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【PL第8節振り返り】希望が見えた一節!?:マンチェスターユナイテッドVSブレントフォード

こんにちは!
この記事では節ごとに戦術について振り返って行こうと思います!
ユナイテッドメインで書いています。ご了承ください。

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よろしくお願いします🙇‍♂️

はじめに

 曲者ブレントフォードをホームに迎え、上位に食い込むためにも大事な一戦。前半はチャンスを演出するもなかなか決めきれず、前半終了間際に先制を許してしまった。しかし、ハーフタイムに喝を入れられたのか、後半開始直後に同点弾を決める。そこからユナイテッドペースの時間が続き、逆転弾を決め結果2-1の勝利となった。

前半

攻撃

 ユナイテッドは「3-2-5」の陣形で、オナナも積極的に関わりながらビルドアップを試みる。対するブレントフォードは「4-4-2」でブロックを形成。

 ブルーノが気を利かせてサイドバックの位置に降りて顔を出し、組み立てるシーンが見られる。前節などのようにダロトがMF化して組み立てるシーンは少なく、高い位置を取ることが多かった印象だ。

 23分からブルーノとカゼミロが一時的に位置を交代して組み立てることが多くなる。
 その結果、ユナイテッドの下の位置でのボールの動きが活発になり、ボール保持率が上がった。ブルーノとエリクセンの個での打開や展開はやはりクオリティが高いと感じた。
エリクセンのコンディションは日に日に良くなってきているのではないか。

 右サイドに人数集めオーバーロードを作り、左サイドに展開するシーンが多々見られる。一方のサイドに人数を集め、逆サイドに展開することはテンハグがアヤックス時代から行っていたものなので、選手達へのビルドアップの形の浸透度が高くなってきたのではないか。
 ガルナチョのフィニッシュ精度が前半で鍵となったが、なかなか決め切れず。

前半の中で存在感を見せたのはホイルンド。彼のポストプレーやフリックは非常に効果的でブレントフォードの脅威になっていた。

守備

 守備は「4-4-2」のブロックを形成。前線の選手達はポジションを流動的に入れ替えCBへプレスをかける。CBへプレスをかける選手はホイルンドとラッシュフォードの時もあれば、ホイルンドとブルーノの時もある。

 ツーセンターを消しながらCBにプレスをかけ、サイドに追い込む。サイドの選手にボールが渡ったとしてもバックス陣の対応が非常に良く、攻撃の芽を積んでいた。

 ラッシュフォードの守備も日に日に向上してきていると感じた。この試合ではラッシュフォードのプレスの甘さから、彼のサイドを何度も突かれることは無く、失点の可能性があったようなシーンはほとんど見られなかった。

 守備で課題と言えることは、前線からハイプレスを行うためツーセンターのエリクセンとカゼミロの両方が同時に前へプレスをかけてしまい、MFとDFのライン間が空くことがあった。そのスペースを突かれ前進されるシーンが見られた。
 ツーセンター両方が前にプレスをかけた際のマークの受け渡し、後方の押し上げなどは改善が必要だと感じた。

後半

攻撃

 ユナイテッドは前半と変わらず「3-2-5」でビルドアップを試みる。

47分。ラッシュのピンポイントクロスからガルナチョのボレーで同点弾。早い時間で追いつけたことはこれまで少なかったため、前半からの気持ちの切り替えがしっかり行えていたと感じた。
ここからユナイテッドの攻撃のリズム、ペースが1テンポ上がってくる。

 上記の画像のようにユナイテッドは押し込んだ時に「4-6または3-1-6」の形になることが多い。超攻撃的なポジションを取ることは良いと思うが、1つミスをすれば非常に危険なカウンターを受けかねない。テンハグのビルドアップは後方の選手の質が非常に大事なことが分かる。

 前半もそうだが、ホイルンドのポストプレーが効果的すぎる。昨シーズンから成長していることがすぐに分かるほどだ。
 ホイルンドへのパスから前向いている選手に落とすことで攻撃のスイッチが入る。ガルナチョやラッシュフォードへの展開が多く見られた。

 62分。右サイドに限定しハイプレス。出しどころを消すことでボールを蹴らせリチャが回収。

そこから、リチャ→エリクセン→ブルーノのフリック→ホイルンドが抜け出し一対一をしっかりと沈めて逆転。

守備

 エンブウモ、シャーデへのコースはエリクセン、カゼミロがしっかり消しながらノアゴーア、ヤネルトを見ている。そのため、ブレントフォードのCBは縦ロングパスを蹴らざるを得ない状態だった。前線に蹴られたとしても、バックス陣の対応が良いのでほとんど跳ね返すことができた。

 前へ蹴っても効果的ではないブレントフォードはエンブウモ、ウィッサがボールをもらえず降りてくるシーンが見られるが、「4-4-2」のブロックを形成し中を固めているため崩されることはない。
裏へ抜ける動きも見られないため怖さがなく守りやすかった後半だ。

おわりに

 結果的に2-1で勝利を収めることができ、今後の順位やテンハグの続投について少し希望を抱くことができた。
 今節では、ビルドアップやハイプレスがハマるシーンが見られた。シュートまでの過程は成長を見せているが、最後のシュートのクオリティがほぼ変わっていない現状だ。前半からビッグチャンスをしっかりと決め切り、自分たちのミスから相手に試合のペースを譲らないように進化する必要がある。
 次のフェネルバフチェやウェストハム戦では、決定力の向上が見られることを願いたい。
 今節を機に調子を上げてTOP4フィニッシュを期待したい。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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