野球殿堂について、改めて考える
どうも。
世間でいう「あけおめことよろ〜」な時期もとうに終わり、あと少しでキャンプが始まるような季節になる。
今回は長文を煮詰めてしまった都合上、更新が非常に遅くなって申し訳ない。
そんな中、毎年恒例の野球殿堂入りが発表されており、今年はプレーヤー表彰2名(高津監督、山本昌さん)と特別表彰1名(東海大創設者・松前重義さん)の計3名だった。
ちなみに、エキスパート表彰もあるが今年も受賞者はいなかった模様。
しかしながら、近年は殿堂入りすべき選手がなかなか殿堂入りできないという事情もあるため、今回はそこを掘り下げていく。
※サムネは公式戦引退登板時の山本昌さん。ブレブレな後ろの捕手は桂選手。
どうしてあの選手が殿堂入りできないのか
助っ人外国人は不利なのか?
NPB史上最強クラスの助っ人外国人ランディ・バースは、今年も殿堂入りできなかった。
それも規定に4票届かなかったからだ。
とあるニュース記事で見たが、バースはエキスパート表彰で10年連続落選という笑えない事態になっており、毎年のように「来年こそは殿堂入りを」と言われるのが常である。
また、ベイスターズ監督時代に日本に帰化した名球会選手アレックス・ラミレスも、プレーヤー表彰ではあるものの「来年こそは殿堂入りを」と言われる。
ちなみに、外国人選手の殿堂入りはヴィクトル・スタルヒン、若林忠志さん、与那嶺要さん、呉昌征さん、王貞治さんの5名のみ(抜けていたらごめんなさい)。
しかし、スタルヒン(無国籍)と王さん(中華民国籍)の2人は現在の基準だとドラフト対象の日本人枠となる。
また、若林さんと与那嶺さんは日系ハワイ人、呉昌征さんは現役時代に台湾から日本に帰化しており、助っ人外国人の殿堂入りは実質ゼロである。
かと言って、日本人じゃないと殿堂入りできないかというと…
日本人もなかなか殿堂入りできず
落選の現実は日本人にも降りかかる。
名球会選手ですらずっと殿堂入りできないことも珍しくない野球殿堂は、一部のファンにとってモチベーションにならないかもしれない。
彼らが選ばれない理由は割と簡単で、「所属チームが地味だから」と「選手のイメージ」である。
イメージで選ばれるのはともかく、所属チームの問題となるとどうにもならない。
ちなみに、一度でも犯罪で逮捕されると殿堂入りの候補から外れることになる…と思われがちだが、エキスパート部門の候補者を見ると意外にそうでもなかった。
それなのに、犯罪歴がないはずの藤田平さんは阪神OBなのにも関わらず嫌われすぎである(今回は達川さんと同じ6票で足切り回避も、その下には3票で足切りされた和田豊さんしかいない)。
殿堂入りできない選手への救済案
ふたつの救済案
殿堂入りの救済についてもいろいろあるが、個人的に挙げるのは2つ。
球団別の殿堂を作る
野球殿堂にも選考委員会を作る
いろいろ悩ましい部分もあったが、この2つなら割と現実味ありそうな気がしてしまう。
まず、1番の案はMLB球団のようなスタイルだ。
いろいろな意味で揉めてしまいそうだが、その反面予想するのも割と楽しくなるだろう。
現行12球団はもちろん、近鉄を加えた13球団でもいいだろう。
また、こちらは2018年12月にnumberの記事となっているが、肝心の作者が広尾晃なのでちょっと心に引っかかる…まあいいか。
2番の案に関しては、アメリカでいう「ベテランズ委員会」としてエキスパート部門に導入してもいいと思う。
記者の投票だけに頼らないシステムが、そもそも日本に導入できるのかは…沢村賞という前例があるから不可能ではなさそうだ。
おわりに
文章がかなり長くなってしまったが、とにかく野球殿堂を改革していかなければ、今後も野球殿堂は盛り上がりにくくなってしまうだろう。
野球殿堂がそこまで知られていない現状ではどうも物足りないように感じてしまうため、改革は大事なことだと考えているが…どこに言うべきか悩んでしまったためnoteに書いたのだ。
そして、この長い記事を最後まで読んでいただいた皆様に感謝するとともに、締めの言葉とする。
それでは、また!
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