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第1回鎌倉サーキュラーフレンズギャザリングを開催しました! 

2024年12月16日(月)、面白法人カヤック「みんなの会議棟」で、第1回鎌倉サーキュラーフレンズギャザリングを開催しました! 司会は、鎌倉の新しいハブ「関係案内所はつひので」の小林ななみさんと藤原皓平さんのお二人にお願いしつつ、「5分×10名の楽しいピッチ」「サーキュラーフード」「サーキュラー音楽」の3つのコンテンツで、これからも続けていける新たな「コミュニティ・ギャザリング」のスタイルを開発できたように思います。

10組の楽しいピッチで盛り上がった約50名ほどの参加者の皆さん
メグルーのリユース(リターナブル)食器でケータリングされた地域食材のサーキュラーフード。「関係案内所はつひので」の小林ななみさんと藤原皓平さんと私


古いテナーサックスを3Dプリンタ等で修理しまくったものでちょっとだけ披露した余興

フードが土と身体をつなげる「フロー」の循環だとしたら、楽器は時代を継承する「ストック」の循環かもしれません。古い音楽と古い楽器はむしろ、「良い音を求めたら、中古楽器に行き当たり、誰かが使い終えた楽器を継承していたら、結果、自然と物質が長く使われることになり、ごみにならない」という文化があります。これが、「ものを長く使う」ロングライフデザインのひとつのありかたとして、他のジャンルにも参考になるといいかな‥‥と思ったりします。

「食」と「音楽」だいじですよね。市民の部、スタートアップの部、事業者の部を、ぜひ「文化」で柔らかく包んでいくようなコミュニティにしていきたいと思っています。

また来年もやりましょうね! 鎌倉サーキュラーアワードは、「表彰して終わり」ではなく、コミュニティになっていきます~。

さて、ギャザリングパーティーに、今回は、横須賀から、茅ヶ崎から、横浜からもたくさんの方が駆けつけてくださったこともハイライトでした。そんななか、終わってからも「鎌倉市」だけでは終わらない、「圏域」としての広がりの議論をずっとしていました。

資源循環、サーキュラーの範囲、そしてコミュニティの開放性と一体感のありかたをずっと考えていると、「自治体の境界」だけに留まらない、「圏域」ということをすごく考えさせられます。

「三浦半島」「湘南」「相模湾」・・・・「鎌倉」だけに留まらない広がりのある圏域はたくさんあります。それぞれに、言葉の範囲には諸説あり、アイデンティティがあります。そのことはすごくリスペクトしています。

そんななか私は、最終的には「自然のコモンズを緩く共有していること」が未来の圏域のキーになるような気がしています。

「流域」という概念があります。川や海でつながっていること。これは、自治体をつなげるひとつの鍵概念です。今年は、海洋プラスチックごみ削減のため近隣8市が連携し、清掃活動が実施されました。

https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kisya/data/2024/20240425.html

それを少し広げると「湾(相模湾)」になっていく。
そして平塚・茅ヶ崎のあいだくらいにある「相模川」をのぼっていくと、厚木市を超えて相模原市へとつながっていきます。

川や海、湾のありかたから自然のつながりをもう一度よく読みながら、未来のわたしたち自身のコモンズのありかたを考え、それを中心に「循環」の「圏域」を再考していく。それが、コミュニティの開放性と一体感を同時にかたちづくっていくことにもなる。

そんなことをギャザリングパーティーのあともずっと考えていたのでした。

いずれにせよ、今年は、鎌倉サーキュラーアワードのはじまりの年。みなさまには大変お世話になりました。この流れをこれから来年も、さらに育てて、文化にしていきたいと思います。

ぜひみなさまも、楽しいサーキュラーライフ(循環者スタイル)を。
年末年始もお体にお気をつけてお過ごしください!

では~

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