365日継続して「今日は何の日イラスト」を投稿できる自分になれた|ベアさん【セッションDAY365】
「三日坊主で終わってしまう」
「継続力に自信が持てない」
「今回もうまくいかないんじゃないか?」
新しく何かにチャレンジしようとした時につい湧いてくるのがこういう気持ちではないでしょうか?
もしそう思っているのであれば、この記事はとてもあなたに関係するものなのでお付き合いいただけたらと思います。
今回は、イラストレーターであり、ぼくが運営している「自分を知る学校」のメンバーのベアさんが「今日は何の日イラスト」を一年間休まず365日連続投稿を達成できたということで、今回は継続できたマインドやポイントについて、インタビューをしていきたいと思います。
▼配信者:水樹ハルのプロフィール
水樹ハル @harumizuki423
・日本唯一の「自己決定力」を高めるオンラインライフスクール「自分を知る学校」校長
・カウンセリング歴10年、相談件数1061件
・元公務員歴14年の経験から綴った著書「グッバイ公務員」全国出版
・【理念】誰もが自分の人生を決定できる社会を作る。
・455名の高校生・短大生・大学生にキャリア教育の授業
▼イラストレーターベアさんプロフィール
▼デジタル油絵画家もりまき (@maki_m333)
絵を描いて28年。ひらたく言うとイラストレーター。ニックネーム兼自分を投影したキャラクター「ベア」をモチーフに「今日は何の日イラスト」を毎日投稿している。
元は油絵専攻だったが、気軽に誰でも油絵の「いいとこ取り」を伝えたくてデジタル油絵画家と名乗っている。
過去には進研ゼミのカットイラストを描いていた。
写実系の絵も得意であり、似顔絵も描く。LINEスタンプ、YouTubeヘッダーやサムネのデザインもしている。
ベアさんによる「水樹ハルのデジタル油絵」
1年前のベアさん【消極的、自己否定、自分軸がない】
▼ハル
ベアさんこのたびは「今日は何の日イラスト」365日連続投稿の達成おめでとうございます!このチャレンジをする前、1年前のベアさんは、今振り返ってみてどういう自分でしたか?
▼ベア
1年前の私は、まだ「自分を知る学校」には入っていませんでしたが、すでに「今日は何の日イラスト」はスタートしていました。当時の私はすごく消極的なタイプでした。自己肯定感が低いし、「これをやるんだ!」と自分で決めて行動するようなタイプではなかったですね。
「今日は何の日イラスト」を描き始めたキッカケ
▼ハル
今のベアさんしか知らない方からすると「そうなの?」と思うかもしれませんね。この「今日は何の日イラスト」を描き始めたキッカケって何だったんですか?
▼ベア
ある推しの歌い手さんがいて、その方が「夜勤でみんなが休んでる時に働いてるんだから誰かにねぎらって欲しい!」とライブ配信で言ってたんですね。ここ1年だと、新型コロナウイルスの関係で医療従事者の方もとっても大変だと思うんです。「私が休んでる時に働いてくれてる人がいるから社会は回っているんだなぁ。自分にも何かできないかなぁ?」と考えたことが「今日何の日イラスト」を始めたキッカケでした。
▼ハル
「イラストで人に元気を与えたい」みたいな感じですか?
▼ベア
いえいえ・・・もっと卑屈で、「自分には社会貢献できることがないからこれぐらいしようかなぁ」というのがホンネです。
▼ハル
「自分のイラストが求められている」という実感は特に無い?
▼ベア
そうですね。2019年は、お笑い芸人の堤下さんの絵をかいたり、タヒぬちゃんの絵を書いたりしてたんです。描いたら「ありがとう!」と言ってもらってたんですけど「いやいや、、、私の絵なんて、、、」という感じだったんですね。そしたら他の方から「私の絵なんて、、、って言ってたら、タヒぬちゃんに失礼だよ!」と言われたんです。
画像:ベアさんが描いた堤下さん
▼ハル
その頃はかなり自信がなかったんですね。
▼ベア
そうなんですよ。そうしてモヤモヤしてる時に、お笑い芸人のブロードキャスト!!吉村さんのことを知ったんですね。
吉村さんのライブ配信に参加したところ、「このルームってあたたかいなぁ」と感じました。その理由は吉村さんはコメント全部読むんですよ。「はい!ベアちゃんいらっしゃい!!」みたいなで。人間性としても「さすがだなぁ!」と思ったのを覚えています。それから吉村さんのアバターを描かせてもらうようになりました。すると、認めてくれて、「ベアちゃん!YouTube動画のサムネイルもお願い!」と言ってもらえてLINEスタンプの編集・制作も担当しました。
▼ハル
すごいですね!LINEスタンプの制作は結構大変そうです。
▼ベア
他のリスナーさんが描かれたイラストの編集もあったので大変でした。朝起きて描いて、ご飯食べて描いて、、、みたいな。「しっかり創りあげたいな」と思って、納得いくまで描いてたので「一人ブラック企業」でやってました(笑)
▼ハル
そのネーミングなつかしい(笑)
▼ベア
あと、私は鉄拳さんが大好きなんです。
鉄拳さんと吉村さんが同じ誕生日なんですね。お二人の絵を描いたら「ありがとう」と言ってもらえました。私はミーハーなので雑誌に載ったかのような嬉しさでいっぱいでした!
あと、「今日は何の日イラスト」に反応してくれる常連の友人が、「ある男性がイラストレーターさんを探しているから、ベアさんを紹介して良い?」と言ってくれたんです。
「え?私を?嬉しい!」と思って、その日のうちにその男性の方の絵を描いてツイートしたらエゴサーチして見つけてくれてお礼を言ってもらえました。
画像:ベアさんが描いた鉄拳さん
画像:ベアさんが描いたブロードキャスト!!吉村さん
画像:ベアさんが描いたS!Nさん
▼ハル
周囲からイラストレーターとして認められていったと。
▼ベア
はい。でもこの頃はまだ「カンチガイの認め」だったんです。
▼ハル
「カンチガイの認め」とは???
▼ベア
周りからの評価をとても気にしていて、肝心の私が自分自身を認めきれてなかったんです。特に自分が「何のために絵を書くのか」が定まってなかったですし。そこで「自分を知る学校」に入ったんですね。ハルさんと対話をしている時にハルさんが「ベアさんは何のために絵を描いてるんですか?」と問いかけてくれました。
「何のために絵を描くのか・・・」その意味をつかんだ瞬間
▼ハル
ベアさんは、「人をクスっとさせるために絵を描きたい」と言いましたよね。
▼ベア
はい。私はお笑い芸人さんが大好きなんですけど、自分が病んで鬱になったときに大笑いできなくなったんです。そんな時に私をクスっと笑わせてくれたのが鉄拳さんのネタだったんです。
▼ハル
画用紙に絵を書いてとかパラパラめくるあのスタイルですよね?
▼ベア
はい。病んでいてもクスっとは笑えるんだなぁと気づきました。こういう経験をした私だから、「描ける絵は何だろう?何か描きたい絵は何だろう?」と考えたところ、「私の絵でクスっと笑わせたい!そのために私は絵を描こう」と方向性を確認できました。
▼ハル
他人からの評価を手放し、自分軸で絵を描くことを決めた瞬間でしたね。ベアさん自身が鬱になった経験を受け入れて前に進もうとする姿が印象的でした。
▼ベア
それまではTwitterで「今日は何の日イラスト」はツイートのみしてたんですけど、それからはFacebookでイラストを投稿するようにしたんです。Facebookには「うけるね」のマークがあるでしょう? あれがついた時は「よし!やった!」と達成感や自信になったんです。
ハルさんがいつもあ言ってるように、「私はこれをやる!と決めて行動できた時に達成感や自信になって自己肯定感が高まっていくことが実感できました。
▼ハル
絵を描く意味は人それぞれ。ベアさんの場合は「人をクスっとさせる」ことだったんですね。
▼ベア
はい、このことを認識できたことは超重要でした。「自分を知る学校」に入って0歳から今までの人生を振り返らないと気づけていないですからね。
私は、小学校ぐらいからドリフを見たりお笑いが大好きで、芸人になりたかったことも思い出しました。芸人の中でも、フリップ芸!鉄拳さんのような芸人です。大学3年生の時にはワハハ本舗のお手伝い(雑用係)もしてたんです。
でもやっぱり「私のメンタルではお笑いはできないなぁ」と諦めました。でも、イラストレーターとして人を笑わせることってできますよね? そうして、個人としてもイラストレーターとしても自分を認めることができました。
▼ハル
ベアのグッズも作っていませんでしたか?
▼ベア
はい、作ったら普段から仲良くさせていただいている方々から「購入したよ!」と連絡くださって。これも大きな自信になりました。本当にありがたいです。マイペースでゆっくりと1つ1つ進めてきました。
365日連続投稿を続けられた原動力とは
▼ハル
このキャラクターのベアはどうやって生まれたんですか?
▼ベア
友達に手紙を書く時に、前は自分の似顔絵を描いて笑わせようとしてたんです。でもあるとき「何か動物がいいなぁ」と思ってたら、ベアが降ってきたんです。
▼ハル
ファニー系のキャラですよね。(笑)
ベアさんとは毎月毎月こうしてセッションを行ってきましたけど、「今日は何の日?イラスト」を365日連続投稿を達成したっていうのは本当に感慨深いですね。続けられた原動力はなんでしたか?
▼ベア
自分が絵を描く意味を認識したこともですけど、やっぱりフォロワーさんからの「いいね」やコメント、応援ですね。「今日も待っていてくれるかもしれないなぁ?」と思えてましたから。なので毎朝飛び起きてますよ。通勤の時間帯に「今日は何の日イラスト」を投稿したかったので。朝一に笑ってもらえたら気持ちよく1日をスタートしてもらえるかなぁと思って。だから、勤務時間のないフリーランスなのに早起きなんです(笑)
▼ハル
「何の日なのかなぁ?」と調べて、そのテーマでクスっとさせるって大変じゃないですか?
▼ベア
もう笑っちゃう位シンドイ時もありますよ。「小松菜の日」はベアを描き忘れたこともある位。
昔から親から三日坊主の烙印を押されてたので、「またものにならなかったね」というセリフがすごく重く、響いてました。でも、「今回は絶対やってやる、今回はやるんだ」と決めてやってました。
▼ハル
365日達成したその日は、何も動けなかったって言ってましたね?
▼ベア
はい。46歳、うつの私でもできたんですよ。もんのすごい達成感でした!薬も減ったし、心も穏やかになりましたね。
画像:365日目の「今日は何の日イラスト」
これからチャレンジしたいこと
▼ハル
今は企業とコラボしてアニメーションにチャレンジしようとしてますよね?そういうオファーが1年前にきても、その頃の自分だったらチャレンジできてましたか?
▼ベア
1年前の自分だったら「絶対ウソだ!」と言ってメッセージを閉じていましたね。でも今なら「自分ならできる」と思えるようになっていて、チャレンジしたいんです。昨日はアニメーションを1日描いてたんですけどすごく楽しいですよ!
▼ハル
これまでは静止画でしたが、次は「アニメーションでクスっと」ですね。(笑) 動きもついて表現の幅も広がりそうですね!次のステージの活動も楽しみにしています。
今日はインタビューありがとうございました!
▼ベア
本当にハルさんには約この1年お世話になりました!感謝しています!インタビューありがとうございました!
以上、ベアさんのインタビューの内容でした。
過去のベアさんのように「まだまだな自分」を認められなくて前に進めない方は多いと思います。ポイントとしては0歳から現在までの自分を振り返って、自分を受け入れていくことから始まります。
ベアさんのように、自分の付き合い方を変えることで、仕事も人間関係もポジティブな影響が出ていきます。
「自分もチャレンジしてみようかな」と思うあなたの参加をお待ちしています!
2021年1月31日
水樹ハル
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