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映画「かづゑ的」ハンセン病療養施設で生きる美しい女性の記録①・経営日記2024年3月18日

東京から、おはようございます。2024年3月18日月曜日です。
米国公認会計士、アパレルオーナー、ヨガインストラクターのさやかです。毎日の会社経営日記を書かせていただいています。
今朝は朝ヨガ練習し、自宅兼オフィスで業務開始しました。
今の気分は「根を張っている」です。落ち着いて悠々とした気持ちです。
今週のヤマ・ニヤマ:「サント―シャ」自身にとっての要不要を知って穏やかに過ごしていきたいです。

本日のスケジュールは下記のとおりです。
午前  5時~ヨガ自主練習
         5時半~デスクワーク(本書き、メール対応、スケジューリング)
         7時~9時オンライン学習2時間
   10時~1型糖尿病の方へのインタビュー&記事まとめ
         11時半~MVC週次MTG
午後  オンライン学習1時間
   14時支払関係
   16時GM週次MTG
 夜  自宅で過ごします

昨日は映画館「ポレポレ東中野」で「かづゑ的」という映画を見てきましたので、感想を書かせていただきますね。
(書いていて非常に長くなってしまいましたので、分けて投稿します)

この映画のことを知ったのは、こちらのnoteのおかげです。

noteを書いていたから、おすすめに出てきて知ることができました。
またポレポレ東中野はミャンマー関連の映画も上映していて、ずっと以前から行ってみたい、見たい映画のある映画館でした。
夫を誘って一緒に見に行きました。
生きることの希望をたくさんいただけて、大切なインプットになりました。

映画『かづゑ的』公式サイト (beingkazue.com)

こちらのnoteを見つけてまず思ったのは、前からずっとハンセン病についてどんな病気なんだろう、どんな歴史があるんだろうとずっと勉強したいと思っていたことを思い出しました。行ってみたいと思っていたポレポレ東中野での上映だということも手伝ってとても興味を持ちました。
今、胚移植を受けて、判定日までの9日間を過ごしているわたしにとって命について考えるきっかけを与えてくれるのではないかとも思いました。
この日は結婚1周年記念を、数日遅れたけど夫とお祝いすることにしていたので、夫婦で一緒に見に行けるということもとても良かったです。

上映中の2時間は何度も涙がこぼれました。
映画が始まり、数分~30分くらいは、かづゑ的世界観をインストトールする時間です。インストールが完了すると、かづゑの視点で世界を見始めるようになり、自然に涙が出てしまいます。「かわいそう」とかではなく、かづゑの気持ちになって泣いています。


「かづゑ的」映画について、公式サイトより引用します。

「私、みんな受けとめて、逃げなかった。」

瀬戸内海にある国立ハンセン病療養所、長島愛生園。

宮﨑かづゑさんは10歳で入所してから約80年、ずっとこの島で生きてきた。病気の影響で手の指や足を切断、視力もほとんど残っていない。それでも、買い物や料理など周囲の手を借りながらも自分で行う。

「本当のらい患者の感情、飾っていない患者生活を残したいんです。らいだけに負けてなんかいませんよ」と力強く語るかづゑさん。患者同士のいじめに遭い、つらかった子ども時代。家族の愛情と、たくさんの愛読書が、絶望の淵から引き上げてくれた。そして夫の孝行さんと出会い、海沿いの夫婦寮で自然とともに暮らしてきた。

かづゑさんはいつも新しいことに挑戦している。そしてどこか可愛いらしい。78歳のときにパソコンを覚え、84歳になって初の著作となる『長い道』(みすず書房)を出版。類まれな表現力で日常を瑞々しく綴り、版を重ねている。

90歳も半ばになったかづゑさんは言う、「できるんよ、やろうと思えば。」

映画『かづゑ的』公式サイト (beingkazue.com)

①ハンセン病とは

ハンセン病は「らい菌」によって引き起こされる感染症であることから以前は「らい病」と呼ばれていました。

ハンセン病(ハンセンびょう、Hansen’s disease, leprosy)は、抗酸菌の一種である癩(らい)菌 (Mycobacterium leprae) の皮膚マクロファージ内寄生および末梢神経細胞内寄生によって引き起こされる感染症である。

病名は、1873年に癩菌を発見したノルウェー医師アルマウェル・ハンセンに由来する。かつての日本では「癩(らい)」、「癩病」、「らい病[注釈 1]」とも呼ばれていたが、それらを差別的に感じる者も多く、歴史的な文脈以外での使用は避けられるのが一般的である。その理由は、「医療や病気への理解が乏しい時代に、その外見や感染への恐怖心などから、患者への過剰な差別が生じた時に使われた呼称である」ためで、それに関連する映画なども作成されている。

感染経路は、癩菌の経鼻・経気道よりのものが主であるが、他系統も存在する(感染経路の項にて後述)。癩菌の感染力は非常に低く、治療法も確立した現状では、重篤な後遺症を残すことや感染源になることはないものの、適切な治療を受けない・受けられない場合、皮膚に重度の病変が生じ、他者への二次感染を生じることもある。

2018年の世界保健機関 (WHO) による統計では、世界におけるハンセン病の新規患者総数は、年間約21万人である。一方で、日本の新規患者数は年間で0 - 1人に抑制され、現在では極めて稀な疾病となっている[2]。ハンセン病はWHOにより「顧みられない熱帯病 (NTDs)」に指定されている[3]

ハンセン病 - Wikipedia


②わたしたちは「老い」「病」「死」を感じさせるものを遠ざける本能がある

私たち人間には、老い、病い、死を感じさせるものを遠ざける本能があると実感しています。年の割に若く見える人や、健康的な暮らしをしている人を羨ましく感じたり、逆に病気や障害などによって、弱者とされるような人を見ると、自分はそうなりたくないと感じてしまうのが本能ではないでしょうか?
驚くべきことに人間は誰でも死にます。
みんな死ぬことは怖いです。
ですから、死に向かう病気や障害、老いは怖いです。
日々そういったものを感じないように生きていこうとしてしまいます。
それは人間の弱さです。その弱さによって、皮膚や手足や目などに症状の出るハンセン病の患者さんたちに対する差別に繋がったと思います。
病気を理解すれば、感染力が弱く、近年では治る病気になったハンセン病患者さんたちを差別する理由は全くないです。

(続きます)

今日もお読みいただいてありがとうございます。
それではみなさま今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。