであれば安くてもいいと思いますが、しっかりサービスをしているのに安くしてしまうと相場が崩れてしまい業界全体が安売り合戦になり悪い方向にいくなと感じています。
私立大学の学費が下がらない限りは年間100万円程度を相場となっている現状のまま進んでいくといいなと思っています。
これから受験人口もどんどん減っているので、単価は維持してしっかりビジネスが成り立つ業界にしてもらいたいと思っています
これから塾開業や高校部立ち上げを考えている場合は高単価モデルで!ビジネスモデルを作りましょう!
今回は大学受験予備校の相場の話をしてみました。今後もいろいろなことを発信できればと思います。
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