動き出したGoT(略
2年前2020年の秋、”観光資源活用担当”という仰々しい肩書きを頂いていた僕は、「コロナ禍からのV字回復の観光施策」を考えていました。
今から振り返ると「いやいや…」と笑うしかないけれど、当時はここまで感染症の影響が尾を引くものとは思っていなかったというのが正直なところです。
翻って現在、感染者数が日々の報道から消え、全国旅行支援が始まりましたね。
プロモーションを担当(自分で言ってるだけだけど)している伝統文化「相馬野馬追」も、平将門繋がりで所縁のある坂東市将門まつりに参列することが決まり、船橋競馬場でのPRイベントや大井競馬場、東京競馬場など、各地でのイベントが動き始めています。
ツアーじゃなきゃダメだとか、決められた国だけだとか、色々制限のあったインバウンドも再開して、なんか観光業界にようやく追い風が吹き始めているような気がしますね。
ただ、ここまでの2年以上で、ボロボロになった観光・旅行業界が、いきなり元通りになるとは思えないし、どうしても「マスク着用はまぁ…必要だよね」みたいな空気はあるし(屋外、No密なイベントでも)、中々急に施設投資や人的投資はリスキーで二の足を踏むんじゃないかな、とも考えています。
そんな中で、地方自治体として出来ることは、「まだかよ…」と思われても良いので、土台を固めることなんじゃないかな、と思います。
営業ツールを揃える、地域の事業者に聞き取りをする、インフラ関係の事業者と連携をする、そしてしっかり営業をする。
交付金や補助金があるからといっていきなり飛び道具に殺到したとして、うまくいかないでしょう。
(足腰ヨボヨボのおじいちゃんがイチローのバットを持ったってヒットは打てませんよ、という例えであってる?)
さて、そろそろ自治体は来年度の予算要求時期に入ります。
イカのオブジェは作らないにせよ、この過渡期に、色んな自治体が色んな施策を考えて表に出てくるので、楽しみにしようと思います。
(自分とこのもキチンと考えますが)