「上級」ルークリシートクリーニング「濡らし過ぎ」のデメリット
中古車業界のプロの業者様お疲れ様です!カークリーニング用品のアクスです!
今回は、ルークリにおける「シートクリーニングの濡らし過ぎのデメリット」についてお話させていただきます。
シートを「濡らす」って?
少し説明不足だったので、ここで「シートを濡らす」を簡単に解説しておきますね。
「シートを濡らす」は、いわゆるリンサーなどで「大量の水」を使い汚れを落すタイプのシートクリーニング方法です。
よくあるのが「シート丸洗い」のようなMENUの名称で行っている業者様が多いようです。
リンサーで使う水分量は多く、いわゆる「濡らし過ぎ」の現象が起きます、果たして「シートの濡らし過ぎ」にはどんなデメリットがあるのでしょうか?
デメリット1
まず最初の「濡らし過ぎ」のデメリットは、「冠水車に間違われる」です。
「冠水車」は、「水没車」のようにも言われており、「室内フロア以上に浸水した車」を指します。
もちろん、シートクリーニングしただけでは「冠水車」ではありませんが、「勘違い」される事もあります。
もし「冠水車扱い」になれば、それは「中古車の価値が下がる」ので絶対に避けなければなりません。
見る人が見れば濡らし過ぎのシートが冠水車ではない事など判断できる!
のように思うかもしれませんが、お客様の車の「価値を下げる可能性を残す」のはルークリのプロ失格です。
デメリット2
ルークリのシートクリーニング「濡らし過ぎのデメリット」の2つ目は、「電装類の故障」です。
昔の車に比べて今の車はシートに電装類が多く使われていますよね。
電動シートはもちろん、シートヒーターなども付いている車種があります。
「シートの濡らし過ぎ」は、このシートの電装類を「故障」させたり、「ショート」させる原因になる危険性があります。
シンプルに考えて、家庭の電化製品などに水をジャブジャブかけて洗いませんよね…?
車のシートも同じで、あまりにも多くの水分をシートに使うのは、「電装類の故障の原因」を作る行為です。
デメリット3
次のルークリのシートクリーニングの「濡らし過ぎのデメリット」は、「納車が遅い」です。
ルークリの作業を終えて、納車、つまり人間が乗れる状態になるまでの時間。
これはお客様にしても「短い方が良い」ですし、業者側にしてみても、「短い方が時間に余裕が出る」ので、ルークリは「納車までの時間が早いに越した事がない」のです。
しかし、シートを「濡らし過ぎ」していたらどうでしょうか?
乾くまではもちろん乗車はできませんので、「乾くまで納車できない」わけです。
お尻が冷たくてもいい!早く納車して!
こんなケースは稀ですので、基本的にはシートが乾くまで納車ができず、「お客様満足感も下がる」わけですし、「業者様も時間のロス」になるデメリットがあります。
「丸洗い」は正義ではない
ここまででルークリのシートクリーニングの「濡らし過ぎのデメリット」をお話させていただきました。
やはりシートの濡らし過ぎには複数のデメリットがあります。
「シート丸洗い」、こう聞けば確かにサッパリ綺麗にクリーニングされているかのような印象を受けます。
しかしながら、この中古車業界のプロのルークリにおいて、必ずしも「大量の水を使うシートの丸洗いは正しいわけではない」のを覚えておいて下さい。
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