「オタケ・インパクト-越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム」展(-2024.12.15)・泉屋博古館東京
閲覧ありがとうございます。日本絵画一愛好家です。
本記事は、2024年10月19日から12月15日まで泉屋博古館東京(東京都港区)にて絶賛開催中の「オタケ・インパクト-越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム」展について、弊方による雑な飛報とご理解頂けますと幸甚です。
ということで、泉屋博古館東京の本展ページに僭越ながらリンクを張らせて頂きます。
もうすぐ終わりですね。また、ぎりぎりの投稿になってしまいました。
いろんなミュージアムにおいていろんな形式でウェブサイトを開設されておりますが、過去開催された展覧会/企画展の情報をアーカイブにされているところがあり、泉屋博古館(京都・東京)では、基本的に過去展のアーカイブが残されている模様ですので、展覧会終了後も備忘録として確認できるように、本展ページにリンクを張らせて頂きました。
泉屋博古館東京には、本年2024年3月16日から5月12日にかけて開催されておりました「ライトアップ木島櫻谷 -四季連作大屏風と沁みる「生写し」」展について、note に記事を投稿させて頂いております。僭越ながらリンクを張らせて頂きます。
それはさておき、弊方、本展「オタケ・インパクト」展はたいへん楽しみにしておりました。
尾竹三兄弟のうち、少なくとも尾竹竹坡先生については、そのご尊名を存じ上げておりましたが、実際に作品を拝見する機会がなかったためです。
なにゆえ竹坡先生のご尊名を存じ上げていたかというと、そ・れ・は・な・に・か・と・た・ず・ね・た・ら(by 落語「豊竹屋」もしくは上方落語大喜利「ベンベン」)、富山県水墨美術館にて、2018年に竹坡先生生誕140年の展覧会が開催されていたそうで、その図録をゲットしていたためです。
ということで、富山県水墨美術館「生誕140年 尾竹竹坡展」図録の表紙1および表紙4を、弊方の微妙なガラケー的なガラホで撮影した雑な写真を、雑に並べたものを僭越ながら掲載させて頂きます。
実は、本展「オタケ・インパクト」展と連携しているのか否かはっきりしないのですが、富山市郷土博物館にて、本年2024年10月5日から11月17日にかけて「特別展 富山の浮世絵-売薬版画」展が開催されており、弊方、こちらにもお伺いいたしました。
ということで、「富山の浮世絵」展の看板を、弊方の微妙なガラケー的なガラホで撮影した雑な写真を僭越ながら掲載させて頂きます。
富山市郷土博物館は、富山駅から歩いて10分くらいのところにある、富山城の城址公園内に所在しております。城址公園内の北の方には、富山市立佐藤記念美術館が所在しており、弊方、佐藤記念美術館には、岸駒先生もしくは岸派の展覧会/企画展等で何度かお伺いしていたのですが、城址公園の南の方に所在する、富山市郷土博物館にお伺いしたことがありませんでした。
富山市郷土博物館の建物は、戦後に富山城の模擬天守として再建された建物だそうです。
ということで、富山市立郷土博物館および佐藤記念美術館の共同ウェブサイトに、僭越ながらリンクを張らせて頂きます。
なんで「富山の浮世絵」展と「オタケ・インパクト」展が関係すんねん?! ということですが、尾竹三兄弟の長兄、北斗三兄弟(本来四兄弟ですが三男ジャギを除きます)で例えればラオウに相当する? 尾竹越堂先生は、東京に上る前は、「明治時代の富山浮世絵を代表する絵師」・尾竹国一(おたけ くにかず)だったそうです。
実際、「オタケ・インパクト」展においても、国一(越堂)先生の売薬版画が展示されておりましたし、次兄・竹坡先生も末弟・国坡(国観)先生も東京に上る前に、富山に合流して国一(越堂)先生の画業を手伝っていたそうで、竹坡先生および国坡(国観)先生の売薬版画も展示されており、さらに本展「オタケ・インパクト」展図録には、富山市郷土博物館館長の坂森幹浩先生の小論(コラム?)「富山時代の尾竹国一と弟たち」も掲載されておりました(第33ページ)。
「富山の浮世絵」展は、一部の作品・資料を除いて写真撮影可でしたが、弊方の微妙なガラケー的ガラホでは、国一先生に関係する展示のわかりやすい写真を撮影することはできませんでしたので、僭越ながら「富山の浮世絵」展の入口の雑な写真を掲載させて頂きます。
ちなみに、富山市郷土博物館は、富山城復元天守の1階でチケットを購入するのですが、ミュージアムの入口自体は2階になっており、入口前のロビー(ホワイエ?)に、本展「オタケ・インパクト」展のポスターが掲示されておりました。こちらも僭越ながら雑な写真を掲載させて頂きます。
「オタケ・インパクト」の「パ」がわかりやすいですね。
