
「生誕150年記念 菱田春草展 不朽の名作《落葉》誕生秘話」展(-2024.11.4)・福井県立美術館
閲覧ありがとうございます。日本絵画一愛好家です。
本記事は、2024年9月15日から11月4日まで福井県立美術館(福井県福井市)にて絶賛開催中の北陸新幹線福井・敦賀開業企画「生誕150年記念 菱田春草展 不朽の名作《落葉》誕生秘話」展について、弊方による雑な飛報とご理解頂けますと幸甚です。
ということで、福井県立美術館の本展ページに僭越ながらリンクを張らせて頂きます。
弊方の note 記事は、展覧会/企画展の拝覧を備忘録的にヲタトークするような感じのものが多いのですが、ストレス解消というか気分転換というか自己満足を優先させる方向性で無駄に長くなっており、そのため、会期が終わってからの投稿が多くなっております。
しかしながら、できれば会期中に投稿させて頂きたいという意思もございます。先日の「ひこねのりお」展や「斎藤畸庵」展もそうでした。
ところで、本展「生誕150年記念 菱田春草展 不朽の名作《落葉》誕生秘話」展なのですが、弊方関西在住ですので、福井市は関西から比較的遠方であり、いろいろ都合もあって、お伺いするか否か悩みました。
そこで、弊方的には珍しく予習として「展覧会行ってきました!」を主題とするブログや note 記事を事前に検索させて頂いたのですが、残念ながら本展の記事をほとんど検出できませんでした。
結局、本展「《落葉》誕生秘話」展には、予定をやりくりしてなんとかお伺いして、たいへん素晴らしい展覧会でしたのでお伺いしてよかったと思ったのですが、そこで、弊方ちょっと考えました。
これまで通りのだだ長いヲタトーク記事とは別に、会期中に間に合いそうであれば、興味をお持ちの諸姉兄(ジェンダーに配慮しました)にとって少しでもご参考になればと思い、微力ながらヲタトークを控えて内容を絞った飛報的な記事を投稿させて頂こうと思いました。
さて、関西から福井県立美術館にお伺いしようとするならば、サンダーバードで敦賀駅まで、敦賀駅から北陸新幹線で福井駅まで、という経路が思いつきます。
しかしながら、サンダーバードの敦賀止まりについては巷間とやかく言われておりますように使い勝手の点でいろいろあり、弊方は、JR在来線で敦賀駅まで、敦賀駅からハピラインふくいで福井駅までお伺いしました。
なお、大阪駅から京都線、琵琶湖線、湖西線のエリアであれば、ハピラインふくいの各駅まで普通乗車券の購入が可能だそうですが、これら路線を外れると、敦賀駅まで普通乗車券を購入し、敦賀からハピラインふくいの乗車券を購入する必要があるそうです。
弊方、土日のハピラインふくいはかなり混雑する印象を持っております。2両編成であることに加え、弊方みたいに新幹線を使わない観光客の方々が多いためだと妄想しております。
弊方が本展にお伺いしたときには、ハピラインふくい線は予想以上にめっちゃ混雑してました。若い女性方が多く、皆さま鯖江駅で下車されましたので、これは何かステキなイベントがあるのではないか、と思って後から調べましたところ、鯖江市のサンドーム福井にて、かの偉大なる『刀剣乱舞』のミュージカルが開催されていたそうです。
福井駅から福井県立美術館までは、京福バスが出ているそうですが土日祝日運休の路線が多いようで、LRTの福井鉄道、または、えちぜん鉄道に乗り換えて、いずれも田原町駅で下車すれば、歩いて10分くらいで福井県立美術館に着くそうです。
なお、弊方は歩くのスキスキ「ちょいキモおやじ」で、他の展覧会またはミュージアムにハシゴする予定もありませんでしたので、福井駅から歩きました。だいたい40分くらいでしょうか。もう少しかかるかもしれません。
さて、福井県立美術館を、弊方の微妙なガラケー的なガラホで撮影した雑な写真を僭越ながら掲載させて頂きます。

同館入口に入って向かって左手にミュージアムショップがあり、右手に案内コーナー等がありました。本展「菱田春草展 不朽の名作《落葉》誕生秘話」展の入口は、そのまま正面に向かって進んだ奥にあります。本展入口の雑な写真を掲載させて頂きます。

