【単元別_100問】AWS認定クラウドプラクティショナー[CLF-C02版]の過去問・類似問題_Cloud Concepts
〜1月26日 22:00
はじめに
記事は、最も効率的にAWS認定クラウドプラクティショナー[CLF-C02版]を合格したい人に向けたガイドです。
AWSクラウドプラクティショナー試験は、AWSの基本的なサービスや概念、セキュリティ、料金モデル、クラウド設計の基本知識を問う試験で、主に4つの主要カテゴリに分類されています。
試験は合計65問で構成され、合格点は概ね7割(45~46問正解)とされています。そのため、各カテゴリの中でも比重が高い出題範囲を重点的に学習することが、合格への最短ルートです。
そのため、満遍なく対策するのではなく、割合が最も大きいカテゴリから優先的に学習を進めるための教材を作成しました。
カテゴリ別の出題傾向
AWSクラウドプラクティショナー試験の設問割合を見ると、以下のカテゴリが他と比較して大きなウェイトを占めていることが一目瞭然です。
・Cloud Technology and Services
・Security and Compliance
・Cloud Concepts
むしろ、Billing, Pricing, and Supportを完全に捨てても合格可能です。
本Noteでは、Cloud Conceptsのカテゴリで最頻出の問題に絞って問題集、解説を作成しておりますので、下記の方はぜひご活用頂ければと思います。
■対象者
・初学者で効率的に学習を進めたい方
・既に学習を進行しており、Cloud Conceptsのカテゴリが苦手と特定できている方
各カテゴリの内容(参考)
こちらは各カテゴリの概要です。
Cloud Technology and Services
AWSクラウドサービスの基本的な仕組みと技術的な基礎を学びます。
Amazon EC2、S3、RDSなどの主要サービスの概要や、仮想化技術、スケーラビリティ、耐障害性の考え方が含まれます。また、クラウドコンピューティングの利点やオンプレミスとの比較も重要なポイントです。Billing, Pricing, and Support
AWSの料金モデルや請求に関する知識を習得します。
オンデマンド料金、リザーブドインスタンス、スポットインスタンスなどのコスト管理手法や、AWS Pricing Calculatorを使用した料金見積もり、サポートプラン(Basic、Developer、Business、Enterprise)について理解することが目標です。Security and Compliance
AWS環境でのセキュリティとコンプライアンスに関する基本を学びます。
IAM(Identity and Access Management)を使用したアクセス制御、AWS Shared Responsibility Model(共有責任モデル)、データ保護、暗号化、コンプライアンスフレームワーク(例:HIPAA、GDPR)などが含まれます。Cloud Concepts
クラウドコンピューティングの基本概念について学びます。
高可用性、弾力性、スケーラビリティ、アジリティのようなクラウドのメリットや、キャピタルエクスペンディチャー(CapEx)とオペレーショナルエクスペンディチャー(OpEx)の違い、クラウド導入のビジネスメリットを理解することが求められます。
下記の練習問題をマスターすれば、Cloud Conceptsのカテゴリの内容はほぼ網羅できるはずです。
初めの5問を無料開示いたしますので、クオリティに応じて購入判断を頂ければと思います。
練習問題
問題1
中小企業がAWS Cloud Adoption Framework (AWS CAF) を活用してクラウド移行を進める計画を立てています。AWS CAFが提供する「視点」として正しいものを次の中から1つ選んでください。
a. プラットフォーム
b. アーキテクチャ
c. オペレーション
d. セキュリティ
正解: a. プラットフォーム
解説:
a. AWS CAFは、ビジネス、ピープル、ガバナンス、プラットフォーム、セキュリティ、オペレーションの6つの視点を提供します。プラットフォームの視点では、クラウドインフラストラクチャの設計と展開が対象となります。
他の選択肢の解説:
b. 「アーキテクチャ」という視点はAWS CAFには含まれていません。
c. オペレーションはCAFの視点の1つです。今回の文脈ではプラットフォームが正解です。
d. セキュリティはCAFの視点の1つですが、プラットフォームの文脈が正確です。
参考: AWS CAF
問題2
ある小売チェーンがAWSを利用して運用コストを最適化しようとしています。彼らは売上が少ない店舗用に設定されたEC2インスタンスが過剰にプロビジョニングされていないか確認したいと考えています。この目的を最も効率的に達成できるAWSサービスはどれですか?
