狂気記事王決定戦で優秀賞をいただきました
10月はじめの水曜日、そわそわしながら家に帰る。狂気記事王決定戦の結果が今、明らかに。
緊張の発表
クレイジースタディというサイトを知っているだろうか。「狂気が一番おもしろい」をキャッチフレーズにヤバい記事を週1で投げ続けるヤバいHPだ。中身はデイリーポータルZとオモコロの両方が混ざったテイスト。そんな狂った(ほめ言葉)コンクールにこっそり応募していたのだ。
ページをスクロールさせる。
「最優秀賞 該当なし」
「優秀賞は四つ」
「優秀賞 「けなげ組」がいなくなってさびしいからAIの力で新しく作りたい(作:あわうみ)」
よっしゃ! ありがたいことに賞をいただくことができた。
やった。でもオモコロ杯のときのような爆発的なうれしさではない。どっちかというと小さくガッツポーズをするようなじわじわくるタイプのうれしさだ。
なぜそう感じたか。思い当たるところがある。たぶん、納得がいっていない出来の記事だったからだ。
けなげ組、苦労の思い出
実はこの記事、なかなかの難産だった。最初にAIで作ってみたのは4月のこと。うまくいかず一度はとん挫。でも、なんとかけなげ組の良さを知ってほしい。思いついたのは、前半失敗した後に、そのがっかりをごまかすために「けなげ組」の公式グッズをあさるという展開だ。
グッズを調べる。絵本があった。数が少なく通販ではプレミア価格。図書館で取り寄せるも持ち出しができず。仕方ないので図書館で読んでひたすらメモすることに。さらに誤算があった。この本が予想の5倍おもしろかった。当然記事も膨らんでいく。
それでも第一稿をなんとかひねり出した。友人に見せる。返ってきたのは「前半(AIで作る)と後半(公式グッズ)がバラバラ」と厳しい言葉。正直このころにはもう読んでもどこがおもしろいかわからない状態に。
結局、記事はAIで作る部分のみにして、内容をふくらませて体裁を整えることにした。AIくんと対話するあたりはなんとか頭をひねって作り出した。
正直どこか納得いかない。でも、ひたすら直し続けてもう1ヶ月がすぎている。直しても楽しくない。仕事もこれから忙しくなる。これ以上やったらけなげ組が嫌いになりかねない。公開しよう。次はもっといいのを書こう。そんな思いで公開ボタンにカーソルを合わせた。
前向きに考えよう
当たり前だけど、この納得いかない出来は見すかされていた。審査員がスペースで「けなげ組の記事はほかの優秀賞よりもまだおもしろくできる余地が残っている」とコメントしていたのだ。聞きながらぶんぶん首を縦に振った。そのとおり。もっと実力があればもっとおもしろく書けるよこれ。
でも、逆に考えよう。この納得できない完成度でも受賞はできたんだ。それだけ力がついたってことじゃないか。前向きに考えることにしよう。
次に進むぞ
そういえば、忙しくてできなかったけど狂気記事王用に書こうと思っていた散歩ネタがあった。やっぱりやってみたい。ということで決行してきました。結果はたぶん大成功。なにより楽しかった。
昨日の夜。試しに骨組みを書いてみよう。
3時間後。そこにできあがったのは5000文字の雑文。分量マジか。肉付けする前に削らないと。でも、圧縮すればそれだけおもしろくなるはず。よし、次こそは納得いく記事を書けるようにがんばろう。