【YOSAKOI】私にとって踊るとは〜自分のコトバをみつけたいとき〜【学生チーム】
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〜☘イントロ☘〜
❶よくある意見の対立2パターン
🌟1「演出案Aの方が感動すると思う」vs「いや、私は演出案Bの方が感動すると思う」
→この場合、両者の間で「感動」の定義がちがうかもしれない、ってところに着目して話し合い。
🌟2「新しく演出案思いついた!」vs「たしかにその方がお客さん感動しそうだけど、私は今のまま変えずに、踊り子が本番で不安なく踊れる確率を0.1パーセントでもあげたい。」
→この場合は、【チームとして大事にするのは何か?】のギロンがまきおこる。
❷今回のnoteの主旨。
「🌟2」について、仮に元々、「私ら(チーム幹部)は、お客さんの感動を大切にするチームであることに、こだわっていこうね」って話し合って決めていたのに、それを優先して選択できない場面は大いにありうる。
こういうときの
・人を巻き込む発話をするには
・そのための事前準備(自分の本音をみつける)
について今noteで話したい。
【キーワード】は
・大切にしたい価値観/=満たされたいたい価値観/=内的動機/=上位目的
・ゼロベース思考/あなたにとっての「普通」は相手にとっての普通とはかぎりません/「今までそうしてきたから」の前に、本音で話し合いませんか。
・強烈にイヤ/極上=悦び=価値=意義/環境要因
〜☘こっから本論です☘〜
❸【チームについてのベキ論】vs【ある種わがまま=でもものすごく純粋】
の、どちらに人はついてくるだろうか? 私は後者だと思います。
・「チームについてのベキ論」が、仮に元々、幹部で話し合って決めていたものであったとしても
自分(の人生、環境要因)起点で語れたものに、心動かされ、人はついていく
ので、「個人の純粋なきもち」の方を選択させられる、ということも大いにありうる。
・これまで伝統的にチームが大事にしてきたものを、自分の代でも大事にしたい場合も、
自分(の人生、環境要因)起点で、それに惚れてる(大事にしたい)理由を語れないと、「ただのベキ論」になって、人はついてこない。
❹(チーム起点ではなく)自分起点で大事にしたいことを語る。
このnoteで特に話したいのは、以下のようなチーム運営プロセスの中でいう、①について!!
①チーム幹部ひとりひとりが大事にしたいことをみつける。
↓
②それをチーム幹部どうしでハアクして、できる限り尊重したい。
↓
③それをもとに、幹部で(チームで)結託して大事にするのは〇〇、を話し合って決める。
↓
④それをもとに、チームの活動(作品・練習・出演イベント・スケジュール等)を決めていく。
②③についても、多くの日本人はまあまあ苦手だと思うけど、
①については、日本の大学1.2年生は、人生で一度もそんなことが必要な場面に遭遇してこなかったから、できないほうが自然。(これは海外の多くの大学では入学試験で課されるもの。「WHO ARE YOU?」)
いわゆる「自己分析」だが、YOSAKOIをする方にフォーカスした「自己分析」をこのnoteで提示できたらと思っています。
❺自己分析のフォーマットと、例。
【フォーマット】
【例】
例)私にとって踊るとは、情熱を踊ることであり、もっというと、情熱を刺激/肯定/極大することである。
❻補足説明1:「強烈にイヤ」
「強烈にイヤ」をまず見つけて、それの真反対を考えることで「極上/悦び/価値」を見つけることをよくオススメしてます。
特にYOSAKOIをやってる人は、青春の香りがするカッコつけた言葉を見つけるのが得意で、それすなわち、ちょっとウソっぽい。「強烈にイヤ」は、ウソがないです。
さらに納得のいく説明を、タクトピアの白川さんが著書の中でしてくれています。
・すべての偉大なアントレプレナーは
感情から始まる。しかも大半はネガティブなやつである。
・「大人を信じるな。己を知れ。」ハラリ(サピエンス全史の著者)
・実行可能なアドバイスとして
ハンターハンターの
「そのひとを知りたければ、
その人が何に対して怒りを感じるかを知れ。」
・怒りは
アントレプレナーとしても
グローバルリーダーとしても大事な言葉。
・ホモ・サピエンスは基本一万年前から大して進化してない。厳しい自然と文明発生前の殺し合いビレッジライフがあたりまえ。メンタルヘルスなどよりも、生存そのものが優先される時代であるので怒りやフラストレーションなど、ネガティブな感情に敏感になるようにできてるし、忘れにくい。
❼補足説明2:フィードバック
自己分析をやるなら、一人でやることはオススメしません。二人以上でフィードバックし合う方がヘルシーです。ここでいうフィードバックは、「良し悪しを評価」することじゃありません。そもそもこれは「尊重されるもの」だから。
尊重したいために、
「どういうことか」を理解したいので →
・それは本当かな?
・例えば?
・逆にそれの真反対はどんなの?
・他にも関連してるのありそうだけど?
「なぜ」を理解したいので →
・論理のヒヤクにツッコミをいれる。
・「なぜ」がわからないときの多くは、「どういうこと」がわかってないときの方が実は多い。
こんなの別に、学生同士でやらなくてもいっか。大学生なら無料でプロの力かりれるもんな。「自分が何者かを考えたい。短い大学生活の時間をどう使うかを考えるためにも、自己分析したい。フィードバックうけれる環境を整えたうえで。」って、キャリアコンサル訪ねるのはめちゃくちゃありだと思う。大学1年生からそういうの利用してる人いっぱいいるし、企業側もそういう学生の存在を歓迎してる。
❽このnoteで一番後押ししたい人。
・多くの踊り子さんは
こんなこと考えなくていいと思います。
やってみたいと思って、チームに入った、踊りはじめた。やってみたら楽しいから続けてる。それが最高だと思います。
・意思決定をする人は
必要に迫られてからでいいので
【自分の環境要因に紐づけて】【自分にとって大事にしたいモノ】を語れるようにすることをオススメしてます。
・このnoteで一番後押ししたい人は
✅何かを変えたい!と思ってる人。(何を残すかを明確にすると、それ以外ぜんぶかえてもいいと思えますよ。)
✅思考が整理されてないからか、幹部内のミーティングで意見が反映されない人。(まずは、これだけは尊重してほしいってものを見つけたらどうでしょう。)
✅チーム外の「大人」からの期待と、踊り子の満足との間で板挟みになって、勇気ある決断ができなくなってる人。(「前例」や「ベキ論」や「期待」や「責任という幻想」ではなくて、「自分の本音」を一度幹部の一人に話してみたら?又は、もう「自分の本音」がわかんなくなっちゃったって弱音をはいてみたらどうでしょう?)
✅スケジュールに忙殺されるだけになってる現状の異常さに気づいてる人。(それ、異常ですよ。あなたのその感覚、絶対まちがってないです。絶対に。)
〜☘❾まとめ☘〜
・「何を大事にするか」というギロンにおいて、チームの前例やベキ論を語れても、人はついてこない。自分起点で、なぜやるのか(=どんな価値観を満たされたいのか)を語れたときのみ、人は巻き込まれてくれる。
・なぜやるのか(=どんな価値観を満たされたいのか)は、「強烈にイヤ」の真反対。「強烈にイヤ」は「環境要因」と向き合う中でみつけやすい。
・ひとりでがんばっちゃだめよ。
がんばるときは2人以上が鉄則!
へこたれるときもね。
➓さいごにエールを。
映画『イエスタデイ 』より。
幸せに生きるコツはシンプルだ
好きな女に好きだと伝え
ウソをつかずに生きることだ
You want a good life? It’s not complicated. Tell the girl you love that you love her. And tell the truth to everyone whenever you can.
その他、参考:
「環境要因」という言葉はこの本で知りました↓
平成の義務教育・高校の中で育った今の大学生が身につけてしまっている〝癖〟について、見事に言語化されてます。この本を読んで以降、尊重するものと議論するものを、より意識して区別するようになりました。↓