那須の温泉(鹿の湯)
はじめに
知人と温泉へ行こうと以前から話をしていたが、やっとお互いの予定が合えたので先日温泉へ行くことができた。
関東の温泉事情
関東は特に北関東方面に山が多いので温泉も多い。南関東には箱根山があり山が全くないわけではない。
ちなみに千葉には活火山はないがそれでも温泉はある。海から温泉なので海洋性の温泉。
海洋性はミネラル豊富で、大体が茶色〜黒湯の温泉。なので初見はおおっ、と、なるかもしれない。また源泉は熱くない傾向なので加熱し温泉として流しているところが多い。
今回は栃木の温泉に行こうと決めるも、当日までどこのエリアにするか決められなかったが、最終的に那須の温泉に決める。他の候補は鬼怒川、日光とあったがルート的に遠かったのでまたの機会に。
ちなみに那須には那須岳があるため火山性の温泉となる。火山で温められた源泉は基本的に熱いであろう。
那須湯本
那須湯本の方へ行くにあたり、知人に車を出してもらう。
なおその日は土曜日という世間では休日で、更に行ったのが4月末なのでゴールデンウィークも始まっている方もいるためか、那須湯本の方へ近づくにつれて渋滞が起きていた。行きも帰りも他の人とタイミングが結構同じだったためちょこちょこ混んでいた。
那須ICから県道17号線(那須街道)を通って行くが、カフェ(食事処含む)が乱立していた。少し車を走るたびにカフェがあり、事前調べ無しではどこのお店へ行くか悩んでしまう。
そのためお昼も道中で済ませたかったり、特にこれが食べたい物があれば事前に調べておくことをオススメする。
鹿の湯
当然世間では次の日も休みである方が多いため、当日で温泉宿を予約するのは難しかったので日帰り入浴できるところを探す。
温泉というと、私は泊まって温泉に入っていたので日帰り温泉というのが初めてである。(スパ行ってそこの温泉に入ることはあるが)
調べてみると「鹿の湯」というところが良さそうなのでそこをチョイス。
外見
なかなか味のある建物であり、これは期待ができる雰囲気。
内見
値段
大人(中学生以上)500円
小人(小学生)300円
幼児無料
ちなみにタオルを忘れても400円で記念タオルを購入できる。
そのため温泉に入れないことはないので安心してほしい。
また窓口の隣には有料のコインロッカーがあるが、貴重品がある場合はそこに預けることにになる。
(大型200円、小型100円)
脱衣所には、盗難多発しており発生しても責任負いかねる、と貼り紙が多数貼ってある。車で来ている場合は基本貴重品は車に預けておき、来店時は入浴代と車の鍵だけにしておくのがベターだろうか。
いざ温泉へ
入り口の扉には下記の貼り紙が貼ってある。
扉を開けると脱衣所があり、服を脱いだ後置ける籠が多数設置してある。
籠の場所によっては温泉に入りながら荷物を漁られていないかチェックできるので、コインロッカーに貴重品を預けていない場合は場所を検討するとよいだろう。
服を脱いだ後とはすぐに身体を流せる洗い場があるが、ボディソープやシャンプーは設置しておらず、そもそもここでは石鹸等使用は禁止である。
つまり温泉の湯だけで洗うことになるので潔癖の方には抵抗あるかもしれない。ちなみにドライヤーも設置していないので、髪も濡らしたい場合はあらかじめ持参するか無ければ自然乾燥することになるので注意。
温度
46℃ 48℃
43℃ 44℃
41℃ 42℃
脱衣所
のように、区分けされている。
基本的に徐々に熱い湯に入っていくと身体に負担をかけず気持ちよく入れるだろう。
筆者は全部の温度に入ってみたが、44℃の熱さが心地よく入れた。これに慣れると41℃がぬるく感じる事態に。
なお銭湯に行くとだいたい39℃から高くても42℃くらい。(調べるとクレームが出にくい温度は41℃だとか)
もちろん46℃も48℃も入ってみた。46℃は数分入っていられたが、やはり皮膚がヒリヒリするので痛みでギブアップする。48℃は試しに膝まで入れて数秒でギブアップ。出たあとも少しの間皮膚がヒリヒリしていたので、一気に温泉へ入っていたら慌てて温泉から出て他の客に迷惑かけていただろう。
しかしそんな中でも、一般客にその温度に入っている方もいるのでびっくりである。46℃と48℃には湯もみの板があるので、誰も入っていない場合は混ぜて気持ち温度を下げることは可能。
ちなみに脱衣所には「46℃、48℃に入る場合は波を立てないようにゆっくり入るように、一言声かけるように」と貼り紙がある。
波を立てると先に入っている人が熱く感じるのだとか。例えると、サウナ後水風呂に入った時に波立てると羽衣が剥げて冷たく感じるものだろうか。
休憩時
お風呂入ったあと少し休みたくなるが、温泉場と脱衣場には椅子がないため温泉場の床に座って休むことになる。
ちなみにこれまた「硫化水素があり危険なため横になるのは禁止」と張り紙があり、死亡事故に繋がることもあるのだとか。確かに腐卵臭が強いので横になったら床に溜まっているガスを吸いやすいので危険そうだ。
退店後
温泉特有の暖かさは残っており、当日はほどよい気温だったので心地よかった。しかし臭いも強いもので、しばらくは温泉特有の臭いが残っていたため、周りの人に温泉入ってきたのがバレるだろう。
でも那須と言えば温泉というところもあるため、そんなに気にすることではないと思われる。(温泉の近場を観光しているなら)
周辺の観光名所
鹿の湯の近くには「殺生石」というところがある。
2022年3月5日に石が割れてしまい、それがニュースになって話題になったがそれで知っている方はいるのではないだろうか。筆者はニュースで存在は知っていたが那須にあるのは知らなかった。
長年残存していた物が自然に割れて近々不吉なことが起きるのでは、と騒がれたが1年経過して自然による甚大な災害は起きていない。
しかしこの年は他国での戦争勃発や元総理の暗殺が起きるなど歴史的人災は起きたり、物騒な事件が起きるようになったなど違う形で不吉なことは起きている。この先更なる不吉なことが起きないように願いたいものだ。
ちなみにこの周辺も硫化水素による腐卵臭が強く、人によっては具合を悪くする可能性がある。また舗装されていないところもあるため履き物によっては転倒の恐れもある。
観光に行く際には状態を整えていくことをおすすめする。筆者は腐卵臭により少し気持ち悪くなるものの、マスクを装着しつつなんとか耐えた。
おわりに
普段は旅行先で泊まりつつ温泉に入るスタイルだったが、日帰り温泉もいいものである。
しかし千葉住みであり他県へ行くのは疲れるし、千葉の温泉となると選択肢も狭まってしまうためやはり銭湯やスパで満足しそうである。
ただ日帰りでも県内の温泉へ入りに行こうという気持ちにはなったので、千葉で日帰り温泉へ行った際には記事にまとめようと思う。
最後に、連日運転しまた混雑した道路で、お疲れであったと思うが事故もなく楽しく旅行を終えることができた。
知人にはこの場をお借りして感謝を申し上げます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?