Awesome Ars Academia(オウサムアルスアカデミア)とは
Awesome Ars Academia(オウサムアルスアカデミア)は、セブ島に拠点を構える「英語とテクノロジー/プログラミングを学ぶ」「英語でテクノロシー/プログラミングを学ぶ」ことのできるグローバルテックスクールです。アジア5ヶ国7都市に拠点を構え、総勢1000名以上のソフトウェア開発者・デジタルクリエイターを抱えるデジタルクリエイティブスタジオのSun*(Sun Asterisk / サンアスタリスク)のサポートの元、運営しています。
※ 拠点数、人員数は2019年8月における数値です。
2017年よりIT留学のサービス提供事業者として旧社名をサービス名に入れ、「フランジアのIT留学」という形でサービスを提供していましたが、2019年3月に弊社の社名の変更に伴い、「フランジアのIT留学」という留学事業のサービス名を「Awesome Ars Academia」というサービス名に変更させて頂きました。
※ 弊社社名変更のプレスリリースはこちら
Awesome Ars Academiaという名前に込めた想い
Awesome Ars Academiaというスクール名へ改称する際に、今の時代背景や21世紀という時代、そして今後の未来を生きるにあたって教育事業者がどのような価値を提供するべきであるかなど、再度考えるに至りました。
ここでは簡単にスクール事業のサービス名に込めた想いについてご紹介させて頂きます。
まず最初の「Awesome」という言葉ですが、弊社は前身のフランジア時代から、「We Make It Awesome!」というスローガンを掲げており、現在の新社名となっても「We make awesome things that matter.」というスローガンを掲げ、「Awesome」という言葉を大切にしています。
「Awesome」という言葉は、英語圏では「素晴らしい」「最高な」という「最高にイケてる状態」を指すときに使われることばです。そのため「Awesome」ということばは、弊社サービスが「本当に最高なサービス」「本当に最高な未来を作ること」を志向し、「本当にイケてる教育事業である」ことを約束する、という想いを込めています。
今回のサービスブランドの変更にあたっても、弊社として最高のサービスを常に志向することを誓う言葉として「Awesome」ということばを使うことに致しました。
次に2語目の「Ars」という言葉ですが、このことばはなかなか聞き慣れない言葉なのではないかと思います。
「Ars」は、英語の「Art」の語源となったラテン語であり、「技術」や「テクノロジー」を指すことばです。
このことばは、欧米圏ではテクノロジー分野を表現するときに使われることが多く、毎年オーストリアで開かれる世界最高峰のデジタルアートの祭典も「Ars Electronica(アルスエレクトロニカ)」と呼ばれています。
日本からも、2008年に「ニコニコ動画」がデジタルコミュニティ部門で受賞し、2016年に落合陽一さんが「インタラクティブアート+」部門で受賞などをしている、多角的な観点からデジタルクリエイティブを評価する世界的なデジタルアートの祭典となっています。
今回、「Ars」という世界で通じる「技術・テクノロジー」の代名詞たる古典用語を利用することで、「私たちのテックスクールが、単なるプログラミングや英語を学ぶスクールではなく、世界レベルのデジタルクリエイターを育成する場となっていく」ということを表現したいと思いました。
3語目の「Academia」ですが、こちらは多くの人が「学校」を意味するとわかるかと思います。こちらも「プラトンが初めて作った学園名であるアカデメイア」にちなむことばです。
プラトンがアテネに作った「アカデメイア」は、プラトンにとって師であったソクラテスが当時の国法に照らして処刑され、そのことに衝撃を受けたプラトンが「根本的に国家や社会を変革したい、そのための本質的な知を学ぶ場所・共同体」として作ったと言われています。
21世紀前半という時代は、国境や国家の役割も変化をよぎなくされ、テクノロジーによって世界全体に予見できない変化が多々発生する時代です。そんな中で教育事業者が価値提供を行う際に大切なのは、「既存の常識や表層的な変化に流されず、本質的に未来を洞察しながら社会の変化を担う・創る人材を育成する場であること」だと考えています。そのため、プラトンの「アカデメイア」と同じような、本質的な学びと変革の場であることを志向したいという想いを込めて、「Academia」という名前を使用することといたしました。
21世紀前半という時代について
改めて言うまでもなく、21世紀という時代は社会の変化のスピードが早くなり、人生100年時代ともなっていく中で、「人間の一生よりも社会の変化のスピードが早く、人間ひとりひとりが社会の変化を受け入れながら、変化を創り出していく必要もある」という時代になりました。どのような変化が起こるかということに対して答えはなく、答えがない中で「変化を受け入れながら変化を創る」という生き方が、多くの人に求められる時代となっていきます。
その中で少なくとも21世紀前半において私たちの日常生活に対しても明確に影響を与えてくるのは、「グローバル化」と「テクノロジーによる社会の変化」という2つの要素でしょう。
「グローバル化」という観点では、もはや日本のどの都市に行っても都市部におけるコンビニの店員は日本人ではない、という光景が当たり前になってきました。同時に、少し海外へ出れば、どの国に行っても中国、韓国、欧米などから移住してきている人が沢山おり、想像以上に多様な人々が混ざって生活をしている、という状況が当たり前になっています。また、Facebook, TwitterのようなSNSサービスは人種や国籍を超えて使われ、2019年に発表されたFacebookのLibraという新しい通貨の構想は、もはや「お金というものも国家を前提としない時代」となるという、「真にグローバルな社会の到来」の具体的な可能性を予感させます。
「テクノロジーによる社会の変化」という観点では、様々な技術によって私たちの常識は急速に打ち壊され、新しいパラダイムが作られていっています。短期的には、AI・ロボティクス、5Gネットワーク、ブロックチェーン、VR、AR、遺伝子工学などが、私たちの世界を再編するかのような大きな変化を生み出していく要素となってきています。数十年から百年単位の未来を見据えれば、当たり前のように宇宙産業が成立し、地球上の工場が月や火星に移転され、惑星間物流が当たり前となっている、という未来が私たちが生きている間に来るかも知れません。
それほどまでに現在のテクノロジーのパワーと成長スピードは大きく、既存の常識が想像以上に通用しない未来がすぐそこに迫ってきているように感じます。そのような未曾有の変化の中を生きていると実感しない日はない、と言っても過言ではないでしょう。
Awesome Ars Academiaが実現したい未来
先述したような状況を前提として、高等教育や専門教育という観点でも大きな変革が必要とされることになるでしょう。
世界的にも「ミネルバ大学」という大学が、最先端のテクノロジーを活用し、変化が激しいグローバル社会の中で、課題解決をしながら未来を創造できる人材育成の場として、新たな大学のあり方を提示し始めています。
日本でも、少子高齢化による経営的な面での大学崩壊の課題、国際競争力としての研究レベルの低下などの課題を持ちながら、新たに専門職大学の設置が始まるなど、高等教育や国家全体の教育制度自体の再設計が必要な時代になってきています。
日本版ミネルバのような動きをしている「インフィニティ国際学院」や、「キリロム工科大学」なども、そのような大きな変化の流れの中でのアクションの一つでしょう。
そのような時代に、民間のIT企業が母体となって設計していくことのできる新しい教育の場が、「当たり前に国際的な環境」の中で「社会を変えるプロダクトを、テクノロジーを活用して作る力」を身に付けられる「次世代のテック系専門学校」だと考えています。
改めて言及するまでもなく、「多くの専門職」と呼ばれていた仕事は、テクノロジーによって自動化されていく未来が見えています。そのため、「これまで存在した専門学校」が教える多くの「専門スキル」は時代遅れになっていきます。「専門学校自体が、21世紀に合わせてアップデートされる必要がある」というのは、明らかでしょう。
わたしたち Awesome Ars Academia は、「グローバル化」と「テクノロジーによる社会の変化」が強力な影響力を持つ21世紀前半において、「未来を創る力を育む専門学校」として、新しい高等教育・専門教育の可能性、新しいキャリアのスタンダードを生み出していく場を志向しています。
大きな変化の渦中にある21世紀社会の中で、今ある常識的な大学進学や将来設計に疑問を持つ人々に、新たな進学先の選択肢の一つとして考えて頂けることを願っています。
2019年8月