窮屈なこと

古い服の香りがした。
「此処は、ここだ。」
気がついたから良かったのは、今日も花の水を替えられたこと。

柔軟剤の混ざった洗剤が好きだった。個々で買うと帰り道が重たくなるからだ。

偽善で埋もれそうな感情の1つひとつを排斥したくて
笑顔を忘れながらも、愛を考え続けた。

合わないひとと話すことが嫌いで、悪口を言ってしまいたいけれど
笑って許してくれる空気を失くした。孤独を見た。

明日は予定が灰色になっている。
今日も綺麗な日にならなかった。