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【PL第6節振り返り】時間をかける必要がある?:マンチェスターユナイテッドVSトッテナム

こんにちは!
この記事では節ごとに戦術について振り返って行こうと思います!
ユナイテッドメインで書いています。ご了承ください。

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はじめに

 トゥエンテ戦から中3日で迎えたトッテナム戦。勝ち点7同士、BIG6相手ということで絶対に負けられない一戦。
 ウガルデがプレミアリーグ初スタメンで出場を飾った。今シーズン始まってからの決定力不足に悩むユナイテッドだが、トッテナム戦でも決定機を決められず。
 スパーズの素早いプレスに圧倒され、ボール保持できず開始3分で失点。前半終了間際にはブルーノが1発退場。後半には2失点を許し、0-3で敗北した。

前半総括

・攻撃

 まずは、スタメン選考から話していこうと思う。なぜ右ウイングがアマドじゃなくてガルナチョ!?
と思った方は多いだろう。これにはスパーズのライン設定が要因だと考える。
 スパーズは高い位置にライン設定をする。テンハグはロングパスの得意なブルーノやポストプレーが得意なザークツィー、オナナのロングフィードを活かして、スパーズのハイラインを突くカウンターを狙っていたからこのスタメンを選んだのだろう。
 そして後半、スパーズのペースが落ちると踏み、ガルナチョを代えてアマドを投入しボール保持を増やして崩そうと考えていたのではないかと思う。

 このシーンでは自陣深くでボールを奪い、空いたスペースにポジション取りをするブルーノへ渡しロングカウンターを狙った。
 しかし、スルーパスはウドギにカットされ、ラッシュフォードが拾うもボールが流れてしまいファンデフェンにカットされる。このシーンでは結局、ファンデフェンにそのまま持ち上がられ失点を許してしまう。失点シーンについては後で言及しよう。

 他にもオナナからラッシュフォードへの長いフィードからゴールへ迫るシーンが見られた。
 オナナはルックアップしラッシュフォードを見ていたことから、ハイラインのスパーズに対する共有された攻撃パターンだということが分かる。

 次は失点シーンについてだ。
私はダロトの怠慢プレスバックを指摘したい。

ここまではしっかりとマークしながらプレスバック
ブレナン・ジョンソンがPA近くまで来た途端、一気にプレスバックを緩める。

 ファンデフェンのクロスをデリフトがブロックしてくれると思ったのか分からないが、失点を防ぐためにDFとして1番頑張らなければいけない場面だ。ダロトのネガティブトランジション、クロス対応については改善が必要だ。

ジョンソンのダッシュ開始位置がもっと前かと思ったが、ほぼ同じ。

 ダロトの失点を防ぎたいという気持ちより、ブレナン・ジョンソンのゴールを決めたいという気持ちが上回った結果だろう。

 また、ファンデフェンの足の速さに付いていけず、簡単にPA内までボールキャリーを許してしまったブルーノの甘さも失点に関わっているだろう。
トゥエンテ戦でも見られたが、DFのボールキャリーに対するプレスが緩く誰が行くのかはっきりしておらず曖昧だった。
ユナイテッドは数的不利の被カウンターの際、誰がプレスに行くのか迷いがあることが課題だ。組織的な守備をできるようになる必要がある。

 ザークツィーは降りてきてボールを貰うもスパーズのハイプレスに圧倒されパスズレが多く、攻撃でつまずくシーンが見られた。

22分。ブルーノ→ガルナチョ→メイヌー→ザークツィーの決定機。これを決めていれば流れが変わっていたかもしれない。
ザークツィーはここ数試合フィニッシュに課題がある。ホイルンドも最初は苦労したが、勝ち点を落とすことに直結してしまうため早急にプレミアリーグに順応し、得点を量産してもらいたい。

・守備

トッテナムの「2-3-5」に対して「4-4-2」で守備。
ザークツィー、ブルーノはベンタンクールを消しながらファンデフェン、ロメロにプレスを仕掛ける。
ラッシュ、ガルナチョはポロ、ウドギをマーク。
フリーで動き回るマディソンには基本的にウガルデがマーク。

ベンタンクールを消しながら中切りでプレスを仕掛ける。

 ブレナン・ジョンソンやヴェルナーにパスが出た際には、ダロト、マズラウィがしっかりパスカットをすることで攻撃の芽を摘んでいた。

ラッシュがCBへプレスを仕掛けた時には、メイヌーがポロへ。リチャがクルゼフスキへマークをズラすことでハメる。

 ボール奪取するもスパーズのプレススピードに慣れることができず、なかなか落ち着かせられなかった。

そして、40分にはブルーノが1発退場。これがこの試合のターニングポイントだろう。あれがイエローであれば、後半に逆転も期待できたのではないかと思う。

後半総括

 1人少ない状況で1点ビハインドのユナイテッドは「4-4-1」のブロックを形成。
ザークツィーを下げ、カゼミロを投入。ラッシュをワントップに。

 後半開始2分。ソランケのポストプレーからブレナンジョンソンが運び、クルゼフスキに決められ0-2。

 スパーズは1人多いがペースダウンすることなく攻め続けてくる。
 スパーズはFWとMFのライン間にあまり人を配置しないため、後方からの楔のパスをユナイテッドはインターセプトすることができカウンターを仕掛け、コーナーやフリーキックを獲得するも得点は生まれず試合終了。

 正直、後半について触れることはこれぐらいしかない。ホイルンドをもっと早くに投入するべきだったかと思ったが、まだ怪我開けでプレータイムを管理しているのだろう。

おわりに

 シーズンは長い。
まだシーズンが始まって6節だと思えば楽観的になれるかもしれない。今後、改善される前提で、、
たらればだが、ブルーノの退場がなければ結果は変わっていたかもと思ってしまう。
 ポルト戦、アストンヴィラ戦、ブレントフォード戦の結果次第でテンハグの首が飛ぶ可能性がある。ポルト戦まで中3日しかないが、少しでも改良されることに期待して日々を過ごしたい。

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