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入院中のお子さんたちを見守り支える ファシリティドッグのアニー

こんにちは、アクサ コミュニケーション&サステナビリティチームのYです。
アクサジャパンは、2019年から神奈川県立こども医療センターに入院しているお子さんたちに寄り添い勇気づけるファシリティドッグ「アニー」を支援しています。 先日、同センターを訪問し、入院中のお子さんたちにアニーのぬいぐるみを届けてきました。今回は訪問時の様子を交えながら、アニーの活動やお子さんたちとの関係についてご紹介します。


ファシリティドッグ「アニー」の役割

ファシリティドッグは、病院などの特定の施設で人々を支えるために専門的な訓練を受けた犬です。アニーは、臨床経験を持つ看護師であるハンドラーの方とペアになって神奈川県立こども医療センターに勤務しています。300人を超える入院中のお子さんたちの病床を日々順番に訪ね、つらい治療の間、そばにいたり、触れあったりしながら、彼らの心を支えています。手術に向かう際には、アニーが手術室前まで一緒につきそうこともあります。ハンドラーの方には、「アニーと一緒なら点滴をがんばれる」「アニーがいてくれたらリハビリも散歩みたいに楽しくできる」といったお子さんたちの声が届いているそうです。アニーの穏やかで優しい目と、触れるたびに伝わる温もりが、点滴や痛みを伴う検査を受けるお子さんたちの支えとなっているのでしょう。

いつも一緒にいられるアニーのぬいぐるみがお子さんたちを笑顔に

入院中のお子さんたちがアニーと会える時間は1週間にわずか10分程度。アニーもご家族もお見舞いに来られない日は、きっと寂しさや不安を感じていることでしょう。そんな時に少しでも心の癒しとなることを願い、アクサは支援を始めて以来、毎年ちびアニーのぬいぐるみを制作し、入院中のお子さんたちにプレゼントしています。ちびアニーは愛くるしいまなざしとふんわりと柔らかな手触りが特徴です。アニーが付き添うことが難しい治療の場でも、ちびアニーが代わりにお子さんたちをそばで見守り、彼らの支えとなっているそうです。

今回、神奈川県立こども医療センターとファシリティドッグを派遣しているシャイン・オン!キッズのご協力により、特別に入室を許可いただいた病棟にお伺いして、お子さんお一人おひとりにぬいぐるみをお渡しする機会をいただきました。元気そうにおしゃべりするお子さん、点滴キャリーを使ってゆっくり移動するお子さん、静かにベッドに横たわるお子さん…。突然のちびアニーのぬいぐるみの登場に、皆さんの目が輝きパッと笑顔が広がり、私たちもとても嬉しい気持ちになりました。中には、アニーのぬいぐるみがもらえることをあらかじめ知っており、心待ちにしてくれていたお子さんや、誕生日を迎えたばかりで、「誕生日プレゼント?!」と驚くお子さん、渡した瞬間に「かわいい~!」と抱きしめてくれるお子さんもいました。ちびアニーがいつもそばで見守ってくれることで、皆さんの気持ちが少しでも晴れやかになり、心の支えになることを願いながら、こども医療センターを後にしました。

少しずつ認知され活動が広がりつつあるファシリティドッグ

現在日本では、4つのこども病院でファシリティドッグが導入されています。訪問の際にお会いした医療センターやハンドラーの方によると、お子さんたちがアニーと触れ合うことで元気づけられ、治療に前向きになっていく姿を目にすることが多く、ファシリティドッグによる効果を実感されていました。
まだまだ一般の方々には知られてはいませんが、最近、ファシリティドッグに関する記事を目にする機会がありました。関係者の皆さんの活動や記事を通じて、少しずつその意義が知られるようになり、導入する病院が増えて、多くの入院中のお子さんたちの力になっていくとよいですね。

アクサは今後もファシリティドッグの活動を支援し、社内外向けのイベントやセミナーの開催など、多くの方々にこの素晴らしい取組みについて知っていただく機会を積極的に創出していく予定です。
シャイン・オン!キッズの公式インスタグラムでは、ファシリティドッグとお子さんたちの絆を伝える写真がたくさんシェアされていますのでご覧ください。ぜひ皆さんも一緒にファシリティドッグを応援してください!


最後までお読みくださり、ありがとうございました!皆さんの参考になれば幸いです。また、この取組みをいいなと想っていただけたら、ぜひスキ🧡をお願いします。私たちの励みになります!