安全圏から踏み出す一歩の重み (22/365)
安全圏もしくはコンフォートゾーンという考え方があります。安全圏は文字通り自信を持って安全に過ごせる範囲です。仕事で言えば、ある程度経験も評価も伴い中堅として活躍できる段階と言えます。
しかしながら、さらなる成長を望むなら、安全圏から踏み出すことが必要です。アンコンフォートゾーン、もしくはパニックゾーンと呼ばれる領域に一歩踏み出すことは、不安や恐れを伴うものです。
安全圏を踏み出して成長していく過程を簡単な図に表してみました。①は自身の出発点を表しています。
最初自身①は安全圏で活動しています。安全圏を①を囲む〇で表しています。赤い★は、新しい気付きを与えてくれる人です。この人と出会い、学ぶことで自分の新しい可能性を発見し、勇気を持って一歩を踏み出します。これが赤い→です。この行動にともない、いつしか自分②の安全圏は赤い〇に拡大しています。
さらに経験や交流を拡大し、青い★の人と出会い、学び、挑戦して自分③の安全圏は青い〇に拡大し・・・
こうやって表現してしまうと、身も蓋もないのですが、自分のこれまでの経験を振り返ってみればこういう段階的な成長を無数に重ねているのが成長であり、人生であると気付きます。
以下のような人生のイベントでどんな感情を持ったか。どう行動し結果はどうだったか思い返してみてください。
新入学で迎えた最初のホームルーム
部活の体験入部
就職後の新人研修の初日
新しい職場への異動
彼女のご両親へのご挨拶の当日
転職
起業
いかがですか?我々は人生の様々な局面で、安全圏から一歩踏み出す勇気を何度も体験してきています。そして、しばらくすると緊張感は薄れそこが安全圏になっていくあの感覚も。
人間は本能的に安定を求めるらしいので、ともすれば安全圏に留まりがちです。ですから自身の成長を願うなら、意図的に成長機会、安全圏から踏み出す機会をつくることが大事です。
計画的偶発性というキャリア理論の考え方があります。先の図で言えば、新しい気付きをくれる★との出会いを増やすように行動してみるということです。
最初の一歩を踏み出す勇気があれば、何とかなるものです。自分の適応能力を信じて前に進みましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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