写真には写っておりませんが、この入口の向かって右側にチケット売り場があります。
本展は、入口から階段を上がって2階の第4展示室から第3展示室、その後1階におりて第2展示室から第1展示室という経路で作品群が展示されておりました。第1展示室の出口を出ると、写真の本展入口に出てきます。
本展は基本的には写真撮影禁止なのですが、第4展示室の第1章のみ、写真撮影可のマークが表示された作品が3点ありました。せっかくですので、何がせっかくかわかりませんが、弊方の微妙なガラケー的なガラホで撮影した雑な写真を僭越ながら掲載させて頂きます。いずれの作品も福井県立美術館蔵でした。



本展は、菱田春草先生の「回顧展」というよりも、春草先生の代表作である「落葉」の制作経緯をたどる展覧会、という感じでした。
春草先生作の「落葉」という作品は、未完のものも含めて複数存在するそうで、その中でも、本展の主題となっている「落葉」は、重要文化財に指定され、永青文庫所蔵で熊本県立美術館寄託の作品になります。
この作品を制作された2年後に春草先生は37歳になられる直前の若さでお亡くなりになったそうです。
そのため、本展は、「落葉」の制作経緯をたどることで、結果的に春草先生の画歴をたどることになり、そういう意味では、春草先生の「回顧展」といえなくもないと思います。
最後の第1展示室には、
展示番号46・滋賀県立美術館蔵の「落葉」、
展示番号47・個人蔵で未完の「落葉」、
展示番号48・永青文庫蔵で熊本県立美術館寄託の重要文化財の「落葉」、
展示番号49・茨城県近代美術館蔵の「落葉」、
展示番号50・福井県立美術館蔵の「落葉」
という合計5作の「落葉」がずらりと並んで展示され、まさしく圧巻でした!!!
この第1展示室の展示を拝見するだけでも十分な値打ちがあると弊方激萌えでした。
これ以外にも弊方の個人的なおススメはあるのですが、これを長々とヲタトークすると飛報になりませんので、差し控えたいと思います。
ひとつだけ、最初の第4展示室は、独立した中壁により手前側と奥側に二分されており、手前側が「第一章 《落葉》に至る奇跡」で、奥側が第二章ではなく「第四章 自然を描く~樹木図の変遷~」だったのですが。この第四章の展示が個人的には斬新で激萌えでした。
第4展示室奥側は、中壁側が「洋画壇の自然観照」として、浅井忠先生の「樹林」(展示番号IV-14)、久米桂一郎先生の「寒林枯葉」(展示番号IV-13)、岸田劉生先生の「日比谷の木立」(展示番号IV-15)が展示されていたのですが、なかなか文章では伝えにくいのですが、「樹林」と「日比谷の木立」が、中壁から直角に立設された二つの短い展示用壁にそれぞれ展示され、その間に中壁に「寒林枯葉」が展示されているという構成でした。
・・・たいへん申し訳ありません。わかりにくいというか、わかりませんですね。写真があればよいのですが、先ほどの3作品を除いて写真撮影禁止でしたので、ぜひ本展にお伺いして拝見して頂ければと思います。
なお、重要文化財の「落葉」は、残念ながら10月14日までの前期展のみの展示です。
それでは、後期展はどうなるのかというと、驚くべきことに、菱田春草先生作の重要文化財「王昭君」(展示番号14、善寶寺蔵)、同じく春草先生作の重要文化財「普賢菩薩」(展示番号25、東京国立近代美術館蔵)、さらには尾形光琳先生作の重要文化財「槇楓図屏風」(展示番号IV-17、東京藝術大学蔵)等が展示されるとのことでした。
ご参考までに展示替えの案内がありましたので、弊方の微妙なガラケー的なガラホで撮影した雑な写真を掲載させて頂きます。

さらに後期展では、長野県の県宝である、春草先生作の「菊慈童」(飯田市美術博物館蔵)も展示されるそうです。
弊方、本展は前期展だけの拝覧のつもりにしておりましたが、後期展もお伺いできないか、予定をやりくりしております。
なお、本展では、《枯葉》から「枯葉」をトリミングした愛らしいカード? が配布されておりました。チラシも(フライヤー)も兼ねているのでしょうか、二次元コードのリンクも掲載されておりました。
このステキ「枯葉カード」を、本展半券とともに弊方の微妙なガラケー的なガラホで撮影した雑な写真を掲載させて頂きます。

飛報ですので、弊方の雑で一方的で個人的なおススメのみとさせて頂きました。そうはいっても結構長くなってしまいました。
改めて通常運転の長文自己満足ヲタトークを投稿させて頂きたいなぁと思っております。
以上、簡単ですが閲覧頂きありがとうございました。