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ライティング上映でスタァライトされたレポ

新文芸坐のライティング上映に行って、2時間で3回泣いたオタクです。
とにかく本当にすごくてやばくて新しい世界を発見してしまって、本当にこれほとんどの人が知らないって…ガチ…!?いいから浴びてみな!トぶぜ…という話をします。
映画を映画館で見ることが少しでも好きだと感じる人は、ライティング上映にハマると思う。

筆者について

「少女歌劇レヴュースタァライト」のオタク
テレビアニメ・劇場版のみ履修
劇スは通常上映、応援上映、轟音上映、爆音上映の4回劇場で浴びた。
映画大好き!映画館に最低月2行かないとストレス

ライティング上映の事前知識

池袋の新文芸坐でやっている、光の演出がすごい上映。
極音上映にも行かれているであろうファン達「全然違った」と絶賛。
すごそう。

きっかけ

前回(春頃?)の劇スのライティング上映を、終了後のツイートで知った。
どうやらすごいらしい。前の方に上掛けが用意されてるらしい。次あったら行こうと思っていた。
→9月24日に上映決定!イベント後だけど間に合うので気合いで行くことに。

新文芸坐付近とロビー

ロビーにはキリンのぬいぐるみや、劇スの日付入りポスター、劇ス関係者のサインなどがある。
綺麗な映画館で、ドリンクバーなんかもある。
1日に2作見るチケットが超お得っぽい。
古き良き映画が多いみたい。また今度劇ス以外でも行きたい!
ちょっと遅い時間の池袋だけど、駅から近いし上映後はファンが一斉に帰るから怖くなくてよかった。

サインなど

前説

上映時間になると、女性スタッフが出てきて色々な説明をしてくれた。
音と光とスクリーンがすごいらしい。すごそう。

まず、ライティング上映の主役・光!
劇場内上部と側面に、コの字型の光る棒?がいっぱいついている。
スクリーンのそばには、ライブによくある大きめのラウトもいくつかある。
このライト達を、射影室からリアルタイムで動かす人が専任で一人いる。すごい!
射影室に拍手しました。懐中電灯ぽいので返事してくれた。お茶目。

たくさんの光る棒とライト


次に、大事な大事な音!
気温や湿度、観客の服装を見て音の調子を変える人が専任で一人いる。
音の吸収率が変わるから、らしい。すごい!
こちらも射影室に拍手しました。職人だ……

最後に、みんなの視線が集まるスクリーン!
通常、映画館のスクリーンには小さな穴が空いているらしい(知らなかった)。
だから、前列の方で見ると、小さな穴に気づく場合もあるんだとか。特にアニメ系だと気づきやすいのだそうで。
でも新文芸坐は…穴が空いてない!
とても柔らかい素材だから、音の通りも良いのだそうです。
すごい!高そう!繊細そうー!

その他、お茶目なお姉さんが色々聞いたりこだわりを教えてくれたり。
熱量の高い素敵な映画館なんだな…と期待が高まる。
「作品はお客様に届いてようやく完成します。映画館はその最後の橋渡しだと思います」
とおっしゃっていて、こだわりのある新文芸坐で映画見ると最高だよ(意訳)とのことでした。

上映開始

光がすごすぎる

最初のレヴューで興奮のあまり泣きました。
すごい!!!!!とにかくすごい!!!!!
聞いてほしい。ライティング上映は三次元だった。
音と映像と光の三次元だった!

一般的な3D映画や4D映画は、アトラクション的な良さがあると思う。
キャラが立体的に飛び出して見えたり、ミストが出たり、座席が動いたり……
ライティング上映は、三次元だった。
音と映像と、光があった。映像だけの作品に音がついた時みたいな、ハッとするような感動と体験があった。
まるで、視界全域にスクリーンが広がったみたいだった。

IMAX上映も見たことがあるけど、全く違う種類の広がりを感じた。
IMAXは「大きなスクリーンがある」状態。
ライティング上映は、スクリーンの外側さえもスクリーンになっている。表現する場所がスクリーンに限定されていない。

いや、とにかく良すぎる。
光が鬱陶しくなったりしないか少し不安だったけど、全くそんなことはなかった。プロを信じろ……身を委ねるだけで幸せになれる……

そして……音も良すぎる

新文芸坐のこと名前と所在地だけ知っている状態で行ったのですが、毎回こんな音がいいんですか!?
全然、あの、今まで見たどの映画館よりも音が良かった。
劇スだけでも轟音・極音は体験済みだし、映像系の業界人お墨付きの池袋グランドシネマサンシャイン(どのスクリーンも機材がいいので常に音が良すぎる)も体験済みなのに。
ライティングがすごいと聞いてきたのに!音が!音もすごすぎる!!

誇張表現なしに、今まで聞こえなかった音がたくさん聞こえた。
劇スは剣戟が多いので、カキンカキンいう高い金属音も多いんです。
その音が、今までで一番鋭く、鋭利に聞こえた。
刃物だった。勢いがあって、ブレがなく、鋭い一撃だ!というのを音で感じた。こんなことが音で表現できるなんて思わなかった。
この音の表現で、少女たちの強さや恐ろしさ、美しさをより一層感じることができた。

セリフも当然のようにハッキリ聞こえる。
今までで一番セリフが聞こえた。
多分劇スのなかで一番調整難しそうなセリフ・花柳香子の「……あまい」がすっごいはっきり聞こえた。ちゃんと、あまいって言ってる!!!!!!聞こえる!!!!
ちゃんとクリアに聞こえるから、少女達がどんな心情なのか、より胸に届く。胸っていうかもう、脳に直にくる。脳に注射器刺される感じ。すごいです。

新文芸坐、すごいのは高い音だけじゃない。低い音もすごい。
劇ス、大きなものが崩れたり、破壊されたりで重低音がかっこいいシーンが何度かあります。
それがものすごく、かっこいい!高い音が響く!ちゃんと響くのに高い音も割れてないし大きすぎないし、全部がすごい!

音って多分、難しいんですよね。
私は機材について素人なので本当によくわからないのですが、爆音上映は本当に「PCの音量を20から80にしました」みたいな。最大音量をグッと上げた感じだった。
所々大きすぎる音があったり、音が雑に聞こえたり、割れそう?な感じがしたり。セリフがぼやけたり。とにかく迫力!ドン!という感じ。
重低音が体に響きすぎてほぼアトラクションだった。
東京タワーが大変なことになるシーンの前には身体をこわばらせて、くる…!と身構えるくらい。とても震える。

極音上映は、最大音量を上げつつ、美しく届ける。
セリフがちゃんと聞こえて、雑な音がない。重低音は控えめで、高音が通ってる。ちゃんと調整してある……!というのが素人の耳にもわかる。
素人のなんとな〜く考察だと、「重低音と高音をどちらも取るのは難しいのかも」だった。その中間のいい塩梅を取ってる感じ。

そして新文芸坐のライティング上映は、重低音響くのに高音もバッチリ通りまくっていて、クリアな音で、セリフがすごくよく聞こえる!!
すごすぎる!!どうなっているんですか!?全てにおいて最高なんですけど!?
もうわかんない。ライトがすごいって聞いてきたのに、音も最高だなんて。どうなっているんですか。

スクリーンも多分いい!

多分良かったです。後方の席かつ私の目があまり良くないので、うお〜〜〜!映像綺麗だ!とわかるほどではなかったけど!
でも音の通りやすさが変わるって言ってたから、きっとスクリーンも耳に感動を届けてくれてた。ありがとうね。

新文芸坐はいいぞ

本当に、すごかった。映画を通しで見て泣くとしたら、大抵一度につき一回だと思う。多くて二回。
でも今回は三回も泣いちゃった。ワァ……!
それも、悲しいんじゃなくて、胸が熱くて泣いちゃった。三回も!
美しかったです。全て……
アイドル系アニメ映画もライティングでやっていたらしく、そんなん絶対いいじゃん……と思ったので縁があったら是非見に行きたいです。絶対良い。

ライティング以外も、良き映画をドリンクバー付きで、最高のスクリーンと音で2作続けて見れたらそりゃ……最高なので……
年内に絶対見に行きます。
こんなに続いてほしいと思う映画館は初めてです。ありがとう新文芸坐!

終わりに

これからライティング上映見に行きたいよ!という方。
特に劇ス見に行きたい!という方。
今回劇スのライティング上映、四回目?で、発売からすぐに売り切れたらしいので、そこだけ気をつけてね!
私はうっかり0時発売を忘れて、深夜2時過ぎくらいに買って、もう端っこしかない!ほぼない!の状態でした。
満員御礼、嬉しいですね。わかります。次回もやってくれ〜〜〜!
これはもう、全く新しい映画体験だったよ。

だって……劇ス、題材や演出的にライティング上映と相性抜群すぎるもん。絶対次も即完売なんじゃないかな。
本当にいいです。あらゆる機材が、映画の良さを増幅させてくれます。
あの……神楽ひかりが「そうよ」って3回言うシーン、本当にオタク興奮して、鳥肌ぶわわわ〜〜〜〜!!だったのでみんな見てほしい。頼むわ。劇スは少女歌劇ミリ知らでも楽しめるので行ってくれよな。

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