ところで、弊方、富山市郷土博物館だけを目的に富山市にお伺いしたわけではなく、先ほどの富山県水墨美術館にて本年2024年9月14日から11月10日まで開催されていた「歌麿、北斎、若冲、蕭白、秋暉 … 魅惑の摘水軒コレクション-江戸絵画の奇才たち」の後期展もダブルメインとしてハシゴさせて頂きました。
富山駅から近い富山市郷土博物館を先にお伺いして、その後、徒歩で富山県水墨美術館にお伺いすべく、富山城址公園を南側から大手町の交差点に出たところ、ナゾの萌え萌え二次元美少女のステキなポスターが掲示されておりましたので、思わず雑な写真を撮影してしまいました。
うぅむ、富山城を背景に、ステキ萌え萌え美少女が麗しく煌びやかに映えておりますね ♡♡♡
ケーブルテレビ富山とありましたので、安直にインターネットを検索してみますと、ステキ萌え萌え美少女のサイバーかつポップにして冴えわたるようでありながら睦まじい感じのステキなイラストやCM動画も含む「MITAST ミタスト光 ケーブルテレビ富山」のステキなウェブサイトが確認できましたので、僭越ながらリンクを張らせて頂きます。
ケーブルテレビ富山のウェブサイトでは、キャラのご尊名や絵師の先生のご尊名など詳細情報はわからなかったので、さらに安直にインターネットを検索したところ、かの偉大なる名作『左ききのエレン』の作画ご担当の nifuni 先生がお描きになられた「モモ」さま、とのことです。nifuni 先生、富山県高岡市の在住でいらっしゃるようですね。僭越ながら nifuni 先生のウェブサイトにリンクを張らせて頂きます。
“works”のページに「モモ」さまが紹介されております。弊方推したくなってきました。
ちなみに、ケーブルテレビ富山には、ミタスト君という、やはりステキなゆるキャラがいらっしゃいます。ケーブルテレビ富山ウェブサイトに、ミタスト君をモチーフとした「ミタスト体操」というページがありましたので、僭越ながらリンクを張らせて頂きます。
さらにちなみにですが、「摘水軒コレクション」展は、前期後期ほぼ総入替えでしたので、前期展にもお伺いしております。僭越ながら、富山県水墨美術館の正門? の雑な写真も掲載させて頂きます。
さらにちなみにですが、摘水軒コレクションを所蔵される公益財団法人 摘水軒記念文化振興財団は千葉県柏市に所在されるとのことですが、本年2024年6月28日から8月25日にかけて、千葉市美術館において「企画展 岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師 -摘水軒コレクションを中心に」と「江戸絵画縦横無尽! 摘水軒コレクション名品展」が同時開催されており、こちらも弊方お伺いさせて頂きました。
こちらの摘水軒コレクション展についても、通常運転の長文自己満足ヲタトークを投稿させて頂きたいなぁと思っております。
・・・ぜんぜん「オタケ・インパクト」展についてヲタトークしておりませんですね。たいへん申し訳ありません。
ということで、泉屋博古館東京のたいへんステキでオシャレで田舎もんのおっさんには入りづらい外観の雑な写真を掲載させて頂きます。
本展、当然のごとく写真撮影禁止です。ただし、「ライトアップ木島櫻谷」展でもそうでしたが、写真撮影可の作品が1点だけありました。泉屋博古館東京の4つの展示室につながる中央のホールに展示されておりました国観先生の「絵踏」という作品です。僭越ながら雑な写真を掲載させて頂きます。
何かピンぼけてますね。たいへん申し訳ありません。
富山県水墨美術館の「生誕140年 尾竹竹坡」展の図録を拝見していても、たいがい竹坡先生の作風が幅広くわけわからんかったのですが、本展を拝覧して、さらに尾竹三兄弟の作風が幅広くわけわからんかった感がマシマシになってしまいました。
本展の展覧会名称が「オタケ・インパクト」というのは、弊方的には非常に納得がいくというか、展示内容にふさわしいというか、な感じがいたしました。
富山の売薬版画浮世絵に始まり、
国観先生の「絵踏」(展示作品リストNo. 19/図録作品No. 21)あるいは
富山県水墨美術館の「生誕140年 尾竹竹坡」展図録表紙に採用された竹坡先生の「おとづれ」(展示作品リストNo. 26/図録作品No. 23)のように「近代大和絵」あるいは「近代歴史画」という感じの大作、
同展チラシ(フライヤー)や同展図録表紙に採用された竹坡先生の「大漁図(漁に行け)」(展示作品リストNo. 39/図録作品No. 50)や福富太郎コレクションで以前拝見させて頂いた竹坡先生の「ゆたかなる国土」(展示作品リストNo. 53/図録作品No. 39)のように、「近代大和絵」を飛び越えた現代マンガやイラストレーションのごとく写実性と模式化とが融合されたようなモダンな作風の作品、