a. AWS Cost Explorerで利用状況を可視化し、最適なインスタンスサイズを提案
b. AWS Trusted Advisorで非効率なインスタンスを特定し、推奨事項を受け取る
c. Amazon DynamoDBでリソース利用データを収集し、分析する
d. AWS Artifactで低利用インスタンスのレポートを確認
正解: a. AWS Cost Explorerで利用状況を可視化し、最適なインスタンスサイズを提案
解説:
a. AWS Cost Explorerの「Rightsizing Recommendations」機能を使えば、CPU使用率やネットワークI/Oが低いインスタンスを特定し、コスト削減のための推奨事項を確認できます。
他の選択肢の解説:
b. AWS Trusted Advisorは非効率なリソースを特定しますが、Cost Explorerほど詳細な分析は提供しません。
c. DynamoDBはデータベースサービスであり、リソース利用の分析には適していません。
d. AWS Artifactはコンプライアンスレポートの提供を目的とするサービスであり、リソース利用の最適化には使えません。
参考: AWS Cost Explorer
問題3
「AgileCorp社」は、AWSクラウドの活用により、事業の俊敏性と迅速な対応能力を向上させたいと考えています。この目的を達成するためのAWSの特長として最も適したものを選んでください。
a. 必要なリソースを即座にプロビジョニング可能
b. データを完全に非公開の専用環境で保管可能
c. リソースを必要に応じて拡張または縮小可能
d. AWS内で完全無料のサーバーリソースを利用可能
解答: a
解説:
a. 必要なリソースを即座にプロビジョニング可能
AWSはオンデマンドでリソースをプロビジョニングできるため、ビジネスの俊敏性と迅速な対応能力を向上させます。
他の選択肢の解説:
b. データを完全に非公開の専用環境で保管可能
専用環境は利用可能ですが、俊敏性の向上には直接関係しません。
c. リソースを必要に応じて拡張または縮小可能
拡張や縮小は俊敏性の一部ですが、プロビジョニングの迅速さがより重要です。
d. AWS内で完全無料のサーバーリソースを利用可能
一部のサービスで無料利用枠は提供されますが、完全無料ではありません。
参考: AWSの俊敏性向上の特長
問題4
「FlexCloud社」は、新規プロジェクトにAWSクラウドを活用することを検討しています。AWSクラウドの使用に関する利点を選んでください。
a. 使用した分だけ料金を支払うため、長期契約を必要としない
b. AWSが全てのアプリケーションセキュリティを管理する
c. AWSデータセンターへの物理的なアクセスが許可される
d. 特定のハードウェアを指定してカスタマイズできる
解答: a
解説:
AWSは「従量課金制」を採用しており、使用したリソース分だけ支払うため、長期契約は不要です。Savings PlansやReserved Instancesを選ぶことで、特定の条件で割引を受けることも可能です。
不正解の解説:
b. AWSはインフラのセキュリティを管理しますが、アプリケーションのセキュリティは顧客の責任です(共有責任モデル)。
c. AWSデータセンターへの物理的なアクセスは許可されません。データセンターは厳重に保護されています。
d. AWSのインフラは標準化されており、特定のハードウェアのカスタマイズはできません。
参考: AWS料金と課金
問題5
「CostCut社」は、AWSが他のクラウドプロバイダーに比べて低コストを維持できる理由について説明する必要があります。この理由として最も適切なものを選択してください。
a. スケールメリット(規模の経済)
b. 短期契約オプションの提供
c. AWS独自の専用データセンター
d. 顧客ごとのリソースカスタマイズ
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12月27日 22:00 〜 2025年1月26日 22:00
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