経営日記2023年10月10日・ヨガ哲学「アヒンサー(非暴力)」
ヤンゴンから、おはようございます。2023年10月10日火曜日です。
今朝は夫と車で通勤しました。
今の気分は少し重みを感じています。水分が多いような湿気を含んだ空気が肩に乗ったような感覚。
本日のスケジュールは下記のとおりです。
午前 ヨガ自主練習
9時~停電なのでカフェデスクワーク
(shelivesherと縫製ショップはりこのEC更新)
午後 1時~クライアント業務社内MTG
各種支払関連
4時~自転車ショップ
夜 自宅
今日は、ヨガ哲学のひとつ、「アヒンサー」を紹介します。
ヨガはポーズの練習、エクササイズのようなものをイメージされる方が多いと思います。実際は練習や勉強を深めていけばいくほどそうではないということがわかります。
ヨガはもっと多面的に人の暮らしや人生を豊かにする指針のような役割を持っています。そのために推奨されている実践方法を紹介したいと思いますが、その一つがアヒンサーです。
ヨガ哲学の八支則の中に、ヤマ・ニヤマという考え方があります。
「ヤマ」は行ってはならないこと、
「二ヤマ」は行うべきこと、を意味します。
アヒンサーはヤマの5項目の中の最初の項目となります。
アヒンサーという言葉はサンスクリット語で、サンスクリット語では「ア」とは否定を表します。「ヒンサー」は暴力という意味になります。
アヒンサーは、つまり「は非暴力」英語では「non violence」を意味します。
アヒンサーの実践で有名な方と言えば、インドの指導者マハトマガンディーやアメリカの公民権運動のキング牧師などが挙げられます。
暴力に頼らない抵抗活動が非常に有名です。
ミャンマーでも2021年2月にクーデターが起きた時に市民たちは非暴力的な方法で軍に抵抗を試みたという事実があります。その際にもマハトマガンジーの非暴力の考え方を踏襲したと思われますし、ミャンマー市民が敬愛する民主化の指導者のアウンサンスーチーさんも、非暴力の考え方を非常に勉強していたそうです。
アヒンサーの実践は想像するよりも難しいです。
殺生を行わないこと暴力を振るわないこと、単純にこのことは実践ができると思います。「ヒンサー」とは「痛みを引き起こす」ということが語源になっているそうで、これは他人や周囲に対してというのはもちろんのこと、自分に対してというのも当てはまります。
例えばあまり体調がよくないのに無理をして運動する・・これは自分に対して痛みを引き起こしていることになり、アヒンサーーに反していることになります。本当はやりたくないと思っているのに、自分の本当の気持ちに蓋をして我慢し続けることもアヒンサーに反するでしょう。
依存物質に頼り続けることも同様。私は過去にお酒に依存しそうになったことがありました。幸いはヨガの練習や哲学の実践により、依存のループから抜け出すことができました。
(アルコール依存からの脱却のお話についてはまた別の機会に)
自分に対しても痛みを引き起こさないことを実践するのは、今日の社会では実は難しい事が多いかもしれません。
また暴力というのは物理的なものだけではなく、言葉の暴力や表現の暴力なども含まれるので、お仕事の同僚や家族友人に対して、相手の方に対して暴力的な言動をしていないかということを省みることも大切だと思います。
ぜひアヒンサーを実践してみてください。
ヨガ哲学を実践することもヨガの練習の一つです。
それではみなさま今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。