〈資料〉月刊WiLL2024年2月号 飯山陽氏×島田洋一氏対談:池内先生&篠田先生への言及部分+おまけ(Awiの感想)


はじめに

今回は、月刊WiLL2024年2月号「ハマスVSイスラエル 学者・政治家・専門家
世間知らずの暗愚ばかり 対談:飯山陽×島田洋一」
から記事の抜粋です。

長いですので、著作権とかどうなんでしょう。
こんなに抜粋すると怒られるのこれ?
でもこれほとんどが中傷とデマしか記事になっていないので、公益性を優先してみます(怒られたらその時考えます。当然ながら反証は可能ですので)。

記事抜粋

「ハマスVSイスラエル 学者・政治家・専門家 世間知らずの暗愚ばかり」より

P49〜51
池内恵の正体
飯山 ただハマスとイスラエルの戦いで、一部の「学者」と呼ばれる人たちの本性が明らかになりました。その一人が、中東研究の「権威」である池内恵東京大学教授です。
島田 X(旧ツイッター)で飯山さんに執拗に絡み、見苦しい誹謗中傷を繰り返す男ですね。
飯山 これまで「狂乱インフルエンサー」「虚言癖拗らせたインフルエンサー」などと言われました。十二月八日には、私について「そもそも家族が閉じ込めて表に出しちゃいけない類だよね」と投稿したんです。閉じ込めるというのは、「監禁しろ」という意味でしょうか。「飯山陽」を自由に行動させてはならない、社会に出してはならない。飯山陽を座敷牢に閉じ込めて社会に出さないのは家族親族の義務だ」と言ってるようなもの。
島田 毎日飯山さんに襲い掛かられている夢をみて、うなされているのでしょう。早く公職を離れてプレッシャーから解放されたほうが彼のためだと思います。
飯山 さらに私について「政治分析のスペシャリストじゃない」「ガザの分析はできない」「中東政治・国際関係で本当に議論したら彼女本当に負けてしまう」「イスラエルについては全く知らない」と断定しています。「知らない」「わかってない」「昔からそう」というのは、これはもうマンスプレイング(男性が女性に対して見下した態度で説明すること)です。自分が「東大教授」だから、私を見下しているんでしょう。
島田 毎日、東大の評価を落とし続けています。
飯山 池内氏は、博士号をもつ私を「インフルエンサー」「ユーチューバー」呼ばわりしていますが、同じく篠田英朗東京外語大教授も「飯山陽はSNSインフルエンサー」と言っています。彼らは私のことを「学者」「研究者」として認めたくないんです。多くの研究者にとってのゴールは大学で「常勤職」を得ること。彼らは無事に「教授」という肩書きを得たわけですが、私はアカデミズムの世界から去り、野良学者になりました。しかし私は通訳ができたので、手に職があった。昔と違ってネットが普及し、自分で発信できた。出版社からも声がかかり、本も出すことができた。アカデミズムの世界を去ったものの、研究者として生き残ったわけです。彼らはそれが気に食わない。「飯山は死んだはずだ。なぜソンビのように生き返ったんだ」ってね。
島田 彼らが書く本より、飯山さんの本のほうが遥かに売れていることも許せないんでしょう。ユーチューブの「いかりちゃん」人気も、「なんでアイツのほうが儲けられるんだ」と怨嗟のタネになる。
飯山 アカハラ、モラハラ、誹謗中傷のオンパレード——これが池内恵氏の本性です。

P51-52
東大に行かなくてよかった
飯山
 また篠田氏も「飯山陽にクソリプを大量に送ってください!!!」とXで扇動していました。池内氏、篠田氏、和田氏のように肩書きや権力を使い、私を排除しようとする連中には絶対屈したくないですね。
島田 池内氏は、飯山さんを「万が一講師で読んでしまった時は切ること。今後厳しく精査していきます」(原文ママ)とも投稿していましたね。興奮しているのか、よく意味が分かりませんが。
飯山 言論弾圧、権力を利用した醜悪なアカハラにしてパワハラです。飯山陽を“キャンセル”しろと、世間に呼びかけている。そもそも「精査していきます」って、「東大教授」という肩書に酔っているのか、まるで自分を正義の味方とでも思っているのでしょうか。池内氏に精査する力はないんですがね(笑)。東大教授は何百人といますし、大した肩書きでもない。そもそも私は東大から仕事をもらっていません。
池内氏の父はドイツ文学者、叔父は天文学者で、学者の家系で育ったようです。そのことを誇りに思い、自分を特別な存在だと勘違いしている。その証拠に、池内氏は私に対しても「幼いころから特殊教育を受けた」とよく自慢しているんです。

P52-53
大学は左翼の溜まり場
飯山 池内氏は私のことを見下しているわけですが、実は池内氏は博士号をもっていないんです。私は2009年に東京大学で博士号を取っているので、思わず「アレレ・•••・•池内さん博士号取ってないじゃん」とネットで暴露してしまった。世界中で博士号をもっている人は研究者として敬意をもたれ、英語でもアラビア語でも「Dr」をつけて呼ばれます。
(中略)
飯山 時代が違いますからね。でも私や池内氏の時代は、研究者になるには博士号を取るというのが既定路線でした。別に池内氏が博士号をもっているかどうかはどうでもいいんですが、さすがに公然と「狂乱インフルエンサー」などとレッテル貼りされたからには反撃せざるを得ません。

P53-54
“錯乱状態”に陥る日米の学者
島田
 安倍氏が亡くなった後、日本保守党が世間の注目を集めると、今度は「日本保守党錯乱症候群」を発症させ、実際に池内氏らが百田尚氏や有本香氏らに噛みつき始めました。
飯山「ウェブの変質者集団」「ウェブや街頭でおかしなことを口走る人」「新興宗教っぽい」などと罵っていますね。
島田 池内氏や篠田氏は、外務省から多額の補助金をもらっています。
だから外務省的な八方美人外交”を批判する存在が出てくると、それを排除しようと必死になる。飯山さんは外務省のスタンスを厳しく批判しているので、それを叩くことで外務省に忠誠心を示そうとするわけです。
池内氏ら「外務省のベット」と呼ばれる御用学者は、外務省の路線とおりの論文を書き、「来年もお金をつけてください」と擦り寄る。外務省からしても、自分たちの路線を観載してくれる大学教員は好都合。とくに「東大教授」のような肩書をもつ者であればなおさらです。
(中略)
飯山 俗にいう”公金チューチュー」と何ら変わりませんね。事実、池内氏は戦争開始してまもない十月十一日付の朝日新聞で、「日本としては全面的にイスラエルの報復を支援するとは言いにくい。現実的かつ適切な判断だ」と、岸田政権のバランス外交を評価しています。しかし、「全面的にイスラエルの報復を支援する」などと言っている国はありません。日本以外のG6は「イスラエルの自衛権を支持する」と言っているだけで、「報復」とは言っていない。ウソをでっち上げ、そのうえで「日本はそんなこと言えないでしょ。だから岸田政権のバランス外交は現実的で適切なんです」と評価しているわけです。

P54-55
「研究」ではなく「活動」
飯山  池内氏は外務省から補助金をもらい、「ROLES」というシンクタンクを運営しています。そこにウクライナ戦争で光を浴びた小泉悠・東大先醤科学技術研究センター准教授ら約百人の「学者」を迎え入れ、「国際政治は俺たちが仕切る」という体裁をとっている。
で、その中東政治・国際問題のスペシャリストである池内氏がどんな論を展囲しているかというと、10月28日にライブ配信されたインターネット番組「国際政治チャンネル」では、
(千三百人殺されたから、じゃあ一万人、一万五千人くらいですかっていう。まあ、これ、すごいグロテスクな言葉で「Window of Lenitimacy(正当性の窓)」っていう言葉が出てきて(笑)、イスラエル側から出てきて、おおっ、って、彼らすごい概念使うの得意な人たちなんですけど、だからグロテスクなんですよね>と言っています。
島田 グロテスクなのはこの男の言葉遣いと脳内環境でしょう(笑)。
飯山 イスラエルでは「Window of Legitimacy」というグロテスクな概念を用いて、パレスチナ人の大量虐殺を正当化するのが一般的であり、イスラエルはグロテスクだと言っています。しかし、イスラエルでそのような概念が大量殺人を正当化する目的で一般的に使われている実態はありません。にもかかわらず、池内氏は中東政治の専門家だという立場を利用し、またチャンネルで共演した三人の国際政治学者や視聴者が無知だということを利用して、あたかもイスラエルという国が「Window of Legitimacy」という概念で大量虐殺を正当化する国であるかのように解説しているわけです。彼は架空の現実をでっちあげ、「イスラエルは悪だ」という印象操作をやっているにすぎません。これは「研究」ではなく、自らの政治イデオロギーを広めるための「活動」でしょう。彼は研究者の皮をかぶって政治活動をやっているわけです。
島田 米国にも「ROLES」のような学者グループが多数ありますが、結局は“研究費の山分けグループ”に過きません。中東、ロシア、中国なと複数の分野で研究者を招き入れ、政府から予算をつけてもらい、それを仲間内で山分けする。複数人で研発費を申請すれば、毎年のように誰かが予算をとることができます。米国の学者の場合、民主・共和どちらの政権になっても予算を獲得できるよう、超党派で組むこともよくあります。結局、「ROLES」も外務省からの補助金を目当てとした利益集団です。

P55-56
はなから公正な競争はない
飯山 先生は外務省から1円ももらってないでしょ?
島田 どの省庁も研究費をくれません。(中略)一応応募書類にサインしたことはありますが。
飯山 結果は?
島田 もちろん、一瞬ではねられた。
(中略)
飯山 外務省の補助金や文科省の科研費は、応募する前から結果がわかりますよね。補助金や科研費は、審査する人が予算をつけたいものしか通らない。はなから公正な競争などありません。

P56-57
自虐史観に染まった篠田氏
島田 今回、池内氏や篠田氏が自らボロを出したわけですが、一部の保守系メディアは篠田氏を重宝していました。しかし、篠田氏が書いた憲法論を読むと、「日本は空前の侵略行為を繰り返した“ならず者国家”」「憲法九条のおかげで日本は平和国家になった」と強調している。唯一、「現行憲法下での自衛隊は違憲ではない」という主張をしたことで、篠田氏を「保守系学者」と勘違いした向きがありましたが、根は化石左翼的な自虐史論に染まっている。(中略)
飯山 篠田氏の憲法論は、まさしく外務省の基本スタンスと同じですね。
島田 そうです。だから厚遇されるわけです。
飯山 篠田氏は外務省の委託を受け、広島平和構築人材センターを運営しています。「ヒロシマ」関係の仕事は外務省から大金が入る。たくさん稼がせてもらったのでしょうね。
 篠田氏や外務省は「日本は本質的に侵略国家だから、戦前に戻らないよう国連や国際法を遵守しなければならない」と考えています。実際に篠田氏は「日本国憲法は国際法の下に位置付けられる」という憲法論を唱えています。
島田 日本に多い“国連幻想”の一環でしょう。
飯山 篠田氏のように、国連や国際法といった“外圧”で日本をがんじがらめにしようとする人たちが、アカデミズムの世界には存在します。だからトランプ氏や安倍氏、百田氏のような「自国第一主義」的な主張をする人間がいると、それを排除しようとする。
 しかし世界の現実は、ハマスのような国ではない主体が軍事力をもち、イスラエルという国に対して戦争を仕掛けているわけです。国連や国際法は全く機能していません。日本は国連の常任理事国になりたがっていますが、常任理事国の中に中国とロシアがいる限り、米国が何を言おうと拒否権を発動される。国連や国際法では、政界の平和も秩序も守れない。そこに執着しても意味がないんです。

——抜粋はここまで。


おまけの感想文

飯山氏も島田氏も、池内先生や篠田先生ののことが羨ましいのだなと思いました。
どちらも研究者として研究論文の数がほとんどない。だから研究者としての評価もほとんどない。

飯山氏曰く、「大学には左翼が多いから、左旋回してないと学会に居残れないし、就職もできない。だから私のような人間はアカデミズムの正解で生き残る道はなく、去るしかありませんでした」
島田氏曰く、「私は幸い、福井県立大の開学時に潜り込んだので教授になれました」
とのこと。
…そりゃ、こんなこと言ってる人達が池内先生の経歴見たら本当に面白くないでしょうね。池内先生、学外で就職してそれから7年半後に東大先端研の准教授のはず(2001年4月アジ研、2004年4月国文研、2008年10月東大先端研)。
島田氏や飯山氏には科研費も取れない。省庁から補助金を交付される団体運営もできない。

要するに、池内先生や篠田先生にはどうやっても叶わないのです。
アカデミアは左翼だから俺達は最初から無理なんだと言い訳をして、池内先生や篠田先生は利権で外務省の言いなりになってる研究者だという無茶苦茶な決めつけで悪口言いまくってるだけでしょ?

この対談の中身って一体何ですか?
学術会が全て左翼だという決めつけをし、先生方の発言や行動を捻じ曲げて並べ立て、悪口を言ってるだけです。
ここに、世の中の分析、または役に立つこと、何か書いてありますか?
わざわざ対談する意味あるの? 本当にくだらない。

こんなことか言えない人達が大学教員であり、学生に何かを教えていたということに愕然とします。
この対談を読む限り、飯山氏も島田氏も、人間的にも研究者としても薄っぺらというのが私の感想です。

今回は、以上です。ご覧くださりありがとうございました。


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Awi (藍)
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