大学受験指導をしている塾がやるべきこと
こんにちは!
アクシビジョンの朝倉です。
今回は大学受験指導を行なっている塾がやるべきことについて書きたいと思います。
我々、アクシブアカデミーが今の時期に一番力を入れていることでもあるかなと思いますが、大学受験指導をするのであれば絶対にやらなければならないと考えていることがあります。
それは、「受験校選定&提案」です。
大学受験は高校受験と違い、科目指導だけやっていれば大丈夫という受験ではありません。
大学ごとや形式ごとに科目配点や問題傾向が違うなどは当たり前なので、それらを踏まえてその生徒に合わせた最適な受験校を選定して提案する必要があります。
受験校選定や提案というのはどういうことかということを知ってもらうために、最近私が実施した受験校選定の例を紹介します。
関西の難関私大である関関同立に行きたいという生徒で、その中でも関西学院大学に行こうと考え勉強していた生徒がいました。
その生徒は英語と現代文が得意で、世界史と古文が苦手でした。その中で、関西学院の過去問を実施すると、英語は合格点ぐらいとれたが、世界史が全くできず、11月の段階で合格点に届いていないという状況でした。
生徒はそれに対して非常に落ち込んでおり、関関同立を目指すのを諦めようかとも考えていました。
ここで多くの塾や学校では、あと2ヶ月あるので、関西学院の対策をしっかりやってなんとか間に合わせよう!という感じで進めていくかなと思います。
ただ、私はその生徒としっかり面談して、関西学院に行きたいのか関関同立のどこかに行きたいのかという問いをして、関西学院には一番行きたいけど、関西大学も同じぐらい行きたいという話を聞きました。
関西大学は関関同立の中で一番世界史の配点が低く、また問題も簡単という大学なので、世界史が苦手という生徒には非常に対策しやすい配点・問題傾向になっています。
そこで、あなたの得意苦手を考えると関西大学の方が配点・問題傾向があっている。だから、一度過去問を解いてみてほしい。と提案して結果を待ちました。
そうすると、関西大学では、英語・国語は合格点、世界史は関学では4割程度のところが6割超となり、合計で合格点付近まで点数を取れました!
この結果を見て、その生徒はこれならなんとか合格できるかもしれない!と感じモチベーションを高くなり、関西大学への対策を本格的に進めるという形になりました。
このように、一般的な塾や学校では、生徒の行きたい大学を尊重してその大学の対策を科目指導という形でサポートしていくと思いますが、アクシブアカデミーではそもそも配点や問題傾向なども考えて、受験戦略で合格をとりにいきます。
まだ、この生徒は結果がでていませんが、関西学院を目指す場合は途中でやる気がなくなっている可能性がありますが、関西大学なら行けるというイメージを持ってもらえたと思うので、しっかり合格を勝ち取ってくれると信じています。
受験校の選定は受け身ではなく、こちらから提案するというのが大学受験指導では絶対に必要ですのでもし大学受験生を生徒に持っておられる場合はその辺りを意識してもらえたらなと思っています。
アクシブアカデミーでも全員がしっかりとした提案ができるように、日々研修や分析を行っています。
大学受験は科目のサポートだけでは合格率は確実に下がります。本格的に大学受験指導をする場合は受験校選定をしっかりできるようになっていくことをお勧めします。
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