【YOSAKOI】をみる人にとって、芯から熱くなる感動とは?【学生チーム】 1/3
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あわたです。YOSAKOI(どまつり)作品をつくる過程の中で一番得意なのは、チームの価値観と向き合いながらその年の作品のコンセプトを考えることです🌞
【YOSAKOIという表現手法】と、
【お客さんの感動】がどう関係しているのか、今の考えを全3回の記事でシェアします。
(結論をいそぐ方は記事3/3へjump!)
https://note.com/awata67/n/n5543e14f45c0
こんな人にオススメ
✅YOSAKOI(特にどまつり)をやってる学生チームさん。
✅新2.3年生で、これから作品を考える方。
✅何を表現しようかの前に、「3分40秒の踊り」という表現手法が、なにを表現するのに向いてるのかを考えたい方。
ものすごく万能感のある書き方をしてしまいましたが、この記事は、私の好みの感動を語っているにすぎません。
そのことは、
参考にしたもの(↓)をみたら明らかです。
❶私が踊り手になる前にみたどまつりファイナル(2010)の感想をもとに
❷YOSAKOIと他の表現方法との比較をもとに
❸私の元所属チームの過去作品をもとに
私の好みの感動を語っているにすぎませんが、それでも、
「そう考えたら、お客さんの感動を、そう定義できるよな。なるほど。
じゃあうちらが考えたらどうなるかな?」
くらいには楽しんでもらえると思っています🌞
〜〜〜〜〜前置きはここまで。〜〜〜〜〜
それでは はじめますね!
今記事(1/3)では
お客さん目線を理解するために私が一番信頼してるもの = 踊り手になるまえにみたどまつり2010当時の私自身の感想。
をヒントに、YOSAKOIの「感動」を定義できないかしら?と試みたい。
①その当時の帰り道の脳内を再現↓
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎帰り道の脳内◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
うーわ。なんかすごかったな。たまらんくなってきた。どこのチームがってよりも全体的に、エネルギー量?情熱量?、ふだんの生活で感じられんものをあびせられた感じだ。
笑゛、夢人党、DDMも印象に残ってるけど、
今脳内を占めてるのは、ファイナル全体の興奮✖︎総踊りの景色✖︎おどろまいのメロディ✖︎それに導かれて「今、輝こう」の文字。
ああ、受験生の俺は、どこに輝けばいいんだ!?(悶々)
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
心が大きく動いたときの感想は、「素敵だな、美しいな」でとまらない。客観視で終わらない。
自分にブーメランがかえってくる。ここがPoint。
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎仮説1.0◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
(僕にとって)YOSAKOIをみての心の動き
=
「いいな」→からの→「自分について悶々」
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
→補足1.「いいな」について
•「何を」いいなと思っているんだろうか?エネルギー量?情熱量?キラキラ感?ここでは、結論を急がず、〇〇(量的なナニカ)のまま他の情報をまとめていきたい。
•「いいな」を詳しく言い換えると = 踊り子の〇〇の量が大きいのをみて、自分のと比べて、いいなと思う。
→観たお客さんが「比べよう」という気になるには、目にした踊り子の〇〇が、観る側にとって「その〇〇、私にもある」と思ってもらう必要がある。つまり、【〇〇(量的なナニカ)】=【お客さんの中に、元々あるナニカ】
→補足2.「自分について悶々」を詳しく言い換えると=
・それまでは自分の〇〇の量についてそれで満足と思っていたのに、
・大きい量を目の当たりにしたことで自分の中に新しい基準(ものさし)ができた。それにさらされて、
・自分の【量的なナニカ】の量について、このままじゃいやだ•足りない、ともどかしく思う。
②ここまでをまとめますね
どまつりをお客さんとしてみた当時の感想をもとに、YOSAKOIの感動を定義したい。
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎仮説1.1◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎(私にとって)YOSAKOIをみての心の動き
=
「いいな」からの→「自分について悶々」
=
・踊り子による【(観る側の中にも元々ある)〇〇】(量的なナニカ)の圧倒的な量をみて、
→(直結)→・自分の〇〇(量的なナニカ)の量をもどかしく思うこと。◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
特徴的な点は、きれい•素敵•すごいね(客観視)で終わらせない。観る側にブーメランが返ってくる点。であり、それを可能にするのは、お客さんの中にも元々あるナニカを表現の中心に据えているからである。
次回の記事で、【〇〇】(量的なナニカ。エネルギー量?情熱量?キラキラ感?)をより具体的に理解することを目指す。