お伊勢参りをひと通り
Around Ise Jingu Shrine and neighbour sites.
鳥羽から伊勢に移動して、翌日は一日伊勢参りにあてました。
今回の旅行では子どもと大人のコンテンツを交互に織り交ぜようと決めていたので、この日は大人が楽しむ日。
|いざ、伊勢神宮へ!
ガイドブックに”伊勢神宮はとても混雑する”と書いてあったので、朝イチで参拝へ。
伊勢市駅近くに滞在していたので、まずは近場の外宮から。
日本中の神社の頂点に君臨する伊勢神宮!
どれだけ豪華絢爛なのかと思っていたら、静謐、厳粛、精神的な空間。
ここでも余分なものを一切削ぎ落とした凛とした空間で、神道とはこうした世界観なんだな、と改めて感じました。
参拝は午前中に!という鉄則のもと、急いで車に乗って内宮へ向かいます。
いよいよ、伊勢神宮の内宮へ!
内宮も外宮同様に自然の中に設えられたシンプルで厳かな空間。
内宮の南門まで行ってお参り。
終始、伊勢神宮の澄み切った空気感に襟元が正されるような感覚で、最初はエンタメと思っていた参拝が、新道の真髄に振れる体験になり、逆にとても新鮮でした。
|赤福本店でパワーチャージ
9時過ぎには鳥居前の第1駐車場が空いていたのに、10時に出た時は第4駐車場まで満車になっていました。
明らかに人も増えていたので、赤福本店へ急ぎます。
すでに軒先に行列ができていましたが、回転が早いので割りとすんなり入れました。
赤福を頼むとお茶と一緒に提供されます。
五十鈴川に面したお庭が見える縁側で頂きます。
昔から頑張って伊勢路を目指してようやく参拝できた人たちに、ちょっとした休息の時間を提供し続けてきた場所。
ほの甘いあんこがお餅にふんわりくるまれていて、簡単に食べられる上に、落ち着きとパワーを与えてくれます。
この経験が伊勢参り全体の満足度を上げてくれると思いました。
赤福本店は絶対行った方がいい!!
それから参道にあるレストランで、伊勢名物の手こね寿司を食べました。
マグロの漬け丼?!だけど、西の甘みのある味付け。
昔は自分で寿司のようにして食べたから、手こね寿司という名前になったそう。
|近くの猿田彦神社もチェック
せっかくなので近くにあった猿田彦神社にも参拝してきました。
猿田彦珈琲の名前の方が有名になってしまったけど、さすがに近くにお店はありませんでした。
|伊勢参りの始点”夫婦岩”
そして、本来は伊勢参りのスタート地点とされる二見神社の夫婦岩。
夫婦円満や縁結びに御利益があるそうですが、残念ながらご利益はまだ感じられていません。
子どものイヤイヤ後期+自我の芽生えに振り回される我が家は、険悪になる一方です。
でも、荒波の伊勢湾に突き出る大小の岩は見応えがありますよ!
本当なら伊勢神宮に行く前に二見神社で穢れを祓ってから参拝するらしいので、順番が完全に逆になってしまいました。
|まとめ:伊勢参りは大人の楽しみ
今回は大人のメインコンテンツとして伊勢神宮を設定していましたが、幼児には良さが全然伝わらない上に、結構な広さの境内を歩き続けるので「疲れた~」「帰りたい~」となかなか大変でした。
子どもにも伝わる厳粛な空間!と思うかもですが、残念ながら子どもには伝わりません。
周囲を歩いていた同世代の子どもたちは、みんな同じような反応だったので、小さな子連れで行くときは、子どもも楽しいコンテンツ(=赤福とか)を織り交ぜた方がいいでしょう。
やっぱり、思ってる以上に子どもとは自然の良さとか、建築や空間の素晴らしさは共感できません。
当たり前だけど、遊具のある公園とか遊園地とかの方が喜びます。
こだわりのある親としては「そうゆうのが分かる子になって欲しい」という気持ちはありますが、でも無理です。
もう少し大きくなれば一緒に楽しめるようになる可能性もありますが、幼児連れで大人の観光地を訪れる際は、子どもと大人のメリハリをどうつけるか、プランニングが重要ですよ!
では、次は鳥羽エリアへ参ります。