さらには、竹坡先生の三福対の大作「月の潤い・太陽の熱・星の冷え」図録作品No. (展示作品リストNo. 40/図録作品No. 47)のように、現代21世紀の作家が描いたといっても、おそらく疑問を持たれないであろう、あまりにも斬新な作品など、
ほんまに正直申し上げて、良い意味でわけわからんインパクト大な作品群でした。
特に「月の潤い・太陽の熱・星の冷え」は、富山県水墨美術館の「生誕140年 尾竹竹坡」展図録にも掲載されており(作品No. 27-1, 27-2, 27-3/第33-35ページ)、実際の作品はどんなかんじなんやろう、スゴいモダンな感じの額装なんやろうな、と思っておりましたら、まさかまさかの掛軸三福対!!! 弊方ひっくり返りそうになりました。もちろんひっくり返っておりません。迷惑になりますので。
「大漁図(漁に行け)」と「月の潤い・太陽の熱・星の冷え」は、部分がステキにトリミングされてクリアファイルとなっておりましたので、弊方ゲットさせて頂きました。僭越ながらご参考までに雑な写真を掲載させて頂きます。
やはり何だか微妙にピンぼけておりますが、ご容赦頂けますようお願いいたします。
それはともかく、本展「オタケ・インパクト」展の展示作品としては、先ほど挙げさせて頂いた作品以外にも、弊方的には、
京都の泉屋博古館でも拝見させて頂いたことのある国観先生の「黄石公張良之図」(展示作品リストNo. 67/図録作品No. 30)、
富山県水墨美術館の「生誕140年 尾竹竹坡」展図録にも掲載されていた(作品No. 37/第50-51ページ)竹坡先生の「大地円」(展示作品リストNo. 54/図録作品No. 60)、
国観先生の「浄化・満潮」(展示作品リストNo. 58/図録作品No. 66)、越堂先生の大作屏風「徒渡り」(展示作品リストNo. 29/図録作品No. 35)、
同じく越堂先生の作品で曾我蕭白師匠の「青砥藤綱・韓信図屏風」をなんとなく思い出してしまった(雰囲気はだいぶ違いますが)「韓信忍辱図」(展示作品リストNo. 14/図録作品No. 15)、
福田豊四郎先生の「秋田のマリア」をなんとなく思い出してしまった(モチーフが同じやから?)竹坡先生の「母と子(真心)」(展示作品リストNo. 16/図録作品No. 14)等
もたいへん推しとさせて頂きたいと思います。
さて、泉屋博古館東京のミュージアムショップでは、新潟市潟東樋口記念美術館にて2023年に開催されていた「尾竹三兄弟と師弟展」の図録が販売されており、樋口記念美術館のリーフレットも頒布されておりました。弊方、当然ながらゲットさせて頂きました。僭越ながら雑な写真を掲載させて頂きます。ぜひお伺いしたいですね。
尾竹三兄弟のご出身は新潟市だそうで、「尾竹三兄弟と師弟展」の図録によれば、次のようにありました。
地域ゆかりの画人として、樋口記念美術館のように新潟市内あるいはその周縁のミュージアムにて、尾竹三兄弟の展覧会/企画展を開催されるのは、それほど違和感がありません。
しかしながら、如何に住友家とのご縁があったとはいえ、越堂先生、竹坡先生、あるいは国観先生の個人に着目したのではなく、尾竹三兄弟に着目した本展「オタケ・インパクト」の展示構成は、尾竹三兄弟がそれぞれ独自性をお持ちになりつつ有機的につながっておられたことがよく分かったような気がしまして、弊方的には個人的にたいへん激萌えでした。
なお、本展が尾竹三兄弟のどなたかではなく「三兄弟」の展覧会/企画展であったというのは、尾竹三兄弟の地元? 樋口記念美術館に対するリスペクトもあるのかもしれないと、弊方妄想させて頂きたく思います。
こういう強烈にイカす展覧会/企画展はぜひとも関西他にも巡回して頂きたいと思うのですが、泉屋博古館東京の単館開催ということのようで、京都の泉屋博古館も休館中なので、やはりいろいろあった難しいように思いました。
ところで、さきほど紹介させて頂いた推し作品は、展示作品リストを確認すると、いずれも前期展のみ展示の作品がほとんでした。
そうなんですわ!!! 本展「オタケ・インパクト」展、前期展と後期展で全作品ではないにせよ、かなりの作品が展示替えになるんですわ!!!
弊方、比較的早い時期の前期展にお伺いしましたので、後期展にもぜひお伺いしたいのですが・・・
2024年11月24日の日曜美術館のアートシーンでも本展「オタケ・インパクト」展が紹介されてましたので、なおさらお伺いしたいのですが・・・
もうすぐ本展終わりですが、後期展にお伺いすることが困難な状況で、たいへん残念です。関西でもやっておくんなはれや~~~
という、ウザくてキモくてキタナいおっさんの個人的なボヤキになってしまいまして申し訳ありませんが、飛報ですので、弊方の雑で一方的で個人的なおススメのみとさせて頂きました。
以上、簡単ですが閲覧頂きありがとうございました。