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大学生が求めていること【第3話/世界史より日本史より自分史】
【これまでのあらすじ】
2019年9月19日の16時53分に届いたある1通のメール。送信主は、関西大学の総合情報学部の久保田教授でした。
(メールの内容)
私が秋学期に担当する「コミュニケーションと行為」という授業でご講演願えないかと思い、ご連絡した次第です。
先日の「世界史より日本史、日本史より自分史」という言葉に惹かれました。そこで水樹さまに自分史を語っていただくことにより、自分づくりが将来に重要であることをお話しいただければと思っています。
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▼事の発端は下の記事をご覧ください(連載第1回)
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ついに関西大学での授業の日程が決定
11月13日(水)10:40-12:10でお願いいたします。せっかくなので、できれば広報して、授業の履修者以外でも参加できるようにしたいと思っています。学部の講演会としてお願いいたします。そこで、ご紹介するのに 演題、肩書、プロフィールをお願いいたします。(久保田教授のメールより)
演題、肩書、プロフィールは、私のほうで、勝手に書いたものですので、修正していただいてかまいません。(久保田教授のメールより)
演題・肩書、プロフィールについて
▼関西大学総合情報学部 学部講演会
演題:「自分らしく生きるために必要なこと~14年勤めた公務員を35歳で退職して」
日時:2019年 11月13日(水)2限 (10:40-12:10)
「コミュニケーションと行為(コミュニケーションと能力)」の授業
担当教員:久保田真弓
場所:関西大学 高槻キャンパス TE101 教室
講師:水樹ハル氏 ストーリークリエイター
講演者プロフィール
オンラインギャラリーコミュニティ「HAC」代表。
元奈良県庁職員歴14年で退職後、作家・講演活動をしながら、挑戦する人や今の自分に悩んでいる人の「0歳から現在までの経験」を徹底インタビューしながら「自分史」を制作し、「なりたい自分」に必要な課題を一緒に整理し、実現できるように伴走。
また、思いや舞台裏の努力をドキュメンタリー動画や記事で見えるようにすることで、その人のファンや仲間を増やす活動をおこなっている。
▼内容
「終身雇用の崩壊により、「生き方・働き方の正解」や従来の職業がなくなっていく時代では、世界史よりも日本史、日本史よりも自分史を理解することが、将来のキャリア形成につながる」と、熱く語られるハル氏をお迎えしてお話を伺います。
14年間勤められた公務員職を手放し、現在は、オリジナルの職業「ストーリークリエイター」として活躍されていらっしゃるご自身のご体験をもとに、本当になりたい自分になるためには、何をすべきか、どのように自分を見直したらよいのか、などを教えていただきます。
クラウドファンディング達成の経験や、オンラインサロンの運営、YouTubeなど、いまどきのメディアを駆使してつながる人間関係の意味にも触れていただきます。
著書:HARU (2018)『グッバイ公務員~チャンスの扉~』京阪奈新書
HP:生き方・働き方図鑑 HAC-GAllery.com
以上が、久保田教授が作成されたものをハルが修正させてもらった内容です。ここで考えたのが、「自分はどんな大学生に向けて、どんな悩みを解決できるんだろう?何ができるんだろう?」ということ。
抽象的な話ではなく、具体的に何ができるか?
そう思い、手紙を書いてみました。
実際には使われなかったものの、気持ちを込めて書いた手紙の内容
関西大学の大学生のみなさん、こんにちは。「良い大学を出て、良い会社に入って、結婚して、子どもを作って、家を買う」というような、「これが正解」というような生き方、働き方について、どう思っているでしょうか?
「多くの人が、このように生きることは、もう無理」と感じている人は、とても感度が高いと思います。なぜ無理かというと、トヨタ社長も経団連も言っていますが、企業の終身雇用が当たり前ではなくなってしまったからです。
ぼくは14年間公務員として奈良県庁で働きましたが、人口が減少する時代では、自治体ごと消えてしまう可能性があり、公務員といっても必ずしも安定するわけではないと身にしみました。学びも、仕事も、役割も"与えられる時代"が、終わる。「与えられなくなる」というと、マイナスイメージが湧くかもしれません。
でも、考え方を切り替えてみると、「自分らしく生きる」という覚悟、責任さえあれば、自由に行動していくことができますし、挑戦が許されやすいとも言えます。
「でも、怖い」
公務員を14年勤めて辞めたぼくなので、その気持ちはわかります。
「自分らしく生きる」ために必要なことは、次の3つです。①自己受容(自尊心)、②主体性、③仲間
この授業では、ゼロ歳から現在までの経験から「自分史」を作ることで、あなたが人生で大切にしている価値観に気付けたり、自分自身を受け入れることの大切さを学んでいただきます。
等身大の過去を受け入れることで今後の課題設定ができ、オンリーワンの人生ストーリーを突き進んでいくことができます。
人間関係は大事ですが、そこに向かうためには、まず、自分とのコミュニケーションである「自分関係」を豊かにする機会にしていただきたいです。よろしくお願いします。
この手紙を書いた後、「もっと具体的に大学生の悩み事ってなんなんだろう?」と感じ、SNSで次のような投稿をしてみました。
ここでコメントをくれたのが、アイドル研究家であり予備校講師のながめさん(@mgnjapan)。12月1日に「いきかた図鑑」というイベントの主催メンバーでもあります。
▼「いきかた図鑑」の連載ストーリーはこちら
このイベントは、参加する学生メンバーがイベント当日の内容やタイムテーブルまで決定します。また、イベント当日までにLINEグループ内で交流しながら、「自分史の教科書」を使ってワークもおこない、「人生で大切にしている価値観」や「強み」を理解していく新しい形のイベントです。
「参加メンバーの大学生に聞いてみたら?」というアドバイスをくれたながめさん。そして、即実行!
▼以前に取材した、ながめさんの人生ストーリー
次回予告
世間の常識ではなく、自分の価値観を大事にして生きていってもらいたい。
少しずつ、授業の内容がイメージできていきます。果たして世の大学生が抱えている悩みとは…?
次回につづく。(第4話)
いつも連載をご覧いただきありがとうございます。このページの下にある「サポートする」でいただいた資金は、学生に「対面orオンラインでの自分史制作」をさせていただくために使わせていただきます。今後も連載をお届けします。ご支援よろしくお願いします。
▼水樹ハルのプロフィール・人生ストーリー
▼自分史制作の詳細ページはこちら
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