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マレーシアBPO企業TP社の有給、病休事情

マレーシアで無職になったおっさんです。

今回は私が働いていたマレーシアBPO企業であるTP社の有給、病休事情について書きます。

これからマレーシア移住を検討している方や転職を考えている人の
参考になればいいなぁと思います。

マレーシアでTP社といえば、ペナン島とKLにオフィスがあり、
ペナン島のオフィスが有名です。
24年10月ころにM社からTP社に完全移行しました。
ただ、オフィスビルの外観にはまだ、M社の看板が残っています。

M社からTP社になって、有給や病休の日数について、
変化はありませんでした。
(ここらへんは求人票を確認してください。)
ただ、M社時代にあったバースデーリーブがなくなりました。

有給について

有給についてですが、私が所属していた日本チームは、
4チームで構成されていました。
1日に有給を獲得できるのは、1チーム1人までとなります。
1日で有給を獲得できるのは、各チーム1人ずつの4人までです。

あっ!これは2024年12月までのルールでした。

今は、4チームをごちゃまぜにして、有給獲得のためにA~Dチームを作り、
ランダムに人を振り分けています。
よって、
1日に有給を獲得できるのは、
A~Dチームそれぞれ一人ずつの
合計4人までです。
※基本的には同じチームで2人有給獲得するということはできません。

このような面倒な縛りがあるため、
日本への一時帰国や長期の旅行などは、
数か月前から計画する必要があります。
※忌引きなどの時は普通に休めます。

普通の有給消化でも、
例えば4月に有給を取りたい場合は、2月の末までに
「この日休みます」と申告しなければいけません。
「明日有給使います。」は基本的にはできません。

チーム内での休みの調整が面倒でした。
日本の会社との違いは、有給は有給獲得のルールさえ守れば、
何も言われず取ることができます。

私が日本の民間企業で働いていたのは2008年09年ですが、
有給を使ったのは年1回だけという状況と比べれば、
かなりいいと思います。

教員時代の年休(有給)取得事情と比べても、
実際の運用面ではいいような気がします。

病休について

病休は、年15日あります。
休むためには医者の診断書が必要です。

私は2日ほど病休で休みました。
病休で休む場合は、医者の診断書が必要です。
診断書がないと病休にはなりません。
最悪クビになります。
マジです。

私は初めて病休で休んだ時に、
スリアKLの中にあるクリニックに行きましたが、
診断書をもらえませんでした。
「診断書くれ」と言ったのにもらえませんでした。

高いですがおすすめは「ひばりクリニック」です。
日本語通訳の人がいますので、
診断書をもらえないということはありません。

あと、会社が保険に入っているので、
それを使ってもいいかもしれません。
保険適用のクリニックの中には、「ひばりクリニック」も入っています。

病休に関しては、ズル休みに使う人もいるらしく、
仮病で病院にかかって、休もうとする人や
偽造の診断書を用意しようとする人もいるらしいです。

チームによっては、飲み会の翌日に病休をとるのはやめようという
独自のルールを設けているところもあります。

マレーシアBPO企業全般で言えることだと思いますが、
体調が悪いから家のベッドで寝ていますということはできないです。
マレーシアに移住する人は、クリニックの場所や営業時間を確認することを
おすすめします。

休みの申請が面倒だった!特にTPのシステム

面倒なのは、有給申請や病休の申請です。
M社時代のシステムは簡単で、家のパソコンからもできたのですが、
TP社になってからは、
分かりづらいシステムで、会社のパソコンからの申請しかできませんでした。
TP社の有給のカウント方法は変わっていて、「時間」で表されます。
多くのところは、「残り3日」とかで書かれていますが、
TP社は、残り「24時間」とかで書かれています。

TP社の採用は英語ができない人でも雇ってもらえることは
魅力ですが、会社のシステムは英語ですので苦労すると思います。

まとめ

有給の獲得は、1ヵ月前までに決める。
4月に休みたいなら、2月末までに申告が必要

病休は診断書が必要。ない場合は最悪クビになる。

有給病休の申請が面倒だった。



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