日記
9/23(水)
酒蒸し法で酒蒸しをつくる。なすとにんじんを適当に切って、しめじを適当にぶちこみ、塩をまぶしたカットもも肉とともにフライパンに入れて酒と水を張って中火でふたするだけ。適当に作ってもなんとかなる。味のフックがないので、次にやるときは醤油とかを最後の工程で入れたい。
火曜日に買った『短歌研究』10月号をすこし読む。
原稿の締め切りがこの日だったが、締め切り通りに提出することができた。学生だったときは平気で締め切りを伸ばしまくったことを思い出す。もちろん、締め切りなんてバッファを設けて言われているはずだとは思うのだけど、ちゃんと守れると気分がいい。一方で職場での締め切りは守れるものと守れないものとはじめから守れるわけないじゃんと思っちゃうものとある。むずかしい。
9/24(木)
通勤中になんとなくこの歌を思い出す。
風速を平均したら4ノット もらった梨と買ってきた梨/土岐友浩『Bootleg』
最近あんまり見ないタイプの歌だと思う。フレーズのわずかな叙情性が、定型と、関連の薄そうな上下のつけ合わせによって振幅を増す感じ。梨と風速の取り合わせは心地よい。「もらってきた/買ってきた」という分類と、「平均」という算術が構造としてほんのり近いのかもしれない。
これを引用しながら、土岐さんからのLINEをスルーしてることを思い出した。内容は知ってて対応済みなのだけど返信するのを忘れてた。そういうこともある。
通勤しながら、線路の脇に箕面ビールのヴァイツェンの空き瓶が転がっているのを見た。クラフトビールの瓶をポイ捨てするひともいるのか、となんだか意外におもった。スコッチウイスキーの空き瓶がポイ捨てされてたらもっと驚いたけど、でも確かにビールなら外でも飲み切れるしな。けどなんかやっぱりもったいないな。どこで瓶の蓋を開けたのだろうか。
「はんこ使用廃止」がTwitterでトレンド入りしている。テレワーク導入前の職場では、図面の設計変更の承認がバーコードで電子承認されるのだが、電子承認にたどり着く前に印刷してはんこをもらう必要があった。設計変更の書類は50枚ほどにかさむこともあり、一度差し戻されると修正して印刷し直すはめになる。そうしてやっとのことではんこと電子承認をもらったあとに、それをスキャンして品質保証部へ問い合わせメールをつくり、アポイントを取るのだが、ここで承認をもらうのが非常に難しい。さまざまなデータや理屈を準備してのぞんでも、書類の些末な記述などについて指摘され、再承認にいく必要が生じる。もちろん、再修正した書類は再度印刷して上司のはんこをもらう必要がある。電子承認済みだからとはんこ無しの状態で臨むと「適当な仕事をするな」と怒られたことがある。
コストダウン案について打ち合わせをする。コストが100円下がると、年間で1000個売れるものであれば100000円の利益になる。コストダウンはやればやるほど自分の仕事が数字に見える形ででてくるから好きだ。今回の案は、ある系の経路を大幅に見直すことになるのだけど、コストメリットは大きそう。何より、あまりよくわかっていない系について勉強するいい機会になる。素人目にはできるかもしれないと思ったけど、どうなるか。まあ無理だったら元に戻せばいい。日程的にしんどいのだけがつらい。
帰宅して、余ってる鶏肉を消費したかったから照り焼きをつくった。
なんと手抜きな。でもここにマヨネーズかけてご飯に載せるだけでおいしかった。彩り的にはきのことかピーマンを入れたらよかったかも。再チャレンジしよう。味付けは醤油:酒:砂糖=2:2:1。肉がレシピの倍量あったから味付けも倍量必要かと思ったけど、とくに必要なかった。酒蒸しをやるためにパック酒を買ったので料理酒の代わりにそちらを使ってるのだが、料理酒の方がいいんだろうか?悩ましい。
明日は有給だ。有給の前の日にばかみたいに飲んだりしないのはいいことだ。料理したいという意思のおかげかもしれない。お酒は2缶飲んだけど。すごく眠くてうとうとしている。そういう日もある。
9/25(金)
有給なのに5時半に目が覚めて、日記をぼんやりと書いている。外からは雨が降っているような音が聞こえる。一番星歌会の参加者が増えているか確認して、そんなに増えていないことがわかる。このままいくと中止やね。そのときはそのときで土曜日を楽しく過ごしたいからいい。ひとつの選択肢に賭けすぎず、いつもオプションを用意しておく、そういう風に生きてきた気がする。それは期待しすぎないということでもある。期待から生まれるものは達成されたときの喜びや充足感よりも、達成されなかったときのがっかりや失望の方が大きい。
今日は妻も仕事が休みなので、ふたりで出かける。どこに行ってもいい。雨が降っていてもいい。いい一日になるとおもった。
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