テンハグ解任!!暫定監督ルート・ファン・ニステルローイのすべて。
はじめに
こんにちは!
この記事では暫定監督のファン・ニステルローイの監督キャリアや戦術について紹介していきます!
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監督キャリアのスタート
マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードなどでプレーしたニステルローイは2012年、35歳で選手キャリアを引退し監督への道を歩んでいく。
2013年、PSV U-17チームに就任したところからニステルローイの監督キャリアがスタートする。
そこから彼は2014年にフース・ヒディンク監督に招聘され、オランダ代表のアシスタントコーチに加わった。 2016年にはPSVに戻り、U17、U19、リザーブチームなどのユースチームを主に率いた。
2018年、PSVのU19を率いていたマルク・ファン・ボメルがファーストチームの監督に就任すると、ニステルローイがU19を指揮するようになる。戦績は以下の通り。
51試合26勝13分12敗・99得点66失点・勝ち点91
そして再び2020年から2021年の1年間、オランダ代表のアシスタントコーチに就任。この時、PSV U-18も兼任していたため多忙を極める日々を送った。
PSVのリザーブチームの監督を短期間務めた後、ファン・ニステルローイは2022年夏、退団したロジャー・シュミット監督の後任として、トップチームの監督に就任(2022/07/01~2023/05/24)した。 チャンピオンズリーグ出場権をかけたプレーオフでレンジャーズに敗れるという挫折を味わったものの、PSVでは短期間ながらも成功を収めた。
50試合34勝8分8敗・得失点49
ファン・ニステルローイはシーズン終了前に突然辞任を発表。(フロント陣のサポート不足が原因と言われている。)
しかし、2つのタイトル(ヨハン・クライフ・シールドとKNVBカップ)を獲得し、PSVはエールディビジで2位となった。
彼は2013年から監督キャリアをスタートさせたが、トップチームの監督に就任するまでに約10年もかけ、非常に慎重なキャリアを歩んでいることが分かる。2022年にトップチームに就任する前から「トップチームの指揮を取ってくれ!」というアプローチがあったらしいが、彼は「まだ早い。」と言って断っていたらしい。監督としても成功したいと強く思っていることが読み取れます。
ニステルローイの哲学
ファン・ニステルローイは、4-3-3、3-4-2-1、4-2-3-1のフォーメーションを使い、対戦相手によっては4-4-2を使うこともあった。
彼のスタイルは「守備から攻撃への素早い切り替え」を重視している。 CBからの前進、オーバーロード(一方に人数を集中させ、細かいパスで攻撃を展開)の促進、ワイドポジションからの攻撃を好んでいる。 ピッチを広く使うことでライン間やスペースを効果的に利用できるように選手へ求めている。
ファン・ニステルローイは選手に組織性を植え付けることを好み、「4-4-2」の守備陣形でライン間をコンパクトに維持し制限する守備を選手たちに望んでいる。ミドルブロックを形成し、ピッチ中央にいる選手にボールが入ることを好まないため、中央を固め外へ追い出すような守備を取る。
敵CBがサイドバックにパスを出したところでプレスのスイッチを入れ、ボールを奪いにいく。
2023年のオランダ・カップ決勝のアヤックス戦では、PSVは120分以上にわたってアヤックスのシュートをゼロに抑えた。 ハイプレスでボールを奪い試合をコントロールし、ゾーンによるマークで楔のパスなどを遮断して縦へ早い攻撃を展開する。
ファン・ニステルローイの哲学は、彼がこれまでのキャリアで師事してきたさまざまな名将の影響を受けて形成されたものであることがわかる。 縦へ早い攻撃と守備的な規律を兼ね備えながら、ポゼッションを追求している。
以下はニステルローイのコメント。
「マンチェスター・ユナイテッドで、サー・アレックスは常に我々を前へ前へと押し出してくれた。 選手として、私はそのようなプレーが大好きだった。 私もそのようなプレーをしたかったし、同じような感覚をチームや選手に伝えたい。」
さいごに
テンハグが電撃解任され暫定監督となったファンニステルローイ。正式な監督が就任するまで指揮を取る予定だが、このまま彼が正式監督になってくれたらロマンがあるし、ファンとして非常に嬉しい。(スールシャールの二の舞にはなってほしくないが笑)
トップチームでの監督経験は浅いが、慎重に歩んできた監督キャリアの経験を活かし、今のユナイテッドを復調させてくれることを願う。