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鎌倉のすべての事業者を認定事業者に!【鎌倉サーキュラーアワード事業者部門 認定委員 懇話会

こんにちは!面白法人カヤック長谷川裕子です。鎌倉サーキュラーアワード事業者部門のファシリテーターをつとめています。

8月某日の夜、鎌倉市内で事業者部門の認定委員のみなさんと実行委員長のSFC田中先生、ファシリテーターの青木さんと長谷川の7名で懇話会が開催されました。なごやかな雰囲気の中、鎌倉のごみ減量や資源循環について熱く語る会となりましたのでレポートをお送りします!

最初に認定委員のみなさんをご紹介します。

まずは、鳩サブレーでおなじみ、豊島屋の代表、久保田さん。

株式会社豊島屋代表取締役社長、鎌倉商工会議所会頭
久保田 陽彦さん

1959年鎌倉生まれ、1983年慶應大学卒業、一般企業を経て1987年豊島屋入社、工場勤務後、本店長、常務、専務を歴任し2008年代表取締役社長に就任。おいしい和菓子の他、鳩グッズを考案するアイディアマンでもある。2013年鎌倉海水浴場のネーミングライツを取得しながらも愛着のある海岸の名前をそのまま残し話題となる。鎌倉商工会議所の会頭でもあり、鎌倉のために尽力を尽くしている。

材木座にあるナカムラ生花の代表、中村さん。

鎌倉商工会議所 副会頭、有限会社ナカムラ生花 代表取締役
中村 悟さん

1961年鎌倉市生まれ。1948年神奈川県鎌倉市材木座で創業の生花店の三代目として引き継ぎ、現在に至る。生花店経営の傍ら、鎌倉商工会議所をはじめ鎌倉市観光協会や鎌倉法人会など地元の諸団体の要職を歴任し、また花業界団体でも活躍中。日本青年会議所生花園芸部会第12代部会長。国家検定 フラワー装飾1級技能士。

井上蒲鉾店の代表、牧田さん。

株式会社井上蒲鉾店代表取締役 鎌倉市芸術文化振興財団理事長
牧田 知江子さん

鎌倉生まれ鎌倉育ち、海に囲まれ海に護られたこの地で海の恵み、魚を原材料とした生業を続けてきました。江戸期まで続いた日本の伝統的な循環 型の社会システムがなおざりにされ、待ったなしの危機的な環境変化に直 面した今こそ、豊かな自然環境により育まれた多様な産業、文化を、次世代に引き継いでいく為に、心を合わせて、市民の皆様、多くの事業者と共に、実効性のある行動を起こしていきたいと思っております。

鎌倉市内でレストランや不動産事業を展開する千里の代表、湯澤さん。

株式会社千里 代表取締役、面白法人カヤック 顧問、公益財団法人鎌倉能舞台 評議員
湯澤 大地さん

1967年生まれ。2003年、認定NPO法人鎌倉てらこや設立に携わる。2007年に内閣府認証NPO法人全国てらこやネットワークを設立。2011年、復興支援事業大船to大船渡を立ち上げ、2019年に鎌倉市制80周年事業大船夜市を立ち上げる。

事業者部門では、上記4名の認定委員のみなさんと実行委員長のSFC田中先生、総合審査委員長の松尾市長の6人で認定を行ないます。

そもそも、事業者部門とは...?

鎌倉に本社・支社を置く事業者で、経営改善や効率化(各種ロス削減やサービス向上など)の取り組みから「ごみ減量」の成果が生まれているもの、社内外の取り組みで事業系ごみを持続的に減らしている活動などを幅広く募集し、委員会の確認を経て認定します。

実行委員会で用意した「取り組みリスト」にチェックを入れ、その中の2つ以上の項目について数値化の取り組み状況を「取り組み入力シート」に入力して提出していただきます。認定された事業者には認定証、認定ステッカーをお渡しし、認定事業者マップを作成したり、全部門の応募者とのコミュニケーションができるギャザリングイベントへのご招待なども予定しています。

取り組みリスト(一部)


取り組み入力シート(一部)

懇話会はにぎやかな雰囲気で始まりました。中でも鎌倉市民カーニバルでの久保田さんの仮装についての話題で盛り上がり、鎌倉サーキュラーアワードの認定式では、ごみをリサイクルして作ったコスチュームでみんなで仮装し表彰しようというアイデアも...!(実際には行ないません...!)

実は、鎌倉市の事業系一般廃棄物の処理手数料は、これまでの「10kgあたり250円」から、来月の2024年10月1日に「10kgあたり400円」へ変更されます。懇話会では、この料金改定の話題にも触れ、市内の事業者がごみ減量に取り組む良いきっかけになるのではないか、と話されていました。

今回のアワードの事業者部門では、ごみ減量の取り組みを単に申請するのではなく、その取り組みを数値化して提出していただきます。実行委員会として、ごみを減らすことが単なる良いことやってますよね!ということで終わらず、コスト削減や資源としての利活用を通じて売上増加につながることを具体的に数字で示すことで、より強力に推進できたり、周囲の事業者のみなさんに良い気づきとなると考えている、ということを共有しました。

認定委員のみなさんのお話を伺っていると、鎌倉のお店では、以前から当たり前のように行われてきたサステナブルな取り組みがたくさんありそうです。例えば、魚のアラの回収や油のリサイクル、井戸水の活用などなど。これまでそれぞれのお店が、あえて外に発信することでもないと思っていたようなことが、今回のアワードを通じて見える化し、外部に共有されることで、他の事業者の方にとって新たな気づきになるのではないか、と感じました。

申請のための取り組みリストを公開したことで、実は気づいていなかったけれどすでに行なってきていたごみ減量の取り組みに気づいたり、これならできそう!という新しい取り組みに気づく第一歩にできたら、と考えています。

そして将来的には、鎌倉のお店なら誰もが認定されている状態、すべてのお店がごみの減量や資源循環に取り組んでいるまちになりたい、という展望を共有して、懇話会は終了しました。

事業者部門は9/10(火)まで受け付けています。みなさんの駆け込み応募、お待ちしております!

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