「量子磁気医学」を民間療法の1つにすぎない、と思っているのだろう。
「量子磁気医学」は、生体分子機械であるタンパク質分子に静磁気を加えて、「構造相転移」させるとタンパク質分子の機能が正常化して病気が治癒する、という理論である。体表に磁気を加えるだけでの治療法であるが、どのように磁気を加えていくか、その法則を知らなければ治療はできない。
電磁気学ではこのメカニズムを説明できない、現代物質科学の基本法則である量子力学の知識が必要である。半導体やレーザー効果、電気抵抗がゼロになる超電導、物体が宙に浮くマイスナー効果といった現象と同じ分野の現象なのである。これらは熱や圧力、光、磁場や電場などの物理的作用を加えるだけで、日常的知識では考えられない現象が起きる。「量子磁気医学」はこれらと同じ範疇の現象であるから、磁気を加えるだけで治るはずがないと疑ったり、せいぜい民間療法の1つに過ぎないとバカにしないほうがよい。
note以外にも、4つのブログとインスタグラムを書いているが、それらには「量子磁気医学」研究の核心部分は書いていない。研究者ならば当然のことであるが、「盗用」という研究不正から、自分の研究とその権利を守るためである。だから、それらのブログ読むだけでは、「量子磁気医学」がどのような治療理論なのかを検証したり、再現実験を行うことは困難である。当然のことであるが、治療することもできないだろう。
磁気治療や鍼灸は紀元前から行われてきたが、今日に至るまで誰もそのメカニズムを解明できず、治療理論を確立することができなかった。それほど解明困難な問題なのである。その問題を解明できた人物がいたら、必ずやノーベル賞を受賞することだろう。それほど重要な理論のすべてがブログに書いてあるなんて思わないほうがよい。
発見したことをどのように扱うのか。公表するのか、しないのか、公表するならば、いつのどのように行うのか、それは第一義的に、「公表権」という研究した人物に属する固有の権利である。理論を封印することも裁量の範囲内であり、義務ではないことを強硬に要求することは「強要罪」にあたる。ましてや研究した理論を盗もうとする「たくらみ」に引っかかるわけにはいかないのである。
他人からあれこれ言われる必要はない、ニセ科学と批判される筋合いはない。知ったかぶりして「量子磁気医学」をニセ科学とバカにするような医師たちは、そのようなブログだけを読み「量子磁気医学」のイメージを勝手に膨らませてニセ科学であると批判する。医学教育によって現代医学パラダイムについては詳しいかもしれぬが、科学研究の論理や方法を熟知しているとはいえない。 例えば、1人だけを対象とした実験から捏造した治療理論であり、再現性が保証されていないので、科学として無価値であると主張する。しかし、これは物理法則に基づく治療法である。物理法則に基づく現象には斉一性原理が適用されるので、時間や場所が異なったとしても、同じような条件下では同じ現象が繰り返される。薬物療法のように個人差が生じることはなく再現性は保証される。医師たちはこのようなことが理解できない、要するに科学的思考ができない。そんな医師たちの言を鵜呑みにしないほうがよい。
(注意) ブログやインスタグラム、電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』などから、法則・理論・ノウハウを引用や転載すること、インターネットやSNSに公衆送信することは、理由や長短に関わらず全面的に禁止します。著作権法や不正競争防止法違反は逮捕され前科が付く犯罪です。