物理学では原因を重視せず法則を知るだけで現象を制御できる。医学においても同様の治療法を確立できないか
もしも、物理法則と同じような治療理論を確立できるならば、治療可能な病気が格段に広がり、多くの病気を完治させることができるのではないか。このような予測に基づいて構築したのが、電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』に書かれている治療法である。 例えば、症状は機能異常の組み合わせによって決まるが、それを分類し特定することは極めて難しく、完全な特定は不可能といえる。そこで複雑化を回避するために、特定することを止めたのである。薬物療法の場合は特定しなければ治療薬を選択できないので治療は不可能となる。「量子磁気医学」の場合は、最小限の基本パターンだけしか行わない。もしも、異常があれば正常化され、異常がなければ何も変化は起きないだけである。どの機能が異常であるかを特定しなくても、結果的にすべての機能異常を正常化することができればそれでよい。最小限の基本パターンさえ覚えてしまえば、10歳の子供でも自分で治療が行えることになる。 これにより、日常経験する病気の大部分は、1つの治療理論によって、即効的に完治させることができる。分類学的作業を省くことにより、単純な治療法則を確立させることができたのである。科学の法則・理論は単純であるべきというオッカムの剃刀にも合致していることだろう。 しかし、どれほどこの治療法の有効性を説明しようが、科学研究の知識と経験がなく、これまでの常識に囚われている人物にとっては、ニセ医学としか思えない。納得するためには一度実際に治療を行ってみればよい。ほとんどの人間は肩こりや腰痛など、程度の差はあれ、何らかの不調を抱えていることだろう。だから自己実験による再現実験は、その気になれば誰でもできることである。しかし、些細なことにクレーマーのようにイチャモンをつけてくるような患者たちは、そのような実験を行うこともなく、電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』を読むこともしない。したがって、病気を治せないのは患者側の責任であり、こちらが批判されるいわれはない